カテゴリー別アーカイブ: エクセルダッシュボード基礎技術

関数をマスターする10~順位付け関数~

今回は数字の順位付けを行う関数を解説します

これらの関数は意外な使い道があり、例えば以下の様なグラフでも活用しています(実は2つのグラフを組み合わせています:詳細

1.最大値(MAX関数関数)と最小値(MIN関数)を抽出する

MAX関数は参照範囲から最大値を抽出します

=MAX(参照範囲)

MAX関数

MIN関数は参照範囲から最小値を抽出します

=MIN(参照範囲)

MIN関数

2.上の順位(LARGE関数)、下の順位(SMALL関数)で抽出する

LARGE関数は参照範囲から、指定した順位の値を抽出します

=LARGE(参照範囲,順位)

下の画像では、LARGE関数の参照範囲としてC列の点数が記入された範囲を指定し、順位としてはE7セルに記入されている「2位」からLEFT関数にて「2」を抽出して指定しています

LARGE関数

SMALL関数は参照範囲から、指定した順位の値を抽出します

=SMALL(参照範囲,順位)

SMALL関数

<まとめ>

今回は、最大値などの順位付けを行う関数を解説しました

今回解説した関数は単独ではあまり使用機会が少ないですが、他の関数との組み合わせにより有効活用できますので知っておくとても便利です

次回は関数の検証機能について解説します

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関数をマスターする11~エクセル数式検証・機能

エクセルダッシュボードでは関数の中に関数を組み込む(ネスト)機会がとても多くなります

つまり、関数の結果を直接的には検証できないことになります

下の画像のようにINDEX関数の中にMATCH関数を使用しているケースなどは典型です

こんな時に”東京”という出力結果が想定した結果でなかった場合には

INDEX関数が悪かったのか?

MATCH関数が悪かったのか?

が分かりません

そんな時に、MATCH関数を書き直すところから検証を行っていたら非効率です

キャプチャ2

そんな時には数式タブにある”数式の検証”機能を使いましょう

この機能では、段階的に数式の内容を表示してくれます

下の画像は検証画面を開いた状態です

ここから黄色の印をつけた「検証」を押してみます

すると、MATCH関数の中味の一部が表示されます

更に、「検証」を押してみます

今度は、完全にMATCH関数の中味が表示されます

そして、もう一度「検証」を押すと完全に数式の中味が表示されます

このように、数式の検証・機能を活用すると段階的に数式の内容を表示してくれるので、数式の検証が行いやすくなります

関数を組み合わせている場合などは、とても便利なのでぜひ活用してください

詳細は動画にて確認できます

次回は特殊フォントついて解説します

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イラストのようなフォントを使いこなす

今回は無味乾燥な表にメリハリとパンチを付け加える小技を解説します

下のGIF画像のGoodマークBadマーク、実はイラストでなくてフォント、つまり文字なんです

フォント

こちらは特殊なフォンをエクセルダッシュボードに組み込んでいるのですが、これは下の画像の表から抽出する仕組みになっています

キャプチャ1

数式バーにDDと入っていて、おや?と思われる方もいらっしゃると思いますが

これWingdingsっていう、れっきとしたフォントなんです

どこから引っ張るかというと、”挿入タブ”から記号と特殊文字を選んでください

次の画面が出たら”フォント”のところから選べます

キャプチャ2

どれもとてもキャッチ―なので、無味乾燥な表にメリハリを付けるのにとても便利です

ちなみに下のお天気マークは”Webdings”っていうフォントから引っ張りました!

キャプチャ3

ちなみにWingdingsには2と3もあります

イラストのようなフォント!、一味違う資料作りをするのに、ぜひ活用してください!

次回はタイムラインについて解説します


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タイムライン&スライサー

ピボットテーブルはエクセルの重要スキルの一つです

この機能を使いこなせば集計は様々な切り口で行えます

但し、集計の切り口を瞬時に切り替えるのは少々面倒です

実はエクセルには”タイムライン”と”スライサー”という機能があり、この2つを使えば、瞬時に集計の切り口を変えられるようになります。そして何よりエクセル画面の見た目がとても楽しいものになります

今回はタイムラインについて解説します

1.タイムライン作成

まずは、下の画像の「タイムライン」のマークをクリックしてください

次にタイムラインを設定する項目を指定します

するとタイムラインがシート上に表示されます

2.集計単位を変える

表示されたタイムラインの右上にあるボタンをクリックしていけば、時間の集計単位を変更できます!

上のGIF画像では、集計単位を年⇒四半期⇒月⇒日と順に集計単位を変更しています

3.デザインをカスタマイズする

自分なりのデザインに変えたいという方は、タイムラインの上にカーソルを置いたままオプションボタンをクリックして下さい(直接タイムライン上からデザインは変えられません)

ここからデザインを変えるには2つ方法があります

➀既存のデザインを選ぶ

タイムラインにカーソルを当てながら、画面上のタイムラインタブを選択するとデザインが選択できるようになっています

下の画像の黄色に印を付けた箇所をクリックすると更に幅広くデザインが選択できるようになります

②既存デザインのカスタマイズ

既存のスタイルを複製してからカスタマイズする方法があります

下の画像のように、自分のイメージに近いデザインのところで「複製」をクリックします

すると変更画面が出てきます

上の画面で変更を行った後は、自分でカスタマイズしたスタイルを選択します

そのままだと、カスタマイズしたスタイルは適用されませんので注意が必要です

、、

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?

3のデザインのカスタマイズ以外は簡単だったと思います

デザインをカスタマイズする場合は、新デザインを設定した後、設定したスタイルを選択し直さなくてはいけないのが少し分かりにくいです

後はスマホ操作のように直感的に操作できるのでとても便利です

タイムラインを使うことで、集計の切り口を変える作業が楽になるだけでなく、何より見た目が楽しくなります。ぜひ積極的に活用してみてください

次回はスライサーについて解説します

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タイムライン&スライサー2

前回はタイムラインを使用して、ピボットテーブルの切り口を時系列で変える方法を解説しました

今回は時間の切り口以外を変える”スライサー”について解説します

スライサーの作成の仕方自体はとても簡単です。ピボットテーブル上にカーソルを置いたまま挿入タブから”スライサー”をクリックし、集計の切り口を選択するだけです

今回はデザインの変え方を中心に解説します

1.並び順を縦から横に変える

スライサーを作成すると、基本的には縦にデータが並びます

この並び方の方向を変えるにはエクセル画面上のタブからの操作が必要です

上の画像の列数を必要な分だけ足します

例えば、上の画像の列数1から3に変えます

すると、横に3列並ぶようになります

並び順の調整自体(上の画像例なら大阪、東京、名古屋に並び変えるなど)は過去記事をご確認下さい

2.ヘッダーの表示そのものを非表示にする

見出しや複数選択、選択リセットなどで構成されるヘッダー部分を非表示にしたいという場合もあります

その時にはエクセル画面上ではなく、スライサーのを右クリックしてから行います

表示された”スライサーの表示設定”をクリックしてください

ヘッダーの表示部分にチェックが入っているので、チェックを外しましょう

すると以下の様にヘッダーの表示がなくなっているはずです

3.色も含めて、デザイン設定自体をカスタマイズする

これはちょっと複雑で3段階の処理になります

➀既存のデザインを複製もしくは新しいデザインを選択する

②立ち上がった画面からデザインをカスタマイズする

③更に設定したデザインを選択する

ここがどうしても抜けやすくなります

ユーザー設定の箇所に新たなデザインが反映されていますので、ここから新たなデザインを選択してください

<まとめ>

今回はスライサーの設定について解説しました

スライサーを使う上で注意点が1点あります

時々、スライサー上に不明なデータが反映されていることがあります

その時には右クリック⇒スライサーの設定をクリックしてから、右下の”データのないアイテムを非表示にする”にチェックを入れましょう

次回は条件付書式でデータをグラフ表示にする方法を解説します

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条件付書式1~グラフのように使う~

条件書式はエクセル表などで、ある閾値を超えたら色を変えるなど、セルの値を引き立たせる目的でよく使用されていると思います

実はもっとグラフィックに使う方法があります

今回からの2回で、条件付き書式をグラフィックに使う手法を2つ紹介したいと思います

1.グラフのように活用する

2.アイコンを表示する

今回は1の”グラフのように活用する”を紹介します

1.グラフのように活用する

下のような一連のデータをグラフ機能を使わずに、条件付書式機能を使用してグラフと同じ様な表示にします

➀条件付き書式リボンで”新ルール”をクリック

まずは、条件付書式を設定したい範囲を選択したまま、下の画像の「新しいルール」をクリックします

②ルール設定画面で種類を”データバー”に指定する

設定条件が、”セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定”になっているのを確認します

③負の値と軸を指定する

データバーを指定した後は、負の軸を”セルの中間”に設定します

上の画像の「負の値と軸」をクリックした後、負の軸を”セルの中間”に設定します

セルの中間に設定しない場合には、負の値の位置が様々な位置になってしまいます

③”棒のみ表示”にチェックを入れる

①と②を行った段階では次の画像のようになっています

このままだとグラフっぽくないので、値を非表示にします

上記の画像で「棒のみ表示」のチェックを外すと次の画像のような表示になります

今回の解説は以上です

次回はアイコンを表示する方法について解説します

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条件付き書式2~アイコン表示~

前回は条件付き書式を使ってセルの中にグラフを作成する方法について解説しました

今回はセルの値に応じて、グラフィックなアイコンを表示する方法を解説します

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 17-3.jpg

では1~6まで順に解説していきます!

1.アイコンを表示する範囲を選択しておく

前回と同じ様にまずは、条件付書式を設定する範囲を選択します

2.”新しいルール”を選択する

条件付書式を設定する範囲を選択したら、ホームタブで「条件付書式」のマークをクリックします

次に下の画像のように「新しいルール」をクリックします

3.書式スタイルから”アイコン”を選択する

次に表示された画面では、書式スタイルを「アイコンセット」に指定します

4.アイコンスタイルを指定する

アイコンスタイルは実に色々な種類がありますが、今回は信号を選択します

5.値範囲を設定しま

値によってアイコンの表示を変えれるように、下の画像の値を設定します

上の画像では、0.5以上で緑の信号が表示できるようになります

ちなみに、上の画像の「数値」の箇所に黄色の印を付けておきました

こちらは通常では「%」の表示になっていますので、必ず「数値」に変えておきましょう

6.アイコンのみ表示

5で値を設定したら、下の画像のようになっています

セルの中に値がまだ表示されていますので、下の画像の「アイコンのみ表示」のチェックを外します

これで完成です!

<まとめ>

今回は、条件付書式でアイコンを表示する方法を解説しました

アイコンの種類は信号以外にも様々なものがあります

ぜひ色々と試してみてください!

次回からはカメラ機能について解説していきます

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カメラ機能について

ダッシュボードでは複数のグラフや表を1か所で表示する必要があります

ところが全て1か所で作成するにはいきません

ですので、カメラ機能により別の場所で作成したグラフなどを表示させることが必要になってきます(下のGIFの右上の東京タワー、自由の女神の画像がカメラ機能で映される画像です。別のシートの画像が映し出されています)

このカメラ機能はダッシュボード作成以外の用途でも有効に活用できます。ぜひ、この機会に習得してください

特に表などは、行の高さや列幅によって不細工な形になるケースがあります

こんな時は、別シートで表を作成してカメラ機能で表示したい箇所に大きさを調整して表示しましょう!

今回はカメラ機能・活用のポイントを2つだけ解説します

1.カメラ機能の設定

エクセルはデフォルトでは”カメラ”のタブがありません。自身で設定する必要があります。この設定には下の動画を見て頂くのが早いかもしれません

https://youtu.be/-SduvATRtH8

設定の入り口は2種類あり、ファイルタブからオプションを選んで設定する方法と、エクセル画面上のクイックアクセスツールバーから設定する方法があります

キャプチャ1

今回はクイックアクセスツールバーを入り口にする方法を紹介しています

上の画像の一番右のボタンを右クリックし、”その他のコマンド”を選択します。この後の操作は2種類の設定方法ともに共通です

左上の”コマンドの選択”から”リボンにないコマンド”を選択し、下にスクロールしていくと”カメラ”のボタンが出てくるので、選択して真ん中の”追加”を押します。

そうすると、下の画像のように”カメラ”がクイックアクセスツールバーに設定されています

キャプチャ2

これでカメラの設定が終わりました

2.元画像の指定方法

カメラの実際の使用方法は、映したい画像があるセルにカーソルを置き、カメルのタブをクリックした後に、好きな場所でクリックします。するとクリックした場所で画像が映し出されます

動画の後半にあるように、画像が乗っているセルを参照する場合にはあくまでセルを選択してください。画像をクリックしてもカメラ機能が働きません

キャプチャ3

確かにセルに画像が乗っていると範囲を設定しにくいので、この場合(B2セル)は一度、A1セルを選び、それから右に移動すると範囲設定がしやすくなります

次回はカメラで参照した画像(映像)を修正する技術を紹介します

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カメラ機能について2

前回はカメラ機能の設定の仕方と基本的な使用方法を解説しました

今回は、更にカメラ機能を有効に使いこなす為に、カメラ機能で映した画像を修正・加工する方法を解説します

1.画像をトリミングする

カメラ機能で映した画像に不要な部分があったらトリミングをして取り除きましょう

➀カメラ機能で映した画像にカーソルを置きトリミングをクリック

”トリミング”は書式のタブにあります

②黒いマークを適切な位置に設定する

黒いマークが4つ画像を囲むように表示されるので、マークを適切に位置に調整します

黒いマークで囲まれた範囲が最終的な画像になります

2.画像を修正する

➀枠線を消す

トリミングした後、枠線が残っているケースがあります

その時には書式から図の枠線を選択します

そして、”枠線なし”を選びます

するときれいに枠線が消えています

②スタイル自体を変える

更に書式タブの以下箇所から様々なスタイルを選択することもできます

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?2回にわたってカメラ機能を解説してきました。ダッシュボードでなくても画像を他のシートなどの映す機会があると思いますので、ぜひ活用してみてください

次回はエクセル画面上でスクロールバー等を動かす、フォームコントロールの技術について解説します

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フォームコントロール

エクセルダッシュボードの魅力の一つに、画面を固定したまま、表示内容を切り替えられる点が挙げられます

その表示内容を変える手法の一つが、今回紹介するフォームコントロールです

 例えば下のスマホのようなダッシュボードですが、スクロールバーを動かすと、表示する行が変動していきます

今回は、このフォームコントロールについて解説していきます!

ちなみに、今回はスクロールバーに絞っての解説です

スクロールバーを動かして、出力される値を変動させるところまでを行いましょう

1.準備

フォームコントロールを設定するには、実は準備が必要です

自身のエクセルに”開発タブ”はありますでしょうか?

もし、表示されていなければ以下の画面で追加をお願いします

以下の画面は、ファイルタブ ⇒ オプションで表示できます

2.スクロールバーをシート内にドラッグ

開発タブが設定されたら、”挿入”をクリックしましょう!

次に、表示されたボタンの中から、スクロールバーを選択し、シート内にドラッグしましょう!

スクロールバーの①向き、②大きさ、を意図した通りに設定するには、コツがあります

エクセルシート内で、意図した向き、大きさになるように、カーソルを動かしましょう!

そうすれば、うまく設定できます。

3.出力する値を設定する

今度は、設定したスクロールバーの上で右クリックします

すると、”コントロールの書式設定”が表示されます

コントロールの書式設定をクリックすると次のように表示されます

色々と項目が表示されましたが、一番重要なのは、下にある”リンクするセル”です

”リンクするセル”の右にある、↑をクリックしてください

すると、出力される値の位置を指定できるようになります

そして、スクロールバーを動かすと、セルE6に出力される値も変動します

<まとめ>

フォームコントロールを覚えると直感的な操作で、表示内容を変えられるようになります。

実際にフォームコントロールを使う場面では、出力される値と関数などを連動させて表示内容を変えていきます。

 後、フォームコントロールから出力される値の①範囲、②増分(棒の上、下を押した時の増加幅)の設定については、3のコントロール書式設定で詳細に設定できます

ご自身で、色々と設定値を変えてみて、動き方の違いを体感してみてください!

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