タグ別アーカイブ: 積上げ棒グラフ

予実対比のグラフを見やすくする

今回は積み上げ棒グラフを使用した予実対比のグラフを見やすくする「ちょっとした工夫」を紹介します

通常だと、下の画像のように棒グラフを実績と予算で並べる形になります

今回は予算に対して実績が「超過」と「未達」の場合で表示する色を変えます

とにかく棒グラフの表示数を減らしてシンプルに魅せます

ポイント

超過の場合(実績-予算がプラス)と未達(実績ー予算がマイナス)で表示を分けるのと、折れ線グラフの線を透明にしてマーカー(予算)だけ表示するのがポイントです

超過の場合

実績が予算を上回っている場合は、一番下のグラフの表示は「予算額」です

ちなみに、下の画像のグレーの横棒は予算額です

予算額の横棒の下が予算額です

未達の場合

実績が予算を下回っている場合は、一番下のグラフの表示は「実績」になり、赤の部分が「予算-実績」になります

折れ線グラフ

予算額を示す折れ線グラフの線は非表示(透明)にします

データの作成

グラフの表示は見た目は紺色と「薄い青」か「赤」かの2つだけですが、4つの項目をデータの元とします

画像上で一番左にある項目の「予算」はそのままだけですが、基本、超過、未達にはIF関数を入れます

基本

実績が予算を上回っていたら「予算のセル」、そうでない場合は「実績のセル」を表示できるようにIF関数を入力します

超過

実績が予算を上回っていたら「超過額」を、そうでなければ空欄を表示するようにします

未達

実績が予算を下回っていたら「未達額」を、そうでなければ空欄を表示するようにします

グラフ作成

上で作成したデータを基にして積上げ棒グラフを作成すると下の画像の状態になります

この一番下/青の箇所はグラフ種類を変更します

次に開いた画面で「折れ線グラフ」にします

折れ線グラフ線は「線なし」にします

マーカーについては、下の画像のように種類とサイズを調整します

後は、グラフの色を調整して終了です

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-1.png

<まとめ>

今回は、積上げ棒グラフを工夫して予実対比を見やすくする方法を解説しました

今回紹介したグラフは「グラフのシンプル」さを追及した一つの形であり、他にも調整方法があるので、好みに合わせて工夫していくと良いと思います

大事なのはシンプルに表現することです

シンプルさを追及することは忘れないようにしましょう!


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イラストグラフ

 会議でグラフを説明していて、「これって何の数字?」と聞かれたことはありませんか?

 これは、読み手がグラフ自体に目が行ってしまい、他の情報がなかなか目に入らないからです

 以前の記事では、グラフ自体に画像を組み込んで、読み手にグラフ自体からグラフの情報を読み込んでもらう方法を紹介しました

 今回は、以前紹介した方法とは違う方法で画像を組み込む方法を紹介します!イラストチックなグラフの中に画像を組み込みます!

<今回のポイント>

今回は2つポイントがあります。

A.棒グラフではなく、積み上げ棒グラフを使う

 積上げ棒グラフを使うことにより、数字が可変してもグラフ部分の上部分と下部分の画像が変化しないようにします

B.ショートカットキー(Ctrl+v)を使って画像をグラフに直接コピーします

 ショートカットキーを使うとグラフに画像を直接貼ることができます

では、早速、詳細な解説に入ります

1.グラフの画像(イラスト)を作成する

 グラフの画像は3つに分けて構成するようにしましょう!

2.グラフの数字を3つに分ける

グラフの数字は1の画像にあわせて3つに分けましょう!

3.積み上げ棒グラフを作成して、各画像をコピーしましょう!

 積上げ棒グラフを作成したら、ショートカットキー(Ctrl+v)を使用して各画像をグラフにコピーしましょう!

 ショートカットキーでないとコピーが難しいのでご注意を!

3つの画像をグラフにコピーしたら完成です!

<まとめ>

 今回の解説を通じて、エクセルのグラフは様々な形でカスタマイズできることがご理解頂けたと思います

 グラフはやはり、見た目が勝負です。グラフを見せる内容と、聞き手を意識しながら、ご自分の好みでグラフをカスタマイズをしていきましょう!

 ちなみに、今回紹介した積み上げ棒グラフの場合、グラフの上に合計の数字を表示する場合には特殊な操作が必要です。詳細を知りたい方はこちらの記事をご参照下さい!

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グラフを魅せるエクササイズ_2~凡例の表示~

グラフは一目で内容が理解できるのが理想です

 積上げ棒グラフは内訳が見れるので便利なのですが、表示内容が多いだけに見づらくなるケースがあります

前回は積み上げグラフの合計額を、軸や目盛を確認しなくてもデータラベルで見れるようにしました

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 今度は凡例を見やすくして、グラフの表示が「何か?」を明確にできるように工夫をしていきましょう!

 積み上げ棒グラフだと、グラフ内での表示位置と凡例の表示位置の間に「ズレ」があるので、上の画像のように「グラフの内訳の内容」が分かりにくいケースがあります

今回も前回と同じ様に散布図グラフを追加します

そして、散布図データラベルを追加しつつ、マーカーを非表示にすることで、散布図を下のGIF画像のように「動く凡例」にします

1.散布図用のデータを追加する

今回使用するデータは上のGIF画像とは違い、前回と同様のデータを使います

まずは「動く凡例」にする散布図ようのデータをXとYそれぞれに追加します

ちなみに、前回はX値は指定していませんので、その点は前回と違いがあります

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ポイント

①今回は項目が3つ(年度)あるのでXの値をより若干大きくします

②散布図のマーカーが積み上げグラフの横に来るようにYの値を工夫します

例えば、1つ目の内訳の値が1,620であれば、2で割った810が散布図のY値になるようにします

2つ目の内訳の値が2,204であれば「1,620 + 2,204/2」が散布図のY値になるようにします

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2.散布図を追加する

 グラフの追加(データ追加)、グラフ種類の変更については前回と同様の方法で行います

①グラフの追加

グラフの上で右クリックをして「データの選択」をクリックして下の画面を表示します

上の画像の「追加」をクリックし、まずはX値の範囲をデータ追加します

②グラフ種類の変更

①の作業を行うと、散布図のX値が積上げ棒グラフに追加されていますので、X値の箇所を選択して「系列グラフの種類の変更」をクリックします

その後、下の画面でX値のグラフの箇所を「散布図」に変更します

③グラフにY値の追加

再び、データの選択をクリックして、追加した系列4(散布図)を編集します

編集は次の画像のように系列名は「凡例」となるように指定してください

その後にYの値を指定してください

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3.データラベルを追加する

今回のデータラベルはセルで指定します

まずは、散布図を選択したまま下の画像の「データラベル」をクリックし、次に「その他のオプション」をクリックしてください

次に開いた「ラベルオプション」の箇所でセルの値で凡例の内容を指定してください

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データラベルを指定すると下の画像のような状態になっているはずです

最後は、マーカーを非表示にします

これで終了です

<まとめ>

今回は動く凡例を作成して、積上げ棒グラフの内訳の中味を分かり易くしました

前回と同様に主に次の2つのことを行いました

A.散布図を組み合わせること

B.散布図はデータラベルだけ表示してマーカーが非表示/透明にすること

この2つの工夫を行えると、他のグラフでも応用が効きます

ぜひ、習得しておきましょう


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