こんにちは、Excellent仕事術のガッツ鶴岡です
前回、案内したようにエディター画面での変換処理について解説します
エクセルはあくまで表計算ソフトであり、Accessのような大量のデータを扱うのに適したデータベースソフトではありません
Power Queryのエディター画面にある機能を使いこなせば、データベースソフトと同じ様に一括で変換処理が行えます
今回は、エディター画面の「列の追加」タブにある機能の一部を解説します
解説に使うデータは、初級講座1回目で使用したデータを使います
中級編9回目サンプル
次から解説する、1~3のステップを通じて、既存の表の横に「連番」と「部門コード」「販売金額」の3列から構成される表を追加します
目次
1.連番追加(インデックス)
取得したデータに、エディター画面で連番を付けます
①エディター画面を開く
まず、既存の表からデータを取得してエディター画面を開きます
⓶インデックス列
エディター画面が開いたら「列の追加」タブをクリックし、「インデックス列」の横にある▼をクリックします
ここで、連番の付け方を選ぶことができます
・0から始め、増分を1にする
・1から始め、増分を1にする
・開始番号と増分をカスタマイズする
ここでは1からを選択します
2.条件列
この条件列は従来のエクセルではIF関数に相当するものです
IF関数とは違い、エディタ―画面では設定条件に従い、一括で変換します
それに、IF関数ほど設定の仕方は複雑ではありません
まず、「条件列」をクリックして、設定画面を開きましょう
新たに開いた「条件列の追加」画面では、以下の6つを設定します
①追加される列名
②~④設定条件
⑤設定条件に合致する場合の出力結果
⑥設定条件に合致しない場合の出力結果
今回は、部門名が東京の場合は「T」大阪の場合、つまり東京以外の場合は「O」を出力するので、以下の画面のように設定します
3.読込処理
①列の削除
今回出力する表は以下の様になるので、無駄な列は削除します
削除は「削除する列」にカーソルを置いて右クリック⇒削除、の順で行います
列が隣合っている列を一気に削除する場合は、Shiftキーを押しながら削除対象列を指定してください
②列移動
新たに追加した2列を、まとめて移動します
③読込先の指定
今回は、既存シートにエディターで操作したデータを読み込みます
ホームタブで「閉じて次に読み込み」をクリックした後、データインポート画面にて読込位置を指定してください
「表示」はテーブル、「データを返す先」は既存のワークシートを指定します
<まとめ>
今回は、エディター画面で2種類の列を追加する方法を解説しました
1つは連番の追加、2つ目は従来のエクセルで言えばIF関数に相当する条件列の追加です
他にもエディター画面での列削除や列移動についても解説を行いました
今回の解説を通じて、エディター画面がスマホと同じ様に、直感的に操作できる利点を感じて頂けたら嬉しいです!
次回はPower Queryを使用して集計上手になるため、グループ化について解説します
それではガッツで頑張りましょう!
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