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OUTLOOKの予定表から指定したイベントの開始時刻を一覧で取得する

【Power Automateを使用し、予定表から指定文字を件名に含むイベントの開始時刻をエクセルに一覧化します】

OUTLOOKの予定表はフォーマットを変更できないため、件名で一覧化できないのが難点ですね

ただ、Power Automateの「イベントの取得」アクションを使えば簡単に指定した内容を一覧化できます

今回はポイントだけ解説させて頂きます

ポイント

イベントの取得

イベントの取得アクションを使えば、予定表の内容/イベントを一覧で取得することができます

フィルタークエリ

取得するイベントはフィルタークエリを使用して絞り込むことができます

フィルタークエリは特殊な指定方法を使用する点に注意してください

=:eq(equalの略)

~以上(>=):ge(greater than equalの略)

~以下(<=):le(less than equalの略)

今回は2つ絞り込みを行います

contains(subject,’PA’) and ②(start/dateTime ge ‘2023-02-01’ and start/dateTime le ‘2023-02-20’)

①containsとsubjectを組み合わせることで、件名に「PA」の文字を含むイベントを抽出します

②start/dateTimeを指定することで対象イベントの日付を指定します

繰り返し処理:Applyt to each

イベントの取得アクションで取得したイベントの開始時刻は、「タイムゾーンの変換」アクションにて繰り返し変換します

加えて「表に行を追加」アクションにて既存のテーブルに「件名」と「変換後の時間」を繰り返し追加します

上記の一連の処理により「PA」の文字を含みつつ、2023年2月1日から20日までの間のイベントをエクセルに抽出できます

注意

定期的なイベントなどを抽出する場合には「イベントのカレンダービューの取得(V3)」を使用してください

<まとめ>

今回はイベントの取得アクションを使用して、予定表から指定文字を含む件名のイベントを抽出しました

今回は抽出した内容はエクセルに出力しましたが、「変数/文字列変数に追加」を使用する方法もあります

「件名」と「変換後の時間」を繰り返し追加した変数はメールで送付します

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文字列の抽出~上級編17回

 エクセル関数で特定の文字列を抽出する場合には、RIGHT関数やLEFT関数、そしてMID関数が良く使われます。今回の解説では、Power Queryでこれらの関数と同じ様に特定の文字列を抽出する方法を解説します。

 また、特定の文字列の位置が不特定の場合、エクセル関数ではFIND関数やSEARCH関数が前述の関数と組み合わせて使用されます

Power Queryでは、特定の文字列の位置が不特定の場合でも一括で抽出できる裏技がありますので、そちらについても解説を行います

例えば、

 下のGIF画像のように、「-」が不規則に出現する文字列の中から「左から2つ目3つ目ハイフン」の文字列を抽出することもできます

では、Power Queryにて特定文字列を抽出する方法について詳細な解説をはじめます

 以降の解説は、全てPower Queryエディタ(以降、エディタ)を開いた状態から解説を行います

エディタ内で使用するタブは「変換タブ」、使用メニューは「抽出」になります

目次

1.左から指定した長さの文字数を抽出

2.右から指定した長さの文字数を抽出

3.位置を指定して文字列の途中から指定した長さを抽出

4.特定の文字列の前後の文字を抽出

5.「特定の文字列の間」の文字を抽出

<まとめ>

1.左から指定した長さの文字数を抽出

エクセル関数では、LEFT関数で行う内容です

こちらは、下の画像の「最初の文字」から抽出を行います

上の画像の「最初の文字」をクリックすると下の画像の画面が開くので、こちらで抽出する長さを指定します

OKボタンを押せば、下のGIFのように左から3文字が抽出されます

2.右から指定した長さの文字数を抽出

こちらはエクセル関数で言えば、RIGHT関数になります

下の画像にある「最後の文字」から指定します

1.の「左から指定した長さの文字数を抽出」と同じ様に、「最後の文字」をクリックした後に開くダイアログボックスにて抽出する長さを指定します

後の処理は、1.と同じです

続きを読む 文字列の抽出~上級編17回

文字列の追加、置換~上級編18回

 

 今回は、既存の文字列に「新たな文字列を追加」する方法と、「文字列を置き換える」方法を解説します

「文字列を置き換える」場合、繰り返し同じ文字が出現する時には、特定の位置の文字だけ置き換える必要が出てくる時があります

その場合には、過去に解説した「文字列の抽出」「列のマージ」を組み合わせて置き換えます

では、本格的な解説をはじめます!

尚、解説はPower Queryエディタ(以降、エディタ)画面内の操作のみになります

目次

1.文字列の追加

2.文字列の置換

3.繰り返し文字の置換

<まとめ>

1.文字列の追加

①既存文字列のに追加

下の画像の文字列の前に文字列「A-」を追加する方法を解説します

なお、文字列を追加する場合、元の文字列を残したまま、新たに「文字列を追加」した列を追加する方法と、元の文字列に対して、「文字列を追加」する方法があります

今回は、元の文字列を残したまま、新たに列を追加する方法で解説します

ですので、下の画像のように「列の追加」タブを使用します

「列の追加」タブ内にある「書式」の右横の▼マークから「プレフィックスの追加」をクリックします

すると下の画像のような画面が開きますので、追加する文字列「A-」を指定します

追加する文字列を指定したら、画面右下のOKボタンを押せば、下のGIF画像のように文字列「A-」が既存の文字列のに追加されています

②既存文字列のに追加

下の画像の文字列の後に文字列「-B」を追加する方法を解説します

基本的には、①の既存の文字列の前に文字列を追加する方法と一緒です

但し、下の画像の箇所にて、クリックする箇所が違います

「プレフィックスの追加」でなく「サフィックスの追加」をクリックします

それ以外の処理は①と一緒です

続きを読む 文字列の追加、置換~上級編18回