カテゴリー別アーカイブ: ビジュアル素材

ワッフルチャートで構成率をオシャレに表現する

今回の記事ではエクセルのグラフ編でも紹介したワッフルチャートを、Power BIで作成する方法を解説します

エクセルの場合だと、条件付き書式を使用して作成します

Power BIの場合だと、エクセルと同じように個別の作りこみはできません

但し、エクセルよりはかなり楽に作成することができます

使用データ

上の画像の商品別に「数量」での構成比を、商品別のワッフルで表現します

Waffle Chart(その他のビジュアル)

ワッフルチャートは、ビジュアルのビルドの下にある「三点リーダー」の「その他のビジュアルの取得」から取得します

「その他のビジュアルの取得」の次の画面にて開いた画面で「Waffle」と検索します

「Waffle」と検索すると「Waffle Chart」がレポートビュー画面に追加できるようになります

メジャーの準備

取得した「Waffle Chart」を使用するには、「Waffle Chart」仕様のメジャーを作成する必要があります

「Waffle Chart」仕様と言っても構成率に100を乗じるだけです

構成率 = DIVIDE(SUM(‘DAX1′[数量]),CALCULATE(SUM(‘DAX1′[数量]),All(‘DAX1′[商品])))*100

100を乗じないとかなり小さい数字がワッフルチャートに表示されますので注意が必要です

グラフの作成

では実際にグラフを作成してみます

グラフの「Category Data」の欄には「商品」を配置します

Valueは前述のメジャーを使用します

これで完成です

<まとめ>

今回は「その他のビジュアルの取得」から取得した「Waffle Chart」を使用して、ワッフルチャートを作成しました

使用するメジャーは100を乗じることが必要ですので、その点はご注意ください

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Power BIでレーダーチャートを作成する

【レーダーチャートはメニューにはないですが、その他のビジュアルから作成することができます】

エクセルでは定番のレーダーチャートは、Power BIではメニューから作成できません

その代わり、3点リーダーから選択することができます

その他のビジュアルの取得

ビジュアルのビルドの「3点リーダー」をクリックすると「その他のビジュアルの取得」が選択できます

こちらから「Radar」と検索してみてください

すると数種類の「レーダーチャート」が選択できるようになります

グラフの作成

前述の「その他のビジュアルの取得」の一番左「Radar Chart」を選択すると、ビジュアルのビルドに次のように表示されます

このレーダーチャートのマークをクリックすると次のようにフィールドが表示されます

設定するフィールダーは2つだけです

<まとめ>

今回の記事ではレーダーチャートを「その他のビジュアルの取得」から作成する方法を解説しました

注意点としては複数の線を作成する場合です

リレーションを組んだとしても、複数のテーブルから線を作成することができません

同じテーブルから複数の線に対応する値を作成する必要があります

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グラフに平均値の線や中央値の線を追加して見やすくする

【Power BIはエクセルと違って、参考用の線を簡単に追加することができます】

今回はグラフの中に平均値や中央値または自作した線をグラフの中に追加する方法を解説します

今回解説する方法は「グラフを見やすくしたい!」という方に一つの有効な方法になると思います

平均値線

まずは「さらに分析をビジュアルに追加する」をクリックします

更に平均値線から「行の追加」をクリックします

次に「系列」で平均値を計算する対象データを指定します

この時点でPower BIに線が追加されます

値の表示

データラベルを「オン」にすると線に「値」が表示されます

このような形です

名称の表示

値ではなく線の名称を表示する方法もあります

スタイルを「名前」に変えると線の名称の表示に変えることができます

名称自体を変えるにはこちらを変更します

中央値線

中央値線を追加する場合には、以下から追加します

後の内容は「平均」と一緒です

ちなみに、値を線の左ではなく右に表示する場合は以下を指定します

このような形です

線の自作

自作した線を追加する場合には定数線から追加を行います

定数線の追加では、データテーブルを参照することができます

上の関数ボタン(fx)を押すと次の画面が開きます

こちらで、対象データと参照の仕方を指定できます

「基準にするフィールド」では作成したメジャーも参照することができます

<まとめ>

今回はPower BIのグラフに平均値などの線を追加する方法を解説しました

見やすいグラフを追求した時、シンプルさがあるかどうかがとても重要になります

こうした線を追加することで、シンプルにグラフを解説できるようになります!

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グラフを内容に合わせた形で表示する~Infographic Designer~

【グラフは見た目の瞬発力が重要です!】

今回は、一目でグラフの内容がわかる「Infographhic Designer」を使ったグラフの作り方を解説します

実際にレポートを触ってみたいという方はこちらをクリックしてみてください⇒サイト

開いたWEBサイトで、実際にレポートを操作できます

Infographic Designerとは?

Power BI Desktop上で「その他のビジュアル」からダウンロードできます!

要はアドインです!

次に開く画面で「INFO」と検索すると出てきます

そして、こちらでダウンロードします

「追加する」をクリックしたら、レビュー画面でこちらをご確認ください

元データ

元データは下の画像のデータになります

このデータをPower BI Desktopに取り込んだ上で2種類のグラフを作成します

左側のグラフの作成

男女別の形の選択

Infographic designerをクリックしてビジュアルをページに挿入します

ビジュアルを挿入したら次のようにデータを配置します

・Category ⇒性別

・Measure ⇒売上金額

次にこちらのマークをクリックします

これでMark Designerという画面が開きます

この画面で実際にグラフの形が設定できます

次に、

こちらのマークをクリックします

すると、別な画面が開きます

こちらの画面でフィル―ルドを選択します

すると、性別に「形」を選択できるようになります

「形」は様々なものが選べます

今回は、Peopleから形を選びます

形を選択したら「Apply」することを忘れないようにしてください

Applyで設定を完了したら「Back」で前画面に戻ります

テキストの作成

では、ここからはテキストを作成します

テキストを挿入するには「Mark Designer」の上の「Insert text」をクリックします

ここから、下の画像の「Text」の中身を設定します

「Text」の横のマーク「Data-Binding On」をクリックすると設定画面に移ります

次の画面では「None」を他のフィールドに切り替えます

こちらでフィールドを設定し、Applyをクリックして設定を確定します

次に上の画像の「Back」で前の画面に戻ります

これで「Text」の中身が設定できたので、フォントサイズと位置を調整します

上の画像の調整ができたら完成です

ちなみに「Text」の設定から「グラフ自体」の設定に戻すにはこちらを操作します

Mark Designerを消すには、右上の×印をクリックしてください

右側のグラフの作成

メジャーの作成

左側のグラフの選択に応じて、性別の売上割合を算出するメジャーを作成します

DIVIDEを使い「選択された性別の売上/左側のグラフでの選択」を全売上で割ります

全売上は「ALL」を使い、選択が行われてもすべてを抽出するようにします

売上割合 = DIVIDE(sum(‘売上金額'[売上金額]),CALCULATE(SUM(‘売上金額'[売上金額]),ALL(‘売上金額’)))

割合を表示するための設定

左側の設定と同じく、Infographic designerを使用します

今回は、Measureに上で作成したメジャーを設定します

すると下の画像のように100%とだけ表示されます

次に左側のグラフと同様に、Edit LinkをクリックしてMark Designerを開きます

Mark Designerが開いたとしても、Textの設定になっているので「Insert shape」をクリックします

次に開いた画面でグラフの形を選択します

今回は割合を表示するので、Layoutをクリックします

そして、Bound toの箇所をOuterに設定して前画面(Format)に戻ります

Format画面で2つ設定を行います

「Fill Percentage」の箇所でフィル―ルドを設定し、100の意味合いの「1」をofの隣に設定します

これで色などを調整したら完成です

ちなみにグラフの色は「値の出る場所」「出ない場所」に分けて設定できます

<まとめ>

今回は、アドイン機能の「Infographic designer」を使用して、内容に沿ったグラフの形を設定できるようにしました

全て英語なので、わかりずらい箇所もありますが、設定が必要な箇所はそんなにないはずです

X軸などの調整は他のビジュアルと同じ画面で設定することができます

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Power BIでWaterFallグラフを作成する~増減が線でわかる~

このページの読者の中には、どうやって値の増減をビジュアル化するか?について頭を悩ましたことがある方も多いと思います

下の画像を見てみてください。こちらは通常の縦棒グラフです

9月末残高が増減を伴った結果、一体どうなったのかがよくわかりません

今度は、この記事で紹介するWaterFallグラフです

値の増減と左の棒グラフがどうなったのかが点ではなく、線で理解ができます

増減が表示されるだけでなく「合計」という元データにない項目も自動で表示されるのも特徴です

このWaterFallグラフの作成は、あまり難しくはないですが、1点だけ問題があります

それは項目の並び替えの問題です

この問題は後で後述したいと思います

元データ

今回はこちらの増減を含むデータが元データになります

ビジュアルの選択

WaterFallグラフのマークをクリックします

データの配置

WaterFallグラフでは「カテゴリ」と「Y軸」を指定します

ここまでは、普通のグラフと同じですが、なかなか並び順が思うようにならなかったりします

並び順を調整する方法をこれから解説します

並び順の調整方法

並び順の調整はPower Queryエディターで行います

エディター画面でインデックス列を追加します

ここからデータ管理画面に移ります

この画面で「項目」列をインデックス列をもとにして並び替えを行えるようにします

ちなみにこの画面通りにレポート画面で並ぶとは限りません

並び替えは「列で並び替え」で行います

この時、項目列を指定したままにしておいてください

これでレポート画面でインデックス列通りに並び替えが行われます

<まとめ>

グラフはシンプルなものが一番です

このWaterFallグラフでシンプルにできるシーンも多いとおもいますので、ぜひ有効活用してください

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Power BIでスピードメーターのようなグラフを作成する

Power BIでは「ゲージ」というグラフを作成できるようになっています。この「ゲージ」グラフを活用できるようになると、スピードメーターのような臨場感のあふれるグラフも作成できるようになります

ポイント

ゲージグラフは下の画像の赤印をクリックすると設定できます

ゲージグラフでは設定項目として、下の画像のように「値」「最小値」が出てくる他に「最大値」「目標値」という設定項目がでてきます

最初はこの複数の設定項目がよく意味が分からないと思います

こちらは下の画像のように表示の工夫でわかりやすく解説していきます

ゲージグラフの作成

目標値とは?

最小値と最大値はゲージグラフの端のことだと想像はつくと思います

では、目標値とは何か?

これは最大値を超えない範囲で、値が持つ温度をわかりやすくするための指標です

仮に値が目標値を超えると以下のような表示になります

ちなみに最小値や最大値、目標値は以下の欄でも設定できます

こちらは手動でも設定できます

DIAL GAUGE

こちらが、記事の冒頭で紹介したスピードメーターグラフです

こちらは「その他のビジュアル」で追加します

こちらのDIAL GAUGEの場合は「警戒ゾーン」「目標ゾーン」の2つの範囲を設定する必要があります

*こちらはあくまで私独自の解釈になります

警戒ゾーンは下の画像の「赤」のゾーンの箇所になります

目標ゾーンは下の画像の山吹色の箇所になります

最後に、達成値を計算してPercentageの欄に表示しましょう!

<まとめ>

今回は、ゲージグラフとゲージグラフを応用したDIAL GAUGEグラフの作成の仕方を解説しました

こちらのグラフはエクセルで作成しようとしたら、とにかく手間暇がかかります

紹介記事

ぜひ積極的に活用して、ダッシュボードをF1マシンのコクピットのようにしてみてください!

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フィルターを一発で解除するボタンを配置する~ブックマーク機能活用~

【ブックマーク機能を活用してダッシュボードを楽々操作!】

Power BIのブックマーク機能というのがあるのをご存じでしょうか?

Power BIでのブックマークの意味合いは、日常的に使っているブックマークとは似ているようで違います

「記録しておき、再現する」という点は一緒だという点だけは意識しておいてください

このブックマーク機能を使えば、面倒なスライサーの解除作業などはクリック一つで解決できるようになります

基本的なブックマーク活用の流れとしては、1.ボタンの用意2.操作/状態の記録3.用意したボタンへの記録内容の選択・割り当てになります

ボタンイメージの用意

Power BIの挿入タブには様々なボタンが用意されています

今回はイメージから事前用意した画像を使用します

今回用意したのは次の「×マーク」です

操作/状態の記録

ここから、スライサー等でフィルターが行われていない状態を保存(ブックマーク)します

下の画像の通り、フィルターが一切かかっていないことを確認します

フィルターの状況を確認したら、表示タブにある「ブックマーク」をクリックします

ブックマークの欄がでたら「追加」ボタンをクリックします

そうすると、記録内容が追加されます

追加された記録内容は後で「選択・割り当て」が行いやすいように名前をつけます

上の画像の「・・・」をクリックすると、名前が変更できるようになります

今回は「Filter Clear」という名前にします

用意したボタンへの記録内容の選択・割り当て

フィルターが解除された状態を「Filter Clear」に記録したので、今度は、「×マーク」に「Filter Clear」に選択・割り当てます

ページに配置した×マークをクリックすると上の画像のように「アクション」が選択できるようになります

アクションを「オン」にし、型を「ブックマーク」に指定します

その後「ブックマーク」の右に△マークをクリックすると、先ほど記録した「Filter Clear」を選択・割り当てできるようになります

×マークに「Filter Clear」を選択・割り当てをしたら、Ctrlキーを押しながら×マークをクリックすると、フィルターが解除されるようになります

<まとめ>

今回はPower BIのブックマーク機能を活用してフィルターを解除する方法を解説しました

フィルター解除の設定の流れは次の通りとなります

1.ボタンの用意

2.操作/状態の記録 ⇒ブックマーク機能

3.用意したボタンへの記録内容の選択・割り当て ⇒アクションで割り当て

Power BIではエクセルと違い、ボタンによる設定できる操作は充実しています

ボタン周りの操作についてはまた別な記事で解説していきたいと思います

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分解ツリーの利用により、一見複雑な階層ごとの数字をシンプルに魅せる

【分解ツリーのボタンを活用して、階層別の数字を段階的に見せるようにしましょう!】

Power BIの分解ツリーをご存じでしょうか?

このビジュアルを使えば、セル結合が入った表を凝視しなくても階層別に数字を理解できます

上のGIF画像では売上金額を、地域ブロック別⇒都道府県別という風に階層化しながら数字を表示していっています

他の言い方をすると、究極のドリルダウンとも言えます!

今回はこの分解ツリーの作成方法を解説します

データの準備

分解ツリーで使用するデータは当然、リレーションを通じて階層化されていなければなりません

前述のGIF画像で使用したデータは次の画像の通り「地域ブロック都道府県客先」というデータ構造になっています

*<:個数小<個数大

分解ツリーの作成

分解ツリーは「視覚化欄」のこちらのボタンから作成できます

分解ツリーにて設定するフィールドは「分析」と「説明」の2種類になります

分析とは分解するもの、説明とは階層の種類と割り切って理解をしてみてください

前述のGIF画像にある分解ツリーでは、説明欄に必要な階層分のフィールドを設定しています

ツリーの書式調整

他のビジュアル/グラフと違い、書式の調整が少し勝手が違うと感じるかもしれません

例えば、数字のフォントの大きさを変える場合には「データラベル」にて調整します

<まとめ>

今回はボタンでツリーを足すことができる、分解ツリーをご紹介しました

設定において、少し日本語の意味合いが違うと感じるかもしれません

この点は割り切って理解する必要があるかもしれません

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KPIカードによる達成率・傾向の表示~様々なカスタマイズ可能~

【ダッシュボードにKPIカードを挿入して、数字にメリハリを付けよう】

数字を見る際に必ず必要なのは指標との対比です。Power BIのKPIカードを使えば、指標の達成率をわかりやすく示すことができます

KPIカード

Power BIのKPIカードを使おうと思っても、良く使い方や設定方法が分からない・・という方も多いと思います

「この折れ線はどのことなんだろう?」「%がでているけどなんの数字かな?」

こう思った方も読者の中にはいらっしゃると思います

今回は他のグラフとの対比や、デフォルト設定の場合とを比較しながら「KPIカードとは?」について解説したいと思います

ビジュアルのビルド(初期設定)

ビジュアルのビルドでは3つのフィールドを配置します

①値、②トレンド軸、③傾向

恐らく、この日本語ではどのフィールドを配置するかのイメージがわかないと思いますので、まずは①~③が何なのかを解説したいと思います

①の値と③の傾向は対比させる組み合わせです

言い方を変えると、①がうまくいっているかどうかを③と対比させます

記事の冒頭のKPIカードでは以下のように設定しています

では②のトレンド軸は何かというと、①が③に対してうまくいっているかどうかについて、時系列でいえば「何の軸をもって適切にいえるようにするか?」ということを設定する軸です

記事の冒頭のKPIカードでは月単位です

上の内容を折れ線グラフを参考にして解説してみます

①の値が上の折れ線グラフの「売上金額」、②が「会計年度 年月」、③が計画値です

上の折れ線グラフを見てもらうとわかるのですが、KPIカード内のグラフは上の折れ線グラフの「売上金額」と一緒です

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-129.png

但し、Y軸の最小値が売上金額の最小値になるように調整されているので、もしかしたら売上がのように見えるかもしれません

この点は要注意が必要です

ではKPIカードの中の「36,400」と「25,572」そしてカッコの中の「+10,828」などは何の数字なのか?③の傾向はどのように反映されているか?という点については次で解説します

ビジュアルの書式設定

吹き出しの値及び日付

ビジュアルの書式設定で「吹き出しの値」にあたるのが下の画像の箇所です

ではこの値が何かについては、テーブルと両方見るとよくわかると思います

つまり何らかのフィルター処理をしない限りはトレンド軸で設定した範囲の最終の値です

上の画像では「2022年3月」と表示されていますが、デフォルトでは表示されません

こちらのトレンド軸の最終を表示したい場合は下の箇所で調整します

ターゲットラベル

前述の③:傾向に設定した内容はこちらのターゲットラベルの「」「ゴールまでの距離」に反映されます

上の画像の「25,527」はトレンド軸の最終の傾向/計画の内容になります

デフォルトでは下の画像のように「計画」の文言は「目標」と設定されます

こちらはラベルの箇所で修正します

ゴールまでの距離

カッコの中は③の「傾向」で設定した内容と①の「値」で設定した内容の差異を絶対値、もしくは%が表示されています

上の画像のカッコの中はゴールまでの距離で調整します

デフォルトでは%/パーセントだけの表示になります

ですので、下の画像の「スタイル」の箇所で必要に応じて調整を行います

その他

アイコン

上記の黄色の箇所は必要に応じて「非表示」にすることもできます

こちらはアイコンの箇所でオフにします

トレンド軸

①値が対比対象の③傾向を上回っている場合には「グラフ」や「フォント」が上記画像の正しい色で指定した色で表示されます

逆に下回っている場合には正しくない色で表示されます

デフォルトの設定では正しくない色は緑、正しくない場合には赤になっています

こちらも必要に応じて調整が必要です

低い方が良い場合

数字は全般的に目標や計画を上回った方が適切だと判断されますが、経費などの場合は逆が適切になったりしますので、調整が必要な時があります

「逆の場合」の調整箇所は2か所あります

<まとめ>

今回はKPIカードを使用してダッシュボード内に「達成状況や傾向」を表示する方法を解説しました

非常に機能が豊富で、Power BI内の日本語の表示が分かりにくいので扱いにくい面もありますが、このKPIカードをダッシュボードに挿入すると、数字の中身が分かりやすくなります

但し、

このKPIカードを使う場合「この数字は何か?」「グラフは何を示しているか?」については、読み手に対して「補足」が何らかの形で必要かと思います

後、デフォルトの設定のままだと分かりにくいのでぜひ「日付/トレンド軸最終」や「ラベルの文言」は調整しておきましょう!

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色の工夫やアイコンによりテーブルにメリハリをつける~条件付き書式~

【今回は、エクセルの条件付き書式の仕組みをPower BIで実現して、テーブルをメリハリがついたものにしましょう!】

エクセルで条件付き書式により、基準を作成して色を変えたりアイコンを挿入したことがある方も多くいいらっしゃると思います

Power BIでも条件付き書式は簡単に行えますので、ぜひ活用してみてください

バーの挿入

では下の画像の「売上金額の列」にグラフでいえば横棒グラフを挿入してみましょう!

ビジュアル>セル要素>設定の適用先>系列から対象とする列を選択します

次にデータバーをオンにしましょう

この時点で既にバーがテーブルに挿入されます

修正は下の画像の「関数マーク」から行えます

こちらで色などを選択できます

信号などのアイコン

アイコンはこちらから挿入できます

上の画像の関数マークをクリックすると下の画像の画面が立ち上がります

こちらの画面で各種設定をするわけですが、デフォルトではアイコンのレイアウトが「データの左側」になっています

こちらは「データの右側」に変える方がおすすめです

次にどの値範囲の時には、どのアイコンにするかについて「ルール」で指定をします

デフォルトでは「パーセント」の設定になっていますが、こちらは数値に設定し直しておいた方が無難です

注意点としては数値の範囲指定方法が限定的です

範囲指定の最後にて「~以上は・」という指定の仕方ができず「~まで」となってしまいますので、ダミーでありえない数値(例:前期比で900%など)を指定しておきましょう!

フォント・背景など

フォントや色なども条件に応じて、色を変えることができます

こちはデフォルトではルールではなくグラデーションが設定されています

グラデーションでは、数値の大小に応じて色の濃さが変わる仕組みになっています

このグラデーションでも構わない場合もあるかと思いますが、数値が「マイナス」の場合はフォントの色を赤にする場合などは「ルール」に変更する必要があります

グラデーションからルールに変更すると、数値の設定範囲を指定する画面が出てきます

<まとめ>

今回はPower BIにて条件付き書式を設定する方法を解説しました

エクセルと基本的に設定方法は同じですが、何点か全く違うところもあります

・設定列は「系列」で指定する

・グラデーションを場合に応じてはルールに変更する

この点は十分注意が必要です

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