タグ別アーカイブ: RPA

RPA導入日記~AS400~

平成も終わろうとしていますが、当初はコンピューターと言えば緑が混じったインベーダ―ゲームのような画面でした

今となってはとにかく使い勝手の悪さを感じたりもしますが、それでも多くの企業で緑の画面がまだ活躍しています

使い勝手が悪いだけに、RPA導入効果が高そうですが、最初は本当にRPAが動かせるかどうか心配でした

ところが、取り組んでみると意外にもスムースに動きました

WebシステムをRPAで動した場合と比べた場合、

・待ち処理がないのでエラーが出ない

・ボタンなどが無い分、シンプルにシナリオを作成できる

などのメリットがありました!

今回はどうRPAを動かしたのか?について概要だけ紹介したいと思います

1.まずはUipathでTerminalパッケージをインストール

2.ターミナルセッション・アクティビティでAS400に接続

3.2以外に主に使用するアクティビティ

以下に印をした4つで十分だと思います。位置については行数や列数で指定するので直感的に動かしやすいと感じるかも

4.次ページへの画面移動(ページ送り)

AS400は1ページの行数に制限があるので、この処理は面倒かもしれません。カウント用変数を1ページ行数で割り、余りが0だったらページ送り処理をするなどの分岐処理を作成して対応しました

5.エミュレーター

Uipathで対応しているものを確認が必要です

今回は以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました

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RPA導入日記~RPAあるある2~

1度はこの題名で書きましたが、もう少し突っ込んだ内容を書きたく、再度、プログを書きます

1.そもそもRPAって何?

こちらは今話題の技術に取り組んでいるっていう自負を勝手に持っていたりするので、こう聞かれると意外と戸惑ったりします。

一度「PCの中に小人がいて勝手に仕事をしておいてくれるんです」

と言ったらもの凄い不思議な顔をされました

今までで一番、スムースに理解してもらえたのは

「エクセルだけでなく、複数のアプリケーションを組み合わせて使えるマクロです」

という表現ですかね・・・

2.RPAって自分のPCにインストールするんだよね?

以下はデスクトップ型のRPAということでご理解ください

「RPAの動作中にエクセルなど他の作業はできますか?」っと聞いてくる人がいるので、良く聞くと自分のPCにインストールしてるもんだと思い込んでいる

RPAが稼働している間は基本的には他の作業はできません。

それに1RPAあたりのコストもあるので、個々に配るのは現実的ではありません。1課単位でRPA用のPCを設置してもらって、そこにRPAをインストールし、人間が人間でしかできない業務に専念している間、傍でひたすらRPAが定型業務をしている、そんな光景なると思います

但し、今の話しをデスクトップ独立型とすると、業務によってはデスクトップ共存型(日常的に使用しているPCにRPAをインストール)もありうることはあります

RPAの平均的な業務スピードは人間の半分にもならないと思います(中にはそれ以上かかるケースも・・・)。ところが人間だと1時間かかるところをRPAだと一瞬で終わるケースもあります。こんな場合には該当業務の担当者のPCにRPAをインストールして、担当者がRPA用のデータを作成したらそのまま起動して”ハイ終了”とした方が効率的なケースもあります

ですから、RPAを導入する際には独立型か共存型にするのか?というのは考慮しておくべきかとは思います

3.RPAを導入すると内部統制が悪化する?

これも良く聞きます。「サーバー型でないと野良ロボットが増えて内部統制が悪化する」なんてのも更に良く聞きます

そんな話になった、そんなことを聞かれた場合には、2点を確認しましょう

①内部統制のそもそもの目的は?

内部統制の4つの目的で一番最初に来るのは

 「業務の有効性と効率性」

です。業務が効率が悪かったらそもそも経営が悪化し、不正が起こり易くなる・・・という考えです

②RPAを導入しなかったらその業務はどうなるのか?

➀とあわせて考えると結論が出やすくなります。RPAを導入したいのはその業務の効率が悪いままで、内部統制上良くないからだったりします

念の為、付けくわえると、上記はあくまで基本的な考え方、導入入り口での考え方であり、RPAで外部のシステムを操作する場合など、内部統制がそのまま悪化するわけではないですが、内部統制上のキーコントロール上の問題にかかわるのは確かに間違いありません

以上、思いつくまま羅列しましたが、また同じ題名で記事を書くかもしれません

長文を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました

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RPA導入日記~仕様書~

 RPAを作成すると、必ず「もしもRPAが動かなくなったらどうするの?ちゃんと仕様書を残しておかないと。○○さんがいなければ直せないのでは意味ないからね」という人がいる

これは正論である

但し、これはこれまでのシステムとは事情が違う。何故かというと・・・

1.RPAのメリット

これまでのシステムと違って、RPAは開発・修正が容易なのがメリットである。ということは、多くのケースで仕様書を書いている時間の方がRPAを開発・修正より多くの時間を割くことになってしまう。つまり仕様書の作成に時間をかけすぎるとRPAのメリットが薄れてしまう

2.RPAの対象業務の特徴

RPAの対象業務は、これまでのシステム開発の対象だった業務より単位が細かく、且つ、より現場に近い。よってRPAは開発した後も修正が様々な形で起こる可能性がある。ある時はRPA操作対象のアプリケーションが修正された・・・ある業務手順の考慮が欠けていた・・・、やっぱりああしたい、こうしたい・・・などなど様々な修正が起こる可能性がある。そのたびに仕様書を修正したいたら時間が無くなってしまう

上記に付け加えて、RPAが扱うアプリケーション、RPA機種、対象業務の分野・レベルの組み合わせによって事情が違うので、”これだ”という解決方法を述べることは現実的ではないが、仕様書を補完するヒントになると思えることは以下に羅列していきたい。

1.RPAシナリオ自体を仕様書にする

*以下、Uipathを想定して記述

➀シーケンス(箱)を構造化しておく

 箱の見出しを見れば何のシナリオが書かれているかを分かるようにしておく

②Activityの見出しをきちんと記入しておく

そして、一番おすすめが

③コメントを丁寧に記入しておく

2.動画を活用する

RPA導入前とRPA導入後の業務の動画を撮っておく

1にも通じることだが、細かいことより、RPAシナリオによって何をしたいのかを分かるようにしておくのが、とても重要です

これは仕様書で細かい事を書いてある場合も一緒です

何故なら事情が分からない第三者がRPAシナリオを見たときに、細かいことを見てもあまり響かない、もしくはピンと来ないからです

逆な言い方をすればRPAの場合には直感的なもののほうが分かり易いはずです。スマホを最初に操作した時を思い浮かべてもらったほうが良いかもしれませんが、”何をしようとしているか”が理解できれば何とかなるものです

後、動画をとっておくと、万が一、RPAを当分動かせない時に動画をまねすれば業務を再現できる可能性が高くなります

3.1と2でカバーできそうにない箇所を画面コピーする

繰返し条件や分岐処理の条件設定など少し複雑で第三者に分かりにくいものはシナリオの該当箇所のコピーをエクセルに貼り付けたりした上で、コメントを添えておくといいでしょう

以上、自分なりの経験から回答になりそうなものを3つ羅列しましたが、仕様書の問題は本当に重要かつ解決が難しいと思います。ただ最後に言えるのは、RPAシナリオの各部分で何がしたかったのか?これを分かるようにしておくこと、これが最重要だと言うことです。この点を外さなければ何とかなるだろうとは思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました

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RPA導入日記~RPAあるある~

 爆発的にRPAが拡大しています。2018年はRPA元年と言っても過言ではないと思います。但し、当初と目論見が違った、目測を誤ったなどの体験をされた方も多いと思います。そんな”当初の○○と違った”というあるあるを自分の推測も入りますが、まとめてみました

1.RPAを導入したら人は要らないよね?

 経営者の方に多いと思いますが、RPAを導入したら、”人が要らなくなるので人の行き場に困る”、と悩んだ方もいらっしゃるのではないかと思います。

 実際には、RPA開発者を増やすなど、逆に人の頭数が増えたケースすらあるのではないかと思います。

RPAの効果は導入業務の種類、または対応の仕方で効果の出方が大幅に変わるので、現実的には”人が要らなくなるケースもある”ということにとどまるものだと思います。それよりRPAの導入目的をどこに置くのかが一番問題なのだと思います。

 敢えて付け加えるとRPAを起動させる人はどうしても必要です(やり方次第でそうでないケースもありますが・・・)。

2.AIと違うの?

 RPAとAIを混同される方がいますが、RPAとAIは違います。但し、新しいテクノロジーとして同じカテゴリーで話されるケースもあると思いますが、厳密には全然違います。重要なのはRPAとAIをどう連携していくか?ということに尽きます

3.RPAは止まらないよね?

これは止まります。RPAのデモで動画を準備している方も多くいらっしゃいますし、動画のみでデモすると割り切っている方もいらっしゃると思います。重要なのはエラーを防ぐ(止まらないようにする)努力と起こってしまった時に回復する仕組みの構築です

4.RPAはユーザー(システム部門以外)で開発できるよね?

これはできるということもできます。開発する内容、そして選択したRPAとの相性次第になります。後、もちろんユーザーの質も影響します。ただ総じていうと難しいと言わざるおえないとは思います「この○○RPAはユーザーが開発できます」という触れこみのセミナーにも参加したことがありますが、セミナー開発会社が社内で行ったであろう啓蒙活動や教育活動は他の会社でできるとは限りません。但し、ユーザーがRPA開発するのは究極的な理想形ではあるので、SEとの協業、融合を追い求めるのは当然の流れになるかとは思います

5.RPAは業務が人より早いよね?

これも業務によります。そしてRPAのシナリオにもよります。私の場合には業務自体を再構築しつつ、エクセルマクロと組み合わせてなるべくスピードアップする努力をしています。RPA機種によるとは思いますが、RPAにエクセル処理をさせると人間より遅いと感じることもあります。当然、エクセル内の処理はエクセルで行った方が早いので、スピードを意識する場合、どうしてもエクセルマクロとの連携は重視せざるおえません

以上、思いつくまま羅列しましたが、続編を書くことがあるかもしれません

最後に、どんな”あるある”が生まれてこようとRPAと人間の協業の流れは止まることはないと思います。長文でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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RPA導入日記~期待効果と割り算~

今回はRPAの導入による効果について記事を書きたいと思う

以前、雑誌にある企業のRPA導入事例が特集されていたので、購入して読んでみたことがある。何故、その記事に興味を持ったかというと、その企業はRPAベンダーも兼ねていて、話しを聞いたことがあったからだ。

話しを聞いた時にはその企業の売りはユーザー自身がRPAを開発したということだったが、実際の記事内ではまずは”年間○千時間の業務削減”の文字に目を引かれた

ところが、記載してあったロボット数で削減時間を割ると1ロボットあたり月3時間ほどの時間にしかならない

プログラミング経験が無いユーザーが一からロボットを作成したことを考えると、3時間程の効果では到底、作成に当たっての学習時間や作成時間自体も回収が困難だとは思ったが、よくよく文章を追いかけていくと”社員をストレスから解放する”とのその会社のRPA導入方針が記事内で強調されていた。実は時間ではなく人自体の働き方を変える意図が主だったことを理解した

つまり、何が言いたいかというと、RPAの導入効果については”時間だけに囚われてはいけない”ことなのだが、まずは自分のRPA導入経験の中で、時間だけでは測定できない効果が出た例を以下に列挙していきたい

1.滅多に行われない業務のRPA化

普段は行わない業務のRPA化が喜ばれたことがある。一見、不思議な感じはするが、普段行わないだけに、その業務を行う必要が出た時にはユーザーは一からマニュアルを見ながら行うらしく、それが相当苦痛だったらしい

.月初1時間の削減

普段は暇だが、月末や月初は殺人的に忙しいという人も世の中多いと思うが、そんな業務集中の時期に1時間でも削減できると相当負担が減るのは間違いない。前述の月3時間削減のロボットにも通じる話だが、月初の前月の売掛金・集計業務を1時間だけ自動化したら大変感謝された

3.業務のタイマー化

毎日、決まった時間に行わなくてはいけない業務なのに、ついつい業務の多忙さに追われて忘れがちな業務をタイマー化(デスクっトップ型RPAをサーバー型のように使う方法についてはまた別途解説したい)したことで、”うっかり”が無くなり大変喜ばれた

自分の体験の中で代表して挙げるとしたらこんなところだが、他のも挙げたらきりがないだろう。

確かに削減時間が多ければRPAを導入する理由になりやすいだろう。ただ導入してすぐに大幅な削減にはつなげるのは難しく、最初はコストがかさ張るのが常だと思う

なので、まずは総削減時間を考える前に、RPAの導入によってどう働き、どう効果を上げたいのかをよく考え、RPAに何をさせるのかをよく考えていくのが、重要なことだし、RPA導入成功の近道になっていくと思う

最後に付け加えるが、最終的には総時間をどの位削減するのかを導入・運用の出口として絵を描いておくのは忘れないようにしておきたい

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RPA導入日記~エクセル連携~

最近ではRPA衰退期とも言われているが、納得する部分もある

何故かというと、理由は様々だと思うが、RPAを導入するだけでは、ベンダーが言っていたようには簡単に業務改善にならないのが分かってきたからだと思う

では何故、業務改善につながらないのか?

 ・業務フローの分析が足らなかったのでは?

 ・業務自体を見直すべきでは?

なども当然言われると思うが、今やエクセルが業務のインフラになってるケースが多いことも大きな壁になっているように思える。RPAの案件として日常的に使っているエクセルファイルとERPをRPAを通じて連携するような話はごまんとあると思うが、今回はこの壁だけに焦点を当てて話を進めたい

この壁については大きく分けて2種類ある

・既存のエクセル資産を活かせず、RPAへの投入データをうまく作れない

・RPAでエクセルを動かしたとしても業務処理の速度が遅い

前者については特に多いのは1つのシートでデータを入力したり、計算したり、集計したりしているケースが当てはまると思う。こういった場合には当然、データの型式がテーブル型式のようなRPAが順次読み込める形になっていないのが大きな障害になる

後者の場合には、当然、エクセルの操作はエクセル自体で行った方が早いのでマクロとの連携が課題になる

この2つ問題の解決を考える際に、解決が早いのはもちろん後者だ

無理にRPAでの処理に固執せず、エクセルマクロと連携すればよい

ただ、RPA機種によるが、RPAで処理した方が処理スピードが出る、もしくは簡単に処理を作成できる場合もあるので注意が必要だ(Uipathの場合にはCSV読込が簡単に設定できる、マクロの場合にはコードを何行も書く必要がある)

後、既存のエクセルマクロはRPAに置き換えるという方針の会社もあるようだから、考え方は色々とあるのだろう

前者の場合には解決は簡単ではない。資産として活かせないエクセルの多くは”可読性”が著しく低いからだ。直そうにも読み解くのに相当な時間がかかる。

この可読性の問題については語ろうとすればいくらでも語れそうだが、この場では僭越ながらアドバイスのようなものを一文記して終わりたい

”とにかく新しくエクセルを作成し直す勇気を持つこと”

ユーザーが長い間、信じて使ってきたエクセルでも新たに作った方が多くのケースで解決が早いと思う

新たなエクセルを使う過程で新たな業務の視点も必ず見えてくると思う

それがRPAの醍醐味なのだとも思ったりする

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RPA導入日記~待ち処理~

RPAと人ととの間には何が一番違いがあるか?

それはもちろん頭脳の部分であるのは言うまでもないが、RPAを開発する上で一番意識しなくてはいけないのは~目~であると思う

人間は自分の目を通じて自然と”待ち処理”をしている

ここが一番のポイントだと思う

テキストボックスへの入力一つを取っても、実は人間は自然と目を通じてテキストボックスが入力可能になったかを判断している

この待ち処理をうまくRPAに組み込めないと”空振り”が起こりエラーが起こってしまう

自分も最初、IDとpasswordを入力する処理だけで躓いてしまった

何故かというとログインというボタンを押した後にIDとpasswordの入力画面が出てくるまでの待ち処理をうまく入れられず、IDのテキストボックスが入力する前にIDを入力してしまっていたのだ

では待ち処理を作るコツというのはあるのだろうか?

今日は待ちとしての処理をWebサイトを想定して以下に羅列したい

・待ち時間を入れるーこれが一番オーソドックスではあるが、なるべく秒数を短くする工夫は積み上げたい。言うまでもなく工夫しないとRPAの処理が遅くなってしまう

・待ち処理の目安となる画像を見つけるー次の画面、テキストボックスなどが現れるまでに、何らかのマークのような画像が出ているケースがある。Uipathであればその画像を登録しておけば、画像が現れている間は処理を待ってくれる

・タブキーによる移動やエンターキーなどのキー操作をうまく組み合わせる

・独自ルールを見つけるーこんな文字が現れる、こんな画像が現れる、そんな待ち処理のルールを動画の観察などを通じて見つけて分岐処理や繰り返し処理を設定する

残念ながら4つしか今回は羅列できないが、RPAを作成する上では待ち処理と付き合うのが大きなポイントが間違いない

RPA機種によって違いがあるので、具体的に提言できることは少ないが、少なくとも次の事は言えるだろう

”人間の業務の仕方を動画などを通じて研究に研究を重ねること”

この作業を積み重ねることで自分なりの待ち処理の作り方のコツをつかめてくると思う

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RPA導入日記~10と2の法則2

10と2の法則とはいつも自分でRPAを開発する際に心がけていることだ

詳細を説明する前に以下、背景となることを述べたいと思う

1.RPAの対象業務はこれまでのシステム化対象業務と違う

2.対象業務の実施者は極端に忙しい、もしくは複雑な業務を行っている

3.世の中、RPAを実際の業務で行っているところを見たことが無い人が大勢

要はこれまでのような業務ヒアリングの仕方は通じないし、ヒアリングを受けている人も期待はするもののあまりピンと来ていない。まともな業務マニュアルの類を提出してもらえることもあまり期待できないだろう

他の言葉で言い変えると、忙しい、もしくは、人への説明が難しいような業務を行っているので、まともに聞いてもシステム化にのるような答えを得るのは難しい。さらに言えばRPAといってもどうしても半信半疑なので、あまり答えるモチベーションもない

逆に、聞く方も聞いてもあまり相手の言うことが良く分からない。何より、使われている言葉が良く分からいだろう。業務の現場で行われていることそのものだからだ。図に落とそうにも何一つかけなかったりする。なので共通言語が何一つ生まれない

そんな時にどうしたらいいか?

とにかく聞いた範囲でRPAを作ってデモしてみることが重要だと思う

目的は2つ

1つは自分の為だ

RPAに業務を載せる為にはある程度の業務の整理が必要だ。

RPAに投入するデータを作成するところから、無理やり業務を系統立てて整理していかねばならない

そして、あれこれ想像しながらRPAシナリオを描いていくと不思議と相手の言っていたことが理解できてきたり、その次に聞くべきことが見えてくる

2つ目は相手との共通言語を作る為だ

RPAの動きを見た業務ユーザーは、RPAと自分の動きを照らし合わせながら次に説明が必要な部分が良く見えてくる。そして、何より重要なのはRPAへの漠然とした期待が確信に変わってきて前のめりになってもらえることだ

だから2つの目的を達成する為に10を理解しようとするより2つでも分かっていることがあったらRPAを無理やり作ってデモすることが重要だ

とは言っても無理なものは無理なところもあるので工夫が必要なわけだが、一番のお勧めは動画を撮らせてもらうことだ

動画を見てからディスカッションするのも有効だろう

いずれにしろとにかく動くことだ。動くことで次に動くべきことが見えてくる

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RPA導入日記~10と2の法則

前回、RPAの導入は特定の業務に照準を合わせて進めたという話をしたが、その時の苦労について書いていこうと思う

恐らく、どこでもRPAを導入する際に苦労するのは、どうやってRPA対象業務の内容を理解するか?だと思う

中には今までシステム開発の時に行っていた業務ヒアリングと何が違うの?と思われる方も実際にいらっしゃったが、次のようなことを想像してみて欲しい

「今、自分が行っている業務を1から10まで全部、正確に話してくれ」

と、いきなり自分が聞かれたらどう説明をするか?

「業務の単位はどの単位で話したらいい?」「あの件まで話すのか?」

意外と混乱すると思う

RPAの場合は今までシステム化対象だった業務より細かい内容である。

しかも、今までなら最悪、人間にシステムへ業務を合わせてもらえばいいが、RPAの場合にはそうはいかない

だからユーザーに対して蝕知定規な聞き方をすると「1から10まで全部説明して!」となってしまう。

そうは言ってもRPA化の対象となる業務の担当者だからヒアリングを行う時間も十分に取れないし、業務も整備されていないケースが多いので系統立てて説明する術も持ってはいない

ましてやRPAを初めて導入するとなると、現実的に考えて説明はしてくれない。どこか時間を短く切ろうとしながら話してくる

だから、最初に導入しようとした時には焦りばっかりが募り、虚しく時間ばかりが過ぎて言ってしまった。

そんな時に考えたのが次の様なことだ

「とにかく10のうち2で走り始める」

ということだ

詳細は次回、また書きたいと思う

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RPA導入日記~平均の恐ろしさ~

私の場合、RPAの導入のきっかけは、よくある「全社にRPAを導入してみよう」の類ではない

実際に困っていた部署があったからだ。

どう困っていたか??

それは○○の類の業務ならこの位のスキルの人を入れておけば良いという思い込みに起因する。

どんどん人が辞めていくので、「たまたまスキルが低かった」

皆、簡単に結論づけてしまっていたが、実際に業務を体験してみると結してそんな事はない

ではスキルの高い人を入れようとしても現実的には予算やスキルの高い人の志向などを考えると無理がある

そこでRPAを導入しようとなるが、ここでまた問題が起こる

基本的に人が難しいことをRPAにやらせるのは無理だからだ

ここで一番言いたいことだが

とにかくRPAを作って動かしてみることだ

実際に動かしてみることで人間が行っていた業務の流れを変えるヒントに気づくことだ

最初に作るRPAはどうしても人間のコピーになるが、動かして見るとインピスレーションが沸く

ここからがRPAの醍醐味だと思う

~続く~

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