XLOOKUP関数を体で覚える

エクセル関数は、複数の箇所が一瞬で同時に動くことで結果が出力されます

ですので、エクセル初心者にはマンツーマンツによる導入指導が必要だと考えます

誰かが実際にエクセル画面上で動かすのを見て、自分も手を動かしてみることでエクセル関数の仕組みが身についていきます

ところが、昨今のリモートワークの浸透によりこの手の学習機会が少なくなってきました

そこで考えたのが、ご自身のPCにダウンロードして使用する学習ドリルです

自分でリストの値を選択・変更していくことで、関数の仕組みを体感したうえで自分でも関数の入力を試せるようになっています

今回はXLOOKUP関数のドリルです!

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このXLOOKUP関数は、VLOOKUP関数からの進化版です

VLOOKUP関数より格段に使いやすくなっていますので、ぜひこの回についてはエクセル上級者にも見て頂きたいと思います

操作
XLOOKUP関数ドリル

1.XLOOKUP関数の解説

エクセルを操作する上で、複数の表を扱うことは避けられません

複数の表の間で「表の値」をやり取りするのがXLOOKUP関数です

①XLOOKUP関数の特徴

VLOOKUP関数と比べると著しい進歩があります

ⅰ)行検索だけでなく、列方向にも検索できます!

 従来はVLOOKUP関数とは別に、列方向に検索値を検索するHLOOKUP関数がありましたが、XLOOKUP関数では、検索方向は行列のどちらにも対応しています

行方向

ⅱ)抽出する値(戻り値)は、検索値の右にある必要はありません

 VLOOKUP関数では戻り値は検索値の右にある必要がありましたが、XLOOKUP関数では左右どちらにも対応しています(列方向の検索では上下)

ⅲ)検索値が表に無い場合の値を指定できる

 VLOOKUP関数では検索値が無い場合には、他の関数と組み合わせて、出力する値を指定していました

 XLOOKUP関数では、引数(指示)の4番目に指定することができます

②XLOOKUP関数の書き方

直接、セルに書き込むのであれば、”=XL”をセルに入力した段階で下のようなダイアログが出ます

ハイライトされている箇所をタブでクリックし、()の中に4つ引数(指示)を入力すれば関数が完成します

入力する引数は以下の内容になります

=XLOOKUP(A.検索値,B.検索値・範囲,C.戻り値範囲,D.検索値が見つからない場合に表示する値)

2.ドリルの操作

学習ドリルをダウンロードして開いてみてください

注意事項のシートについては、事前に確認をお願いします

リストが2つ(検索値と戻り値)とボタンが3つあります(ヒント表示、解答表示、解答非表示)があります

それぞれの操作の仕方を以下に解説します

①リスト表示の変更

ドリルはリストの表示を変更する度に、XLOOKUP関数に関連する箇所が動きます

リストの表示を変えながら、XLOOKUP関数の仕組みを体感して頂く意図になっています

リスト表示

②ヒント

ヒントボタンを押すと、ヒントが数秒の間は表示されます

③解答表示・非表示

解答は表示・非表示を選択できます

必要に応じて、「解答表示」「解答非表示」ボタンを使い分けてください

解答については、セル上でF2キーを押して解答の中味を確認してみながら、数式の書き方を実感してみてください

③フリーアドインの活用

上記のドリルの操作方法については動画の解説もみれます

エクセルシート上のQRコードをスマホで読み込んで頂くか、フリーアドインのWeb Video Playerをエクセルシートにダウンロードしてください

Web Video Playerでは、エクセルシート上で動画を見ることができます

<まとめ>

XLOOKUP関数は、関数の中でもSUM関数に次いで一番使う機会の多い関数です

前述の「XLOOKUP関数の3つの特徴」を体感できるように、ドリルを使いこなして頂けると光栄です!

とにかく自身の手を動かすのが「関数の上達」の秘訣です!

ちなみに、ドリルで使用しているバージョンは以下です

XLOOKUP関数は、エクセルのバージョンによっては動かないことがあるので注意が必要です

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