今や世の中のビジネスマンの中で、エクセルを使ったことが無い人というのはいないと思います
データ入力、データ集計、計算等々・・・データを扱う仕事では、必ずエクセルが活用されています
但し、あくまでエクセルは表計算ソフトです。大量のデータを扱うことには不向きです
そもそも1シートに入力できる行数にも制限があります
同じMicrosoft社の製品では、Accessというソフトがデータベースソフトとしてきちんと用意されています
ところがエクセルの新機能、Power Queryではエクセルをデータベースとしても活用できるようになりました
つまり、Power Queryを習得すれば、Accessを使わなくてもエクセルを表計算+データベースのツールとして都合良く活用できるのです
これは、スマホが登場した時の衝撃にも似ています
このブログでは全面的にこのPower Queryの普及に尽力していき、できるだけ多くのビジネスマンにエクセルでの「スマホ登場のような衝撃」を体験して頂きたいと思います!
以下、スマホ登場のような衝撃をごく一部だけ紹介していきます
1.データ取得
一時期、多くの人が使っていたガラケーでは電話番号を、電話帳を参照しながら手で打ち込んでいました
ところが、スマホの登場により、お気に入りのレストランを予約は、スマホでネット検索して、そのままレストランに電話をかけることができるようになりました

Power Queryも同じです
操作しようとするエクセルシートの外にあるデータでも、手動で転記処理をすることなくデータを取得することができます
ファイル内の別シート、他ファイル、フォルダ内の複数ファイル、テキストデータなどからデータを取得することができます
しかも、PDFファイルやWeb上のデータまで取得できてしまうのです
取得するデータの指定方法はとても簡単です
以下の画面から取得するデータを指定するだけです!

2.変換
Power Queryでは、Power Query Editor(以降、エディター)にて各種・変換処理が一括で行えます
今回は代表的なものだけ紹介します
A.データ結合
データ結合には大きく分けて2種類あり、ⅰ)横の結合とⅱ)縦の結合がります
横の結合は、関数で言えばVLOOKUP関数やXLOOKUP関数で行う処理です

この横の結合処理を、直感的に分かり易い画面上で処理することができます

縦の結合は、これまでのエクセル処理では対応する機能がありませんでした

上の画像の例で言えば、①2月と3月のデータを別途結合して新たなデータを作成する、もしくは、②3月のデータに2月のデータを結合する、といった機能です
この結合処理も、分かり易い画面で処理を行うことができます

B.各種データクリーニング処理
エディター画面には、データクリーニング処理メニューが豊富に揃っています
セル内に混じっている空白を取り除いたり、1セルの内容を複数セルに分割したりといった、従来のエクセル処理では手間暇が相当要する処理を一括で行えます

3.読込
スマホでは、お気に入りのレストランのサイトで「電話のマーク」をクリックすれば、電話番号が自動的に読み込まれて、電話の画面に該当の番号がセットされます
Power Queryでは様々な読込方法を選択することができます
・新規シート
・既存シートのセル
・ピボットテーブル
そして、一番のサプライズが「接続の作成のみ」を選択できることです
エクセルでは行数の制限があり、シート上に蓄積できるのは104万前後までです
仮に行数の制限を超えなくても、行数の多いファイルは重たくなりがちです
ところが、この「接続の作成のみ」を上手に活用すれば、行数の制限なくデータを活用でき、ファイルも重たくせずに済みます
ここまでPower Queryの概要を大きく分けて3点を解説しました
ここからはぜひ、実際の講座を覗いて頂き、Power Queryの魅力に触れてみてください!

