カテゴリー別アーカイブ: 体で覚える関数術

【忍者エクセル】エクセル関数で合計を計算!

 

 エクセル関数は約500種類ぐらいあり、使いこなせたら業務はとても楽になります。ところが、エクセル関数は「よく仕組みが実感できない」という声も聞きます。この実感を味わうために作成したのが忍者エクセルです

忍者エクセルの目的

 エクセル関数のよく仕組みが実感できない理由は、エクセル関数が直感的には理解しにくい部分があるからです

 「=」と入力したのに、違う内容が出力されたり、複数の箇所が同時に集計されたりします

 本来であれば、自身のPCで上級者に関数の独自動きを横で見せてもらうのが一番効率のいい関数の勉強方法ですが、コロナ渦の中でこの勉強方法はとても難しいです

そこで考え出したのが、エクセルシート内で動く忍者エクセルです

動画や書籍などの座学では実感できないエクセルの独自の動きを、実感できるような仕掛けになっています

今回の忍者エクセルの内容

今回は、合計の計算方法について紹介します

計算パターンは、3つ用意しています

内容としては初歩的ですが、注目して頂きたい点が2点あります

一つ目は、引数の使い方

2つ目は、数式バーと名前ボックスの役割です

引数

引数は関数を動かすのに必要な「値」です

エクセル関数は、どの関数も引数を利用して動きます

ですので引数を理解すると、「合計処理」以外を行う関数についても理解し易くなります!

さて、

自動販売機で缶コーヒーを買うシーンを想像してみてください

自動販売機に入れるのはお金です

でも出てくるのは、缶コーヒーです

この自動販売機に入れるお金が「引数」です

そして、缶コーヒーが関数から出力される値です

エクセル関数で使われる引数は大まかに3つ位あります

今回は、合計を計算する3つのパターンにて、引数の種類をおおまかに理解できるようになります

数式バーと名前ボックス

関数を作成する際に、数式バーと名前ボックスに注目しておくと関数の仕組みが良く理解できます

数式バーでは、関数の中味を見たり、修正をすることができます

名前ボックスでは、選択しているセル位置が表示されます

忍者エクセルでは、数式バーと名前ボックスの内容を、関数の解説に合わせて表示しています

忍者エクセルの操作方法

エクセルシート上で「解説」ボタンを押すと、忍者が動き出します

解説の終わりには、下のGIF画像のように黄色に塗られた箇所に解答が出力されます

上の図で青色の箇所がありますが、演習はこちらのセルで行ってください

後のセルは保護されています

シート内には、QRコートがあります

QRコードを読み込むと動画も見れますので、ぜひそちらも参考にしてみてください!

では、ぜひ、忍者エクセルで関数の新たな魅力に触れて見て下さい

尚、使用前に注意事項を記したシートについては、事前に確認をお願いします

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XLOOKUP関数を体で覚える

エクセル関数は、複数の箇所が一瞬で同時に動くことで結果が出力されます

ですので、エクセル初心者にはマンツーマンツによる導入指導が必要だと考えます

誰かが実際にエクセル画面上で動かすのを見て、自分も手を動かしてみることでエクセル関数の仕組みが身についていきます

ところが、昨今のリモートワークの浸透によりこの手の学習機会が少なくなってきました

そこで考えたのが、ご自身のPCにダウンロードして使用する学習ドリルです

自分でリストの値を選択・変更していくことで、関数の仕組みを体感したうえで自分でも関数の入力を試せるようになっています

今回はXLOOKUP関数のドリルです!

このXLOOKUP関数は、VLOOKUP関数からの進化版です

VLOOKUP関数より格段に使いやすくなっていますので、ぜひこの回についてはエクセル上級者にも見て頂きたいと思います

操作
XLOOKUP関数ドリル

1.XLOOKUP関数の解説

エクセルを操作する上で、複数の表を扱うことは避けられません

複数の表の間で「表の値」をやり取りするのがXLOOKUP関数です

①XLOOKUP関数の特徴

VLOOKUP関数と比べると著しい進歩があります

ⅰ)行検索だけでなく、列方向にも検索できます!

 従来はVLOOKUP関数とは別に、列方向に検索値を検索するHLOOKUP関数がありましたが、XLOOKUP関数では、検索方向は行列のどちらにも対応しています

行方向

ⅱ)抽出する値(戻り値)は、検索値の右にある必要はありません

 VLOOKUP関数では戻り値は検索値の右にある必要がありましたが、XLOOKUP関数では左右どちらにも対応しています(列方向の検索では上下)

ⅲ)検索値が表に無い場合の値を指定できる

 VLOOKUP関数では検索値が無い場合には、他の関数と組み合わせて、出力する値を指定していました

 XLOOKUP関数では、引数(指示)の4番目に指定することができます

②XLOOKUP関数の書き方

直接、セルに書き込むのであれば、”=XL”をセルに入力した段階で下のようなダイアログが出ます

ハイライトされている箇所をタブでクリックし、()の中に4つ引数(指示)を入力すれば関数が完成します

入力する引数は以下の内容になります

=XLOOKUP(A.検索値,B.検索値・範囲,C.戻り値範囲,D.検索値が見つからない場合に表示する値)

2.ドリルの操作

学習ドリルをダウンロードして開いてみてください

注意事項のシートについては、事前に確認をお願いします

リストが2つ(検索値と戻り値)とボタンが3つあります(ヒント表示、解答表示、解答非表示)があります

それぞれの操作の仕方を以下に解説します

①リスト表示の変更

ドリルはリストの表示を変更する度に、XLOOKUP関数に関連する箇所が動きます

リストの表示を変えながら、XLOOKUP関数の仕組みを体感して頂く意図になっています

リスト表示

②ヒント

ヒントボタンを押すと、ヒントが数秒の間は表示されます

③解答表示・非表示

解答は表示・非表示を選択できます

必要に応じて、「解答表示」「解答非表示」ボタンを使い分けてください

解答については、セル上でF2キーを押して解答の中味を確認してみながら、数式の書き方を実感してみてください

③フリーアドインの活用

上記のドリルの操作方法については動画の解説もみれます

エクセルシート上のQRコードをスマホで読み込んで頂くか、フリーアドインのWeb Video Playerをエクセルシートにダウンロードしてください

Web Video Playerでは、エクセルシート上で動画を見ることができます

<まとめ>

XLOOKUP関数は、関数の中でもSUM関数に次いで一番使う機会の多い関数です

前述の「XLOOKUP関数の3つの特徴」を体感できるように、ドリルを使いこなして頂けると光栄です!

とにかく自身の手を動かすのが「関数の上達」の秘訣です!

ちなみに、ドリルで使用しているバージョンは以下です

XLOOKUP関数は、エクセルのバージョンによっては動かないことがあるので注意が必要です

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