タグ別アーカイブ: テーブル

Filter関数&テーブル機能でのデータ検索

前回、検索付きリストの中で紹介した”Filter関数”は 1つの関数で複数の値を出力できるのも魅力ですが、テーブル機能と連携など、他にも便利な点がいっぱいあります!

さらに、#とあわせて使うと驚くべき結果が出力されます!

<Filter関数を使うメリット>

!複数の条件指定をAND条件とOR条件にて、簡単に使い分けられる

 ピボットテーブルと違い、AND条件に加えてOR条件も使えます。しかも、フィルター機能等より、簡単に条件指定が行えます。但し、ANDやORという指定ではなくて、*と+にて指定します

 試しに、以下のデータからAND条件でデータを取り出してみます

()内の条件(製品別=トラック、売上金額<40000)を*で組み合わせています

 次にOR条件でやってみます。こちらは+で()内を結び付けます

<Filter関数をテーブル機能と組み合わせて使うメリット>

!カーソルの簡単な操作だけで、大量のデータでも一気に各種の指定ができます

➀範囲指定⇒に注目してください

テーブル範囲の左隅にカーソルを置くと↘がでてきますので、そこでクリックするだけで、全範囲をまるごと指定することができます

➁条件範囲指定

こちらは、テーブルの見出しを指定するだけです、今度は見出しの上、↓のところでクリックするだけで条件範囲を指定できます

最後に、個人的に最も驚いた機能は#です

Filter関数が入力されているセルを指定し、後ろに#をつけるだけで、Filter関数の出力を再利用できます!

 前述の検索付きリストはこの#による再出力データを利用しています!

これはなかなか便利です

今後、他の新たな関数ともあわせて講座を用意してみたいと思います!

最後までお読みくださりありがとうございました!

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シートからデータ取得~ 初級講座2回目~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回はPower Queryとは何か?について、スマホを例えにして解説しました

「スマホで好みのレストランを検索(データ取得)」⇒

⇒「レストランのページ内にある電話番号を活用(変換)」⇒

⇒「そのまま予約電話をかける(読込)」

 今回は操作のウォーミングアップとして、実際にエクセルシート内にあるデータを、Power Queryで取得しましょう!

 そして、取得したデータの変換処理⇒読込までの一連の流れを行ってみましょう!

今回のポイント

ところで、読者の皆さんは、テーブル機能を普段、活用されてますでしょうか?  

Power Queryでは、特にテーブル機能の理解が必須です

テーブルは「見出し」と「データ」の2つの箇所から構成されます

テーブル

 Power Queryではこのテーブルをブロック遊びのように結合したり、分解したりします

 エクセルの最新バージョンの機能は、このテーブルと連携する前提で作成されています

テーブル機能を覚えておいて損はありません

シート上にあるデータを、一括で処理できるようになります

まだ知らないという方は、ぜひこの機会に習得してみませんか?⇒関連記事

 テーブルの解説記事を読む時間が無い方は「テーブルとは、データを扱いやすくする機能」という風に割り切って覚えましょう!

 とにかくシート上で、データを見たら「見出し」があるのを確認してショートカットキー「Ctrl+T」を押しましょう!

 下の画像のように右クリックをしたら表示される、下の画像の箇所をクリックするのでもOKです!

 上の処理により、データの右下には下の画像のようなマークがついているはずです

これだけでテーブルが完成です

後はテーブル上で様々な事が行えます

 行列を自動的に拡大したり、1つのセルに関数を入力するだけで「1列」に関数を反映したりします

今回はPower Queryを使用して、シート上のデータを「テーブルに変換した上で取得」し、別シートへそのまま読み込んでみましょう!

尚、サンプルデータは以下をご活用ください!

1.シート上のデータを取得する

➀まず、サンプルデータにある表のどこかにカーソルを置きましょう!

②それから、データタブを選択後、下の画像上で黄色のマークをつけた箇所をクリックしましょう!

③すると、下の画像のようなダイアログボックスが開きます

「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れたまま、OKボタンをクリックします!

④しばらくすると、Power Queryエディターが開きます!

Power Queryエディター

Power Queryエディターが開いた時には、シート上の表はテーブル化されています

.クエリに名前をつける

Power Query Editorの右に「クエリ」の設定という欄があります

ここで、名前だけ変更しましょう!

今回は受注データとします

3.Power Queryエディターの内容を読み込む

では、Power Queryエディターの左上にある「閉じて読み込む」の右下の▼マークをクリックしましょう!

すると、以下のように「閉じて読み込む」というテキストが見えますので、こちらをクリックしましょう!

すると、データが蓄積されてあったシート(Dataシート)とは別のシートにデータが読み込まれます

読み込み

ここでシートの右側を確認してみてください!

受注データというクエリが見えるはずです!


受注データ・クエリーにカーソルを置いて右クリックするとダイアログボックスが表示されますので、一番下に見えるプロパティをクリックし、てみてください!

次に表示されたダイアログボックスの内容を見てみると、このクエリが「どこかに接続されている」ということがなんとなく分かると思います

前回、クエリーについては「スマホ内に設定するブックマーク」みたいなものと解説しました

実際、このクエリーを通じてデータにアクセスすることができています

試しに、取得元のデータに1行追加してみましょう!

その後クエリーを右クリックし、表示された「最新の情報に更新」をクリックしてみてください

するとクエリーの行数が増えているはずです

これはクエリーがデータに接続されているため、行数の増加が反映されたのです

さて、クエリーが「どういうものか?」について概要を理解できたところで、まとめに移りましょう!

<まとめ>

 今回は、シート上にあるデータをテーブルに変換した上で「データ取得~別シートにデータ読込」までを行いました

 読込まで行って作成されたクエリーは、後日解説するマージ技術を組み合わせると、複数シートに分かれたデータを1シートでまとめて処理できるようになります

 もし、テーブル機能をこれまで使ったことがなかったという方がいらっしゃいましたら、これを機会に有効活用していきましょう!

 データをエクセルで扱おうと思ったら、このテーブル機能はとにかく便利です。そして、Power Queryを操作する上でとても重要な機能です!

 ところで、Power Queryを初めて操作された感想はいかがでしょうか?スマホと同じような直感的な操作で一連の操作ができたはずです

直感的な操作のみでデータを扱えるのが、このPower Queryの良さです!

どんどん手を動かして慣れていきましょう!

次回は、他のファイルからデータを取得してみます!

それでは3回目でまたお会いしましょう!

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エクセルにもテーブルマナーを!~関数不要の集計術~

 ビジネスにデータはつきものです。現在のような巷にデータ溢れている時代であれば、エクセルでデータを扱えて当然だと思われることも多いと思います。

 でも、エクセルが苦手な人には、データ集計を行えといっても苦痛だと思います。

 明日の会議までに資料を作成しろ、と言われても関数一つ知らねーよ!!

という方の為に、奥の手がエクセルにはあります。それがテーブル機能です。

エクセル内の表をテーブルにしておけば、色々と面倒な作業が簡単にできるのです。

 今回は、フィルター機能を使って抽出条件を変えながら、合計と平均を集計する方法を解説します。

 ちなみに、今回使用するデータは”年度別”、”製品別”、”地域別”、”売上金額”のデータですが、地域別の合計金額と平均を計算しましょう!

1.まずは表をテーブルに変換しましょう

 表のどこかにカーソルを置いて”Ctrl+T”を押しましょう

 すると次のようなポップアップが出るので”先頭行をテーブルの見出しとして使用する”にチェックを入れてOKボタンを押しましょう!これで表をテーブルとして使用できます

2.集計行を作成しましょう!

 画面上のデ―ブルデザインタブで”集計行”にチェックを入れましょう!

この集計行にチェックを入れる作業だけで、既に売上金額の合計(382,666,000)が計算されています!

3.フィルターで抽出範囲を変える、集計行を平均に変える

 フィルターで地域の抽出範囲を変えただけで合計金額が変わっているのが分かりますでしょうか?このテーブル機能の集計行は完全にフィルターの集計結果と連動していますので、様々な計算結果を得られます

 では最後に、”平均”を計算して見ましょう!

実は、集計行の▼マークをクリックして”平均”に変えるだけで計算できます

<まとめ>

 エクセルには、日本ではまだあまり知られていない便利機能が沢山あります!エクセルビギナーも、どんどん便利機能を活用して、せっかくのエクセルを有効活用しましょう!

 テーブル機能をマスターしたら、次はピボットテーブルです!テーブル機能からエクセル集計をはじめることで、集計技術の幅がよりいっそう広がっていきます。ぜひテーブル&ピボットテーブルの特集記事も参照してください

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RPA・便利技2

エクセルからデータを読みこんでRPAを動かす、これはもう定番の技術といっていいでしょう(ちなみに以下はUipathを想定しています)

エクセルファイルを開き、セルを読み込み、読みこんだデータをWebサイトなどに入力する

この一連のシナリオは、単純なものであれば、初心者でも参考図書を見ながらであれば、すぐにシナリオを書けるのではないでしょうか?

但し、RPAの作業時間が長く要しているので、もっとスピードアップしたい、もしくはエラー発生頻度を低くしたい、そう思ったらテーブル機能を活用しましょう

詳細は他ブログやUipathサイトに譲りますが、テーブル機能を使うのと使わないのではスピード、エラー発生頻度が大きく違います

Uipath・テーブル構築

それは何故か?

ファイルを開く頻度の違いがポイントになります

ちなみに、テーブルは何かと言うと、e-WORDsでは以下のように書いてありました

要素を縦横に碁盤目状に並べて整理した表の意味で使われることが多い

この記事内では”データの一塊”として説明させて頂きます

1.テーブルを使わない場合

例えば100個のデータを読み込む必要があった場合には、100回ファイルを開きます。その間にエラーが発生する可能性が高くなります。もちろん、100回ファイルを開く分、時間がかかります

2.テーブルを使う場合

ファイルを開くのはテーブルを作成する時、1回のみです。1のテーブルを使わない場合と比べると、スピード及びエラー発生頻度ともに格段の違いがでます

<まとめ>

RPAはアイデア次第、機能を知っているか知らないかで効率に大きな差がでます。今回紹介したテーブル機能は典型的な”差”が出る例です。もし使っていない人がいたらぜひ活用してみましょう!結構、直感的な操作で出来ますよ!

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この1年で見られた記事

平成もとうとうおわり。そして10連休の初日。細々と続けてきたblog記事の振り返りをしたいと思います。これからはPower Queryの時代ですね

●この1年で見られた記事

1.スピードメーターグラフを作成しよう

見る人に”数字のインパクト”を与えるという点では最高のグラフだと思います

そして、作成する側としては”どうやって作成するのだろう?”という好奇心もそそるものがあると思います

作成の仕方自体はとてもシンプルです

下の円グラフのグレーの部分の色を透明にしたら”黄色の針”が残ります。

この針を動かす仕組みを作成していきます

記事はこちらから⇒スピードメーターグラフを作成しよう

2.Pivot&Table

エクセルのピボットテーブルとテーブルを使いこなせば、データの活用の仕方が格段に進化します

もし、日常的に行数が多い表のある列に対して、2行目から最終行まで同じ数式を打ち込んでいる人がいたらぜひテーブル機能を使ってください。1行分だけ数式を打ち込めば全ての行に数式が反映されます

ピボットテーブルについては、使い方自体の提案をしています。

従来のピボットテーブルはあくまでデータを集計する為に使われていると思いますが、実はピボットテーブルそのものをビジュアル化することができます。

もし、ピボットテーブルで集計したデータを表に打ち込んで前期比などを計算している人がいたら、ぜひブログ記事を見てみてください。そのままピボットテーブル上で前期比を計算しつつ、プレゼン用の表にする方法を解説しています

記事はこちらから⇒Pivot&Table

3.エクセルダッシュボード

あまり日本では馴染みがないと思いますが、海外ではVBAと同じくらい講座があります。

エクセルダッシュボードとは何かというと、一言で言えば、飛行機のコクピットのように一目で組織の目標達成に必要なデータを把握できるようにするものです

詳細は各ブログ記事を参照して頂くとして、ここではダッシュボード関連記事の中でもアクセス数の多かったものを紹介します

➀スマホのようなダッシュボード

最終行を探す旅を続けさせるような資料ではなく、見たいデータのみを切り分けて表示できるようにしたダッシュボードです⇒ブログ記事

②オプションボタンを活用したダッシュボード

オプションボタンを活用して、”今、何を説明しているのか?”を明確にして聞き手を迷わせないダッシュボードです⇒ブログ記事

下のGIFでは3社の経営指標をオプションボタンの指定により、入れ替わり表示しています

●これから書きたい記事

エクセルを軸としたAccessとの連携、もしくはRPAとの連携については物凄い可能性を感じています

特に連携技術の一つとしてPower Queryについては特に注目しています

(一部は日記として記事を書いています⇒ブログ記事

関数やVBAについてあまり知らないユーザーでも、Power Queryで業務を大幅に改善できる可能性を秘めています

こちらについては今現在、記事を準備しているところです

後、スピードメーターグラフについては、デザイン性の高いグラフの作成の仕方についても解説記事を書こうと思っています(テンプレートはこちらからダウンロードできます⇒ブログ記事

以上、長文になりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました

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魅せるピボットテーブル術2~転記・編集作業の改善_見た目向上~

前回は導入としてこの「転記・編集作業の改善シリーズ」で行うことの概要を解説しました

今回は前回紹介した内容の内、以下の内容に取り組みます

A.表の見た目を変える

ⅰ)データの並び順を変える

ⅱ)表上の「フィルターマーク▼」を取り除く

ⅲ)表の右「総計の列」を非表示にする

いずれの内容も小難しい処理はなく、基本的にはクリックで処理を進めていくことができます!

ぜひ、サンプルファイルをダウンロードして実際に手も動かしてみましょう!

ⅰ)データの並び順を変える

下のGIFのようにピボット―テーブルの表の「「2017」にカーソルを置き、右クリックします

そして、「並べ替え」⇒「降順の順」でクリックしていきましょう

GIF2

年度の並び順(2016→2017)が(2017→2016)に変わっているはずです

ⅱ)表上の「フィルターマーク▼」を取り除く

ピボットテーブルの表をそのままレポートとして活用できない理由の一つが、このフィルターマーク▼の存在です

このマークは見栄えが悪いですが、簡単に取り除くことができます

カーソルをピボットテーブル表に上に置き「ピボットテーブル分析」タブをクリックしましょう

すると右側に「フィールドの見出し」というテキストが見えるはずです

この「フィールドの見出し」をクリックすれば▼マークは消えます!

GIF3

(参考)形式を表形式に変える

今回はあくまで参考としての説明になりますが、行などが2段になっている場合には、段の表示をどのようにするのかを選択することができます

今回は段をコンパクト型式から、列を分割して表示する「表型式」にしておきましょう

GIF4

ⅲ)表の右「総計の列」を非表示にする

ピボットテーブルの表の上にカーソルを置いたうえで、デザインタブの総計リボンに「列のみの集計」を選びましょう

GIF5.gif

<まとめ>

今回は、フィルターマーク▼を取り除くことをはじめとした、ピボットテーブルの表の見た目を変える操作について解説を行いました

今回は詳細に解説しませんでしたが、ピボットテーブルの値の表示形式を桁区切りをしておくことも念のため、付け加えておきます

実はまだ見た目を変えなくてはならないところがありますが、それはもう少し表全体が固まった後の4回5回目の解説で行います!

それでは次回は、ピボットテーブルの売上金額の表示単位の変更(円→百万円)と前期比・列に追加について解説します!

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