タグ別アーカイブ: 導入

RPA導入日記~RPAあるある2~

1度はこの題名で書きましたが、もう少し突っ込んだ内容を書きたく、再度、プログを書きます

1.そもそもRPAって何?

こちらは今話題の技術に取り組んでいるっていう自負を勝手に持っていたりするので、こう聞かれると意外と戸惑ったりします。

一度「PCの中に小人がいて勝手に仕事をしておいてくれるんです」

と言ったらもの凄い不思議な顔をされました

今までで一番、スムースに理解してもらえたのは

「エクセルだけでなく、複数のアプリケーションを組み合わせて使えるマクロです」

という表現ですかね・・・

2.RPAって自分のPCにインストールするんだよね?

以下はデスクトップ型のRPAということでご理解ください

「RPAの動作中にエクセルなど他の作業はできますか?」っと聞いてくる人がいるので、良く聞くと自分のPCにインストールしてるもんだと思い込んでいる

RPAが稼働している間は基本的には他の作業はできません。

それに1RPAあたりのコストもあるので、個々に配るのは現実的ではありません。1課単位でRPA用のPCを設置してもらって、そこにRPAをインストールし、人間が人間でしかできない業務に専念している間、傍でひたすらRPAが定型業務をしている、そんな光景なると思います

但し、今の話しをデスクトップ独立型とすると、業務によってはデスクトップ共存型(日常的に使用しているPCにRPAをインストール)もありうることはあります

RPAの平均的な業務スピードは人間の半分にもならないと思います(中にはそれ以上かかるケースも・・・)。ところが人間だと1時間かかるところをRPAだと一瞬で終わるケースもあります。こんな場合には該当業務の担当者のPCにRPAをインストールして、担当者がRPA用のデータを作成したらそのまま起動して”ハイ終了”とした方が効率的なケースもあります

ですから、RPAを導入する際には独立型か共存型にするのか?というのは考慮しておくべきかとは思います

3.RPAを導入すると内部統制が悪化する?

これも良く聞きます。「サーバー型でないと野良ロボットが増えて内部統制が悪化する」なんてのも更に良く聞きます

そんな話になった、そんなことを聞かれた場合には、2点を確認しましょう

①内部統制のそもそもの目的は?

内部統制の4つの目的で一番最初に来るのは

 「業務の有効性と効率性」

です。業務が効率が悪かったらそもそも経営が悪化し、不正が起こり易くなる・・・という考えです

②RPAを導入しなかったらその業務はどうなるのか?

➀とあわせて考えると結論が出やすくなります。RPAを導入したいのはその業務の効率が悪いままで、内部統制上良くないからだったりします

念の為、付けくわえると、上記はあくまで基本的な考え方、導入入り口での考え方であり、RPAで外部のシステムを操作する場合など、内部統制がそのまま悪化するわけではないですが、内部統制上のキーコントロール上の問題にかかわるのは確かに間違いありません

以上、思いつくまま羅列しましたが、また同じ題名で記事を書くかもしれません

長文を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました

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RPA導入日記~参考図書~

今回はRPAを導入・開発・運用する上で参考になった書籍を紹介します。RPAがブームとは言え、参考図書は意外と少ないので、紹介する書籍は何気にとれも掘り出し物だと思います

1.決定版 実践! RPA (日経BPムック) 

この本はとにかく実践的な内容が満載です。

ベンダーの視点でなく、あくまでユーザーの視点で各RPA導入先行企業の事例が紹介されているので、大変参考になります

RPA導入する上で持つべき視点は2つあり、しかも、極端に違う2つの視点が必要だと思っています

➀RPA機種も導入方法は色々あるけど、根本的には何が基本になるのか?

②結局、自社に合うRPAの導入方法って何だろう?

このいずれもこの書籍は満たしていると思っています

今、導入方法に関して企画書をまとめるのに悩んでいる人は、まずはこの書籍の内容を〝所々”そのまま拝借すると良いでしょう


(出典:
https://www.amazon.co.jp/%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%89%88-RPA-%E6%97%A5%E7%B5%8CBP%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-xTECH-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF/dp/4296100327

2.RPAのはじめかた~ツールを見ながら巡る!RPAの楽しい世界

RPAに関して良く聞くフレーズの一つに

「どのRPAがいいんだろう?」

というのがあります

個人的なお勧めとしては、

・とにかく試してみる

もしくは、

・業務分析をして、RPAに求める機能を決める

の2つがおすすめですが、ざっと代表的なRPAの事を知りたいと思ったらこの書籍がおすすめです

とにかく、親しみやすい文章で各RPAの事が書いてあります。読んだだけでもRPAを試す旅が楽しめるでしょう

(出典:https://gihyo.jp/book/2018/978-4-297-10137-4

3.できるUipath実践RPA

Uipathを始めるならこの書籍から始めるのがいいでしょう!

Uipathを始めてから半年以上も経ってからこの本を手にしましたが、意外にこれまで知らなかった機能も知ることができました

出典:こちら

以上、3つしか紹介できませんでしたが、もし3つの中でもどれか”ピン”とくるものがあったらぜひ手にしてみてください。新たな発見がきっとありますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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RPA導入日記~RPAあるある~

 爆発的にRPAが拡大しています。2018年はRPA元年と言っても過言ではないと思います。但し、当初と目論見が違った、目測を誤ったなどの体験をされた方も多いと思います。そんな”当初の○○と違った”というあるあるを自分の推測も入りますが、まとめてみました

1.RPAを導入したら人は要らないよね?

 経営者の方に多いと思いますが、RPAを導入したら、”人が要らなくなるので人の行き場に困る”、と悩んだ方もいらっしゃるのではないかと思います。

 実際には、RPA開発者を増やすなど、逆に人の頭数が増えたケースすらあるのではないかと思います。

RPAの効果は導入業務の種類、または対応の仕方で効果の出方が大幅に変わるので、現実的には”人が要らなくなるケースもある”ということにとどまるものだと思います。それよりRPAの導入目的をどこに置くのかが一番問題なのだと思います。

 敢えて付け加えるとRPAを起動させる人はどうしても必要です(やり方次第でそうでないケースもありますが・・・)。

2.AIと違うの?

 RPAとAIを混同される方がいますが、RPAとAIは違います。但し、新しいテクノロジーとして同じカテゴリーで話されるケースもあると思いますが、厳密には全然違います。重要なのはRPAとAIをどう連携していくか?ということに尽きます

3.RPAは止まらないよね?

これは止まります。RPAのデモで動画を準備している方も多くいらっしゃいますし、動画のみでデモすると割り切っている方もいらっしゃると思います。重要なのはエラーを防ぐ(止まらないようにする)努力と起こってしまった時に回復する仕組みの構築です

4.RPAはユーザー(システム部門以外)で開発できるよね?

これはできるということもできます。開発する内容、そして選択したRPAとの相性次第になります。後、もちろんユーザーの質も影響します。ただ総じていうと難しいと言わざるおえないとは思います「この○○RPAはユーザーが開発できます」という触れこみのセミナーにも参加したことがありますが、セミナー開発会社が社内で行ったであろう啓蒙活動や教育活動は他の会社でできるとは限りません。但し、ユーザーがRPA開発するのは究極的な理想形ではあるので、SEとの協業、融合を追い求めるのは当然の流れになるかとは思います

5.RPAは業務が人より早いよね?

これも業務によります。そしてRPAのシナリオにもよります。私の場合には業務自体を再構築しつつ、エクセルマクロと組み合わせてなるべくスピードアップする努力をしています。RPA機種によるとは思いますが、RPAにエクセル処理をさせると人間より遅いと感じることもあります。当然、エクセル内の処理はエクセルで行った方が早いので、スピードを意識する場合、どうしてもエクセルマクロとの連携は重視せざるおえません

以上、思いつくまま羅列しましたが、続編を書くことがあるかもしれません

最後に、どんな”あるある”が生まれてこようとRPAと人間の協業の流れは止まることはないと思います。長文でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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RPA導入日記~エクセル連携~

最近ではRPA衰退期とも言われているが、納得する部分もある

何故かというと、理由は様々だと思うが、RPAを導入するだけでは、ベンダーが言っていたようには簡単に業務改善にならないのが分かってきたからだと思う

では何故、業務改善につながらないのか?

 ・業務フローの分析が足らなかったのでは?

 ・業務自体を見直すべきでは?

なども当然言われると思うが、今やエクセルが業務のインフラになってるケースが多いことも大きな壁になっているように思える。RPAの案件として日常的に使っているエクセルファイルとERPをRPAを通じて連携するような話はごまんとあると思うが、今回はこの壁だけに焦点を当てて話を進めたい

この壁については大きく分けて2種類ある

・既存のエクセル資産を活かせず、RPAへの投入データをうまく作れない

・RPAでエクセルを動かしたとしても業務処理の速度が遅い

前者については特に多いのは1つのシートでデータを入力したり、計算したり、集計したりしているケースが当てはまると思う。こういった場合には当然、データの型式がテーブル型式のようなRPAが順次読み込める形になっていないのが大きな障害になる

後者の場合には、当然、エクセルの操作はエクセル自体で行った方が早いのでマクロとの連携が課題になる

この2つ問題の解決を考える際に、解決が早いのはもちろん後者だ

無理にRPAでの処理に固執せず、エクセルマクロと連携すればよい

ただ、RPA機種によるが、RPAで処理した方が処理スピードが出る、もしくは簡単に処理を作成できる場合もあるので注意が必要だ(Uipathの場合にはCSV読込が簡単に設定できる、マクロの場合にはコードを何行も書く必要がある)

後、既存のエクセルマクロはRPAに置き換えるという方針の会社もあるようだから、考え方は色々とあるのだろう

前者の場合には解決は簡単ではない。資産として活かせないエクセルの多くは”可読性”が著しく低いからだ。直そうにも読み解くのに相当な時間がかかる。

この可読性の問題については語ろうとすればいくらでも語れそうだが、この場では僭越ながらアドバイスのようなものを一文記して終わりたい

”とにかく新しくエクセルを作成し直す勇気を持つこと”

ユーザーが長い間、信じて使ってきたエクセルでも新たに作った方が多くのケースで解決が早いと思う

新たなエクセルを使う過程で新たな業務の視点も必ず見えてくると思う

それがRPAの醍醐味なのだとも思ったりする

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