【M言語は難しくない】今回は連番と波括弧:{}を組み合わせて活用して、前行を参照する仕組みを作成します。前行を参照する仕組みを作成したら、下の図のように「前行との差額」を計算します。

この処理はエクセルシート上であれば、四則演算の式を挿入すれば簡単に行えます
=(列名/N行目)-(列名/N-1行目)
但しセル単位/1つの値単位の操作になるので、M言語を使用しなければPower Queryでは行えません
M言語を使用すればできるといっても、とても難しい処理なのでは?
いえ、決してそんなことはありません!
エクセルシート上の行番号/レコードに相当する波括弧:{}を、連番/0,1,2・・・とうまく組み合わせて使いこなせば、簡単にできます

実際に手を動かして前行を参照した計算が行えるようになった時には、M言語の活用に大き自信を持てるようになっているはずです!
目次
今回のポイント
過去の記事で、丸括弧と波括弧を組み合わせてエディタ内のデータを参照する方法について解説しました
括弧を使用して参照する方法は、下のGIF画像のように<前ステップ名 + 波括弧/レコード位置 + 角括弧/リスト>を組み合わせる方法でした
今回は、この「括弧の組み合わせて参照する仕組み」を、更に「連番 /0,1,2,3・・・」と組み合わせて活用します!

今回使用するデータ
今回使用するデータは次の画像のデータです

上の画像のB列にある「株価」を使用して、計算を行います
各行にて、前行との株価の差額を計算します