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Power Queryって何??9~Webページからデータ取得~

 今回は、Power Queryを使用してWebスクレイピングを行う方法について解説します。この方法を習得すれば、Webページの内容をエクセルシートに転記する手間が省けるようになります!

以前、Power Queryはスマホと同じだという記事を書きました

スマホではネットで好きなレストランを検索、つまり、レストランの情報を取得し、そしてスマホからそのまま予約の電話をすることができます

 Power Queryも様々な箇所からデータを取得して、そのまま取得したデータを活用できます

実は、Power QueryではWebページの内容も取得できてしまうんです!

Webページに接続して、直接データを取得出来たら、次のようなWebページにある情報をエクセルシートに転記するような作業を削減できます!

・他社のIR情報の取得

・株価の取得

・その他のニュース記事

今回はある会社のIRページからPower Queryを使い、月次の数字を エクセルシート上に直接読み込んでみましょう!

Power Queryでは取得したいWebページのURLを入力しさえすれば、Webページのデータが取得できてしまいます

皆さんも馴染みのあるHPで試してみてください

今回の解説には、次ページを使用します

Webデータ/サンプル

解説に使うページを確認したところで、詳細な解説をはじめます

では、まず最初にエクセル画面の以下の箇所をクリックします

取得画面

すると、HPのURLを入力できるようになります

URL指定

上の画面でOKボタンを押すと、ナビゲーター画面が立ち上がります

ナビゲーター画面

ナビゲーター画面に「10月月次データ」というテキストが表示されるので、そのテキストをクリックするとHP上の表が画面上に再現されます

HPから表を読み込めそうなことが確認できたので、このまま処理をすすめます

画面下で読みこみ先ボタンをクリックします

データのインポート画面が開くので、2か所指定します

・どのように表示するか⇒テーブル

・データを返す先⇒新規ワークシート

OKボタンを押し、実際に読み込まれたデータはこんな状態でした

見出しが2行だったのが1行になってしまっています

Power Queryでは必ずしも完璧に読み込めるということではなさそうです

ですが、一から手でHPから転記するよりは断然早いですよね!

Power Queryを覚える価値はありそうです!

今回はPower Queryを使用してHPのデータをエクセルシートに読込ましたが、前回はPDFファイルからも読み込んでいます

ぜひそちらも参照してみてください

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グループ化1~中級編11回目~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回は、Power Queryのエディター画面(Power Query Editor)にて条件列とインデックス列を作成しました

今回は前回の「列の追加タブ」ではなく、「HOME」タブにてデータのグループ化に取り組みます

ここで言うグループ化とは、単にデータをグループに分けるだけでなく、データをある切り口でグループ化した上で、グループ毎に合計金額などを集計することです

このグループ化の処理が行えると、関数の入力もピボットテーブルの利用もないので、数字の集計処理が格段に早くなります

グループ化はスマホのように直感的に行えるようになっていますので、ぜひサンプルファイルを使用して実際に試してみてください

Power-Query-Editor
グループ化

今回、サンプルに使用するデータに5列あり、列の構成はⅰ)年度別、ⅱ)製品別、且つ、ⅲ)Region、ⅳ)地域、a:売上金額となっています

使用データ

このデータをグループ化して、ⅱ)製品別のa:売上金額を集計します

使用データ

1.エディターを開く

①「テーブルまたは範囲から」をクリック

データ上にカーソルを置き、、「テーブルまたは範囲から」をクリックします

②エディターが開く

今回は、既にテーブル化してあるので、①の操作でそのままエディターが開きます

2.グループ化

グループ化の処理は、前述したようにエディター内のHOMEタブで行います

①グループ化をクリック

グループ化

②グループ化設定 ⇒ OKボタン

今回は、前述のようにグループ化するのは「製品別列」、合計するのは「売上金額列」になります

グループ化画面にて最初に設定するのは、グループ化する列です

グループ化する対象列は▼マークをクリックすると選択できるようになります

後は、画面の表示に従って設定しています

グループ化する列を設定したら、画面下の3項目を設定します

グループ化・設定

「新しい列名」については、今回は「製品別・売上金額」としました

「操作」では、合計や平均などの集計方法を選択できます

今回は「合計」を集計方法として選択します

最後は集計対象の列、「売上金額」を指定します

指定が終わり、OKボタンを押せば、以下のようにグループ化が行われています

グループ化・結果

<まとめ>

今回は、エディター画面でグループ毎に合計金額を集計する方法について解説しました

記事の冒頭でグループ化は「スマホのように直感的に行える」と述べました

グループ化設定する項目の位置については、集計する対象の列と混同しやすいので、この点だけは注意が必要です

まず最初に設定するのが、グループ化する列です

そして、一番最後に設定するのが「集計する対象の列」となります

今回の解説は以上です

次回は、グループ化・機能を更に有効活用するためにピボットテーブルと連携します

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