
クエリを右クリックしたときに出てくる「複製」と「参照」、この2つは何が違うのか?と不思議に思ったことはありませんか?
このブログでは、中級編/クエリのマージの解説の中で「参照」の方は登場しました
では、複製はどのような時に使用するのでしょうか?
上の2つはどちらもある種「既存クエリ」のコピーです
但し、この2つには明確な違いがあります
この2つの違いをきちんと理解しておくと「既存クエリ」の活用の仕方がかなり効率的になります!
この「複製」と「参照」の違いを理解し易くするために次の画像のデータから「元クエリ」という名前のクエリを事前に作成します

「元クエリ」はPower Queryエディタ(以降エディタ)にて、次の画像のように「トラック」でフィルターをかけています

ですから、適用したステップは3つになります

ではこの「元クエリ」を元にして「複製」と「参照」の違いを解説します
複製
では「元クエリ」の上で右クリックして「複製」を行います

開いたエディタで「適用したステップ」を確認します

適用したステップは3つあり、「元クエリ」と変わりません

ですので、上の画像の最後のステップを修正して、フィルターを「トラック」から「軽自動車」に変えることもできます

参照
今度は、参照を行います

開いたエディタの適用したステップを確認します

上の画像のように適用したステップには最初のステップだけです
つまり、データソースとして参照元の最終ステップを参照しています

上の図は参照したクエリですが、既に「トラック」でフィルターされています
後、数式バーにははっきり参照元が「元クエリ」となっています
<まとめ>
今回は、「複製」と「参照」の違いについて解説しました
両方ともクエリをある種「コピー」するという点では一緒です
違うのはコピーされるステップです
複製⇒最後のステップまでコピー
参照⇒参照元の最終ステップをデータソースとして参照
この2つの違いを意識しながら、既存クエリを活用する目的にあわせてうまく使い分けしましょう!
今回は以上です!
最後までこの記事をお読み下さり誠にありがとうございました!


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