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脱エクセルについて考える~資金繰り表をPower Platformで作成~第9回

【エクセルは本当に便利なツール。但し、効率と効果を上げるには限界があります】

資金繰り表はエクセルに向いている業務の典型です

それは何故か?

上の画像の黄色のセルには数式が入っており、預金残高の予想残高を計算しています

但し、この数式を必要に応じて実際の預金残高「数値」で上書きすることができます

実はこれってエクセル以外のソフトだと難しいんです

「数式」と「数値」を共存できるエクセルは本当に便利なんです

ではエクセルで業務を続けていたらそれでいいのか?

それはそれで問題があります

下の画像の「2023/1/5」の売上高の欄には120と入っています

入力数字は120でも、実は120という数字を別な表で複数の顧客の数字を積み上げて入力されているかもしれません

それに、表に存在する日付/列単位が膨大になってくると、入力箇所を見つけるのも面倒です

つまり量が膨大になってくると、この資金繰り表の1セルを入力する作業がかなり面倒になってきます

その理由は一般的なエクセルの資金繰り表では「データ蓄積」「作業」「計算」「表示」が分かれていないからです

ですので、作業や計算スペースを作る関係上、データの並びが不規則になってしまったりしますし、入力しやすいようなスペースを作ることも困難です

更に言えば、資金繰り表のシートのデータを活用して他のシートで別の目的の表を作成しようとするとかなり複雑なものになってしまいます

実は、Power BIのDAXを使用すれば預金口座の残高も、実残高と予想残高を共存させながら計算できます

今回の記事ではPower BIPower Appsを使用して、エクセルの資金繰り表の「データ蓄積」「作業」「計算」「表示」を分けて管理できる仕組みの概要を紹介します

そして、Power Platformの便利さに触れて頂けたら幸いです

ポイント

Power Platformを使って資金繰り表を作成するには、分解が結合がポイントです

データの分解・結合

預金残高は数式と数値を共存できるように、以下にデータを分けて管理します

・預金残高(実残高)

・入金

・出金

更にカレンダーテーブル

上記の4つをDAXで結合して使用します

今回はSharepointリストを使用します

入出力と表示の分解

今回は入出力はPower Appsで行います

Power Appsならページを分けて、売掛金や経費などの入出力専用ページを作成できます

そして、表示や主な計算はPower BIで行います

Power BIは集約計算の簡単にできるし、DAXで複雑な計算も行えますので、Power BIの機能もフル活用します

エクセルで日付毎に複数の顧客の売掛金を合計していた作業は、前述のテーブルを作成しておけば勝手にPower BIが行ってくれます

入出力と表示が分かれていると不便だろうという場合は、後述するPower BI内でPower Appsを使う方法もあります

預金残高を表示するDAXの作成

ここがエクセルの資金繰り表を他のソフトで行う最大の難所です

日付の管理がとても重要です

・実際に預金残高を入力した日付の残高⇒そのまま残高を表示

・預金残高を入力していない日付の残高⇒実際に預金口座を入力した日付以降の入出金を加味して計算

例えば、1月1日の残高が100、1月2日の入金が100、1月3日の出金が100だったとします

この場合は

1月1日残高⇒100/実績残高

1月2日残高⇒200(100+100)/予想残高

1月3日残高⇒100(100+100ー100)/予想残高

となります

こちらを実際にDAX式に直したのが以下です

*CashBalance:実際の預金残高、Receipt:入金、Disbursement:出金

預金残高 =  

VAR currentDay=MAX(‘Calendar'[Date]) 

VAR maxDay=CALCULATE(MAX(‘CashBalance'[Date]),FILTER(All(CashBalance),’CashBalance'[Date]<=currentDay)) 

VAR cashAmount=SUMX(FILTER(ALL(‘CashBalance’),’CashBalance'[Date]=maxDay),’CashBalance'[CashBalance]) 

VAR cashReceipt=CALCULATE(SUM(‘Receipt'[Amount]),FILTER(All(‘Receipt’),’Receipt'[Date]>maxDay &&’Receipt'[Date]<=currentDay)) 

VAR CashDisbursement=CALCULATE(SUM(‘Disbursement'[Amount]),FILTER(All(‘Disbursement’),’Disbursement'[Date]>maxDay &&’Disbursement'[Date]<=currentDay))


RETURN cashAmount+cashReceipt-cashDisbursement

今回の記事では詳細には解説を行いませんが、一見複雑なこの式の最大のポイントは「預金残高の最大日付:maxDay」を算出することです

冒頭のたとえを使って説明すると、今日が1月3日だとしたらその前に預金残高がテーブル:CashBalanceに貴重された日付の1月1日を算出するということになります

最大日付が算出できれば、おのずと入金金額を算出する期間と出金金額を算出する期間が求まります

ただ実際には、フィルターを意識してAll関数をうまく組み合わせていく必要があります

専用アプリによる預金残高表示

Power BIには様々なアプリ/ビジュアルがあります

今回は資金繰り表に活用できるビジュアルを1つ紹介します

その他のビジュアルの取得をクリックして「Calendar」と検索してください

すると「Beyondsoft Calendar」というビジュアルをダウンロードできます

こちらのビジュアルは日々の預金残高をカレンダー上で表示できるという優れものです

残高の状態によって色を変えたりもできます

エクセルではなくPower BIを使用することで、専用アプリを活用することもできるんです

Power BIとPower Appsの連携

Power AppsをPower BI内で使用したい場合は、こちらをクリックするところからはじめます

すると、Power Appsに使用するフィールドの入力ができるようになります

実は、こちらはなんでも構わないんです。取り合えば何か設定すればPower BI内で表示したいPower Appsのアプリを選択できるようになります

<まとめ>

今回は脱エクセルについて考えると称して、エクセルの資金繰り表をPower AppsとPower BIを連携させて作成する方法の概要を紹介しました

紹介したのはあくまで概要ですが、エクセル作業が改善されていく可能性を感じて頂けたら幸いです

現実に、エクセルは表計算ソフトですので大量のデータを処理するには向いていません

なので、Power PlatFormの仕組みを利用して「データ蓄積」「作業」「計算」「表示」を分解・結合できるようにすることはとても意義があります

そうは言っても、誰でも手軽に使えるエクセルと違ってPower BIのDAXなどが複雑であったりするので専門知識が必要です

それに当然、手間暇も必要です

ですので、最終的にはどの程度の量の業務をどんな風に変えたいかが一番のポイントなのかもしれませんね

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ガッツの日記 第7回 「エクセルとSharepointリスト」それぞれのいいとこどりをする方法

【今回の記事はデスクトップのエクセルの新たな活用方法の提案です】

ここ数年でSharePointリストなどのクラウドサービスを利用する人はかなり多くなってきています

クラウドはネットさえつながればどこでも使うことができ、特にSharepointリストは複数人でデータを共有して仕事するのに便利な機能が満載です

履歴の復元が行えたり、登録者や更新日時が確認できます

何より3000万行を蓄積できるのがいいです

エクセルはあくまで表計算ソフトであり、大量のデータを蓄積していくのには本来は向いてません

蓄積できる行数も1シート100万前後です

一方、使い慣れたデスクトップのエクセルをこれからも使用していきたいという方も多いと思います

特にVBAを使って業務を回してきたケースの場合は、そのままデスクトップのエクセルを継続的に使用せざる負えないです

ここからが本題です

実は、

Sharepointリストとデスクトップのエクセルを組み合わせて使用する方法があります

ADOという仕組みを使うと「Sharepointリストからエクセルへのデータ取得」「エクセルからSharepointリストへのデータ追加・更新」が自動で行えます

以前、私はこのADOを使用して「Accessとエクセル」を連携するシステムを開発したことがあります

この方法ならばAccessにデータを一元管理しながら、利用者各自のエクセルファイルにて作業を行うことができます

何が一番素晴らしいかというと、売上管理や商品管理などの各種エクセルにてマスタを共通利用できる点です

エクセルでデータ管理を行っていると、複数ファイルでのマスタの追加や更新などの処理が煩雑になりがちです

ADOを使用した仕組みの場合は、Accessにてマスタ管理を行えば、利用者の各種エクセルファイルにてマスタを自動でダウンロードして使いまわすことができます

今回の記事では、Accessの代わりにSharepointリストを使用するわけですが、クラウドで利用できる点なども含めてかなり効率的な仕組みができると考えています

VBAを使い込んでいた組織では、VBAを引き続き有効利用しながらクラウドを活用できるのも大きいです

以降の記事では、Sharepointリストの特徴なども交えながらデータ取得・追加・更新のサンプルコードを解説していきます

尚、今回の記事はVBA経験者を主な対象としていますのでその点は予めご了承ください

事前準備

ライブラリーの追加

ADOをVBAで使用する場合には、Visual Basicのツールタブ⇒参照設定からMicrosoft ActiveX Data Objectsライブラリを追加する必要があります

ここが抜けてしまうと、コードをいくら書いても動きませんので注意が必要です

サイトURL及びリストID

ADOを使用してSharepointリストをデータソースとして使用する場合は「サイトURL」と「リストID」を使用します

サイトURLについては分かりやすいと思います

上記画像の「sites」の後と「Lists」の前までがサイトURLです

リストIDは普段聞きなれないと思いますが、Sharepointリストの内部名のことです

今回の記事で使用するSharepointリストのリスト名は「Sales_Test」になりますが、別の名前/IDをADO内では使用します

リストIDの取得はこちらから行います

上の画像の「リストの設定」をクリックすると、次に開く画面でリストIDが取得できます

こちらの「%7B」と「%7D」の間がリストIDになります

共通構文

以下、サンプルコードを実際に解説していくわけですが、共通の部分があります

******

Dim objConnect As Object ‘ADODB.Connection
Dim recordSet As Object ‘ADODB.Recordset
Const Sharepointurl As String = ①”https://xxxx5.sharepoint.com/sites/TEST
Const listid As String = ②”b24faf63-1f23-xxxx-858e-278ead83f878

③Set objConnect = CreateObject(“ADODB.Connection”)
④objConnect.Open “Provider=Microsoft.ACE.OLEDB.16.0;WSS;IMEX=2;RetrieveIds=Yes;DATABASE=” & Sharepointurl & “;LIST=” & listid & “;”
⑤Set recordSet = CreateObject(“ADODB.Recordset”)

******

①②ではサイトURL、リストIDを設定します

③では、ADOとの接続を設定し、④で実際に①②のサイトURLとリストIDを通じて接続を行います

⑤では取得したレコード/行一式を格納する箱を設定します

Sharepointリストの列名を取得

本来であれば、早速データの取得のサンプルコードから紹介したいところなのですが、Sharepointリストの列名の取得から始めたいと思います

何故かと言うと、ここにSharepointリストの特徴の1つがあるからです

******

Sub getFields()
(共通)

With recordSet
①.Open “SELECT * FROM [Sales_TEST];”, objConnect
②.MoveFirst

Dim i As Long

③For i = 0 To recordSet.Fields.Count - 1

    ④Debug.Print recordSet.Fields(i).Name

⑤Next

   .Close

End With

objConnect.Close

End Sub

******

①にてレコードを該当Sharepointリストから取得し、②でレコードの最初に移動します

③~⑤でレコードの列名を繰り返し、イミディエイトウィンドウに表示します

取得した列名を見て頂くと、設定していない列が取得されます

ここがAccessと違うところです

一番上に出ているIDはレコードを追加すると「1,2,3・・・」と自動採番されます

このIDは今回もSharepointリストの更新で使用します

ちなみに、使用した接続やレコード一式は必ず閉じる/Closeするようにします

データの取得

Sharepointリストからデータを取得するには、2つの方法があり、列別に取得する方法とレコードセットを丸ごと取得する方法です。

列別

前述の列名で取得した「列名」をここで使用します

*太字の部分です

******

With recordSet
.Open “SELECT * FROM [Sales_TEST];”, objConnect
.MoveFirst

Dim i As Long

Do Until .EOF
  Debug.Print .Fields.Item("注文NO").Value
  .MoveNext
Loop

.Close

End With

objConnect.Close

******

一括

こちらは一括でSharepointリストからレコード一式をワークシートにコピーします

下のコードではSheet5のA2セルに一括でコピーしています

******

With recordSet
.Open “SELECT * FROM [Sales_TEST];”, objConnect

Worksheets("Sheet5").Range("A2").CopyFromRecordset recordSet

.Close

End With

objConnect.Close

******

もし、データが一行もない場合は「データが無かった旨」を表示できるようにすると便利です

.Open “SELECT * FROM [Sales_TEST];”, objConnect

If recordSet.BOF = True And recordSet.EOF = True Then
   recordSet.Close
   objConnect.Close
   MsgBox "該当するデータはありません。"
   Exit Sub
End If

データの追加

以下の①から⑧までを一式で使います

******

①recordSet.Open “[Sales_Test]”, objConnect, adOpenKeyset, adLockOptimistic

②objConnect.BeginTrans

③recordSet.AddNew
④recordSet.Fields("注文NO").Value = Worksheets("Sheet6").Cells(2, 1).Value
⑤recordSet.Fields("SalesAmount").Value = Worksheets("Sheet6").Cells(2, 2).Value

⑥recordSet.Update

⑦objConnect.CommitTrans

⑧recordSet.Close

******

①のadOpenKeysetadoLockOptimisticは他に指定する方法がありますが、こちらの方法であれば大概は問題ありません

④⑤で追加データをワークシートから読み込んでいます

追加データが複数行ある場合は「For ~ Next」内に③~⑥を入れてコードを書きます

そして最後に⑦を実行します

データの更新

前述のようにSharepointリストのIDを使用し、更新するレコードを指定するのがポイントです

ですので実際には、事前にレコードの取得をしておいてIDを特定できるようにする必要があります

******

objConnect.BeginTrans

①recordSet.Filter = "ID = " & Worksheets("Sheet7").Cells(2, 1).Value
recordSet.Fields("SalesAmount").Value = Worksheets("Sheet7").Cells(2, 2).Value
recordSet.Update

******

データの追加も同様ですが、接続が行えない場合は「ロールバック処理/もとに戻す」を行えるようようにしておくのがよいです

<まとめ>

今回はADOの仕組みにより、Sharepointリストからエクセルにデータ取得したり、エクセルからデータ追加・更新を行う方法を解説しました

今回紹介した内容は基本的な内容であり、実際には条件式を組み合わせるなど様々なパターンが考えられます

実はSharepointリストとADOにて接続する場合、1点厄介なことがあります

ADOで扱うSharepointリストに参照列が存在する場合です

上の画像の一番右、CustomerName列は参照列です

他のSharepointリストから参照しています

参照列をADOで取得すると、次の画像のように参照しているSharepointリストのIDに置き換わってしまいます

ですので、IDを変換する仕組みが必要になります

データ追加の時も、参照列がある場合には同様にIDを変換する仕組みが必要です

とにかくSharepointリストを扱う上では「ID」が非常に重要です

この点は強く意識しておきましょう!

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Sharepointリストにエクセルファイルから一括でデータを大量追加する

【Power Automateを使えば、Sharepointリストを一気に操作することができます!】

Sharepointoリストはエクセルのように大量にデータを追加できない?そう思われている方も多くいらっしゃることと思います

実はPower Automate/クラウドフローを使えば簡単にエクセルから大量データを追加できます

但し、注意点も多いです

エクセルからPower Automateを使ってSharepointリストに流す方法を知っていても、256行で処理が止まってしまったという経験をされた方も多いと思います

行数の制限を回避する方法も後ほど解説したいと思います

自動追加フロー

準備するもの

追加するデータが含まれたエクセルファイルをSharepointのドキュメント内、もしくはOneDrive内に用意してください

但し、必ずテーブル化を行っておいてください

名前は後で参照するので、分かりやすいものが良いです

デスクトップの場合と違い、テーブル化の場合はショートカットキー/Ctrl+Tが使えないので挿入タブから操作を行ってください

Power Automateフロー

トリガー

「手動でフローをトリガーする」をトリガーにし、いつでもフローを起動できるようにします

エクセルファイルからデータ取得

「表内に存在する行を一覧表示」アクションにて追加するデータを取得します

アクション内では、ファイルとテーブルを指定します

リストへのデータ追加

取得したエクセルデータのリストへの追加は、Sharepointコネクタの「項目の作成」アクションで行います

こちらのアクションにて、取得したエクセルデータを列単位で指定します

下の画像のように、客期コードにカーソルを置くと現れる動的コンテンツから実際の指定は行います

一つでも動的コンテンツを指定すると、自動的に繰り返し処理/Apply to eachが適用されます

つまり、このアクションではN行エクセルデータを取得したらN回項目の作成を繰り返し、リストに追加を行っていきます

注意点

実は処理行数に制限があり、エクセルの追加行数が256行より多い場合でも処理が「256」で止まります

この場合は設定の変更で上限数を増やすことができます

改ページを「オン」にし、行数を増やします

理論上は10万行までは指定できるようです

但し、制限を外せてもかなりパフォーマンスは落ちるケースがありますのでご注意を

(参考)256行制限のまま大量の行数に対応するフロー

最後に、1度にエクセルから取得する行数を「256」に絞りながら処理するフローを紹介します

下の図のように、うまく取得位置をスキップさせながら制限行数の範囲内で処理を繰り返していきます

スキップ数の箇所は変数にして可変にするのもポイントです

こちらの変数は繰り返し処理/Do Untilの中で、繰り返し256行を増やしていきます

Do until内では別途変数(プール値:trueで初期化)を使用し、falseになるまで処理を継続するようにします

こちらの終了判定する変数は、処理の残り必要行数が256未満の時にfalseにします

処理の残り必要行数は「length関数」を使用して取得します

length(body(‘表内に存在する行を一覧表示’)?[‘value’])

残りの行数を取得し、256行未満であれば最後の「項目作成」を行い、変数をfalseに変えます

<まとめ>

今回はPower Automateを使用してエクセルのテーブルからまとめてSharepointリストにデータを追加する方法を解説しました

フロー自体は簡単なのですが、行数が増えてくると扱える行数に制限がかかったりするのが厄介ですので、そちらの対策も解説させて頂きました

最後に、

フローの実行が長引くと「フローがタイムアウト・・・」と出るケースがあります

但し、下の画面/実行履歴を確認すると実際にはまだ動いていることがありますので注意が必要です

この疑似的なものも含めてタイムアウトを防ぐために、下の設定を変えることで対策が行えます

この設定内に「期間」を設定する箇所があります

以下に記載例も示しておきます
PT1M ー1分

PT1H-1時間

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Power BIで抽出したデータをエクセルに転記するボタンを作成する

【今回はボタン1つでPower BIの内容を既存のエクセルファイルに追加できるようにします】

Power BIはエクセルからデータを取得してダッシュボードを作成できます。実は、Power BI内で整理したデータをエクセルにエクスポートし直すこともできます

上記の画像の「エクセル出力」ボタンを押すと、OneDrive内にダッシュボードに表示されているデータが追加されます

準備すること

事前にOneDrive、もしくはSharepointにエクセルファイルを準備してください

列名は事前に固定する必要があります

そして、Power Automateから操作ができるようにテーブル化をお願いします

Power BI DesktopにPower Automateの追加

まずビジュアルのビルドの下にある「Power Automate」のボタンをクリックします

すると以下のような内容がページに追加されます

ここでPower Automateで出力するデータフィールドが指定できるようになります

Power Automateフローの設定

データフィールドを設定したら、三点リーダーから編集をクリックします

次に開いた画面では「新規」をクリックします

内容はインスタントクラウドフローを選択します

ここから実際にフローを作成するのですが、既にこちらの画像のアクションはデフォルトで設定されてあります

次にエクセルコネクタから「表に行を追加」アクションを追加します

「表に行を追加」アクションでは、まず事前設定したテーブル名までを設定します

後は、事前にPower BIからの抽出項目として設定した内容をそれぞれ設定します

「表に行を追加」アクションの設定が終わると「Apply to each」が自動的に設定されます

そしたら保存適用をクリックし、ボタンがページ内にできていることを確認します

発行処理

Power Automateフローの作成が終わり、ボタンを追加したら発行処理を行い、クラウド上でレポートを開きます

これでPower BIからエクセルにエクスポートできるようになります

<まとめ>

今回はPower BIからエクセルにエクスポートする仕組みを解説しました

紹介した内容はとにかくとても簡単です

Power Platformには簡単な事例が詰まっていることがよく分かります

継続的に今回のような有用なネタを投稿していきます

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OneDriveのフォルダ内の全てのファイル・シートを自動変換する

今回はクラウド上のエクセルファイル内で使える、オフィススクリプト(旧VBA)とPower Automateの組み合わせで自動化処理を行います

やりたい事

OneDriveのフォルダに入れた「すべて」のエクセルファイルの「すべて」のシートを、事前に決められた内容に従って変換処理を行うことです

上の画像では、B2セルの①フォント文字を強調、②背景の色を黄色に、の2種類の変換が行われています

この①②の処理をすべてのファイル、すべてのシートで行います

ポイント

読者の皆様の中には、エクセルの記録マクロを使用した方が多くいらっしゃると思います

今回はエクセルマクロのクラウド版、オフィススクリプトで記録した内容を修正して活用します

修正した内容は、Power Automate/クラウド版RPAで動かします

Power AutomateでOneDriveのあるフォルダから全てのファイルの内容を取得し、エクセルファイルのみを選別して前述のオフィススクリプトを動かします

オフィススクリプト

記録操作

オフィススクリプトは「自動化」のタブから行います

自動化のタブをクリックすると「操作を記録」が行えるようになります

「操作を記録」を押した後に①フォント文字を強調、②背景の色を黄色、を行い「停止」を押します

「停止」を押すと、記録されたコードが「編集」から見れるようになります

コードで注目して頂きたいのは2つの点です

一つ目は「波括弧」です

{と}の間にB2セルを選択した処理が2つ書かれています

特に注目して頂きたいのが2点目です

こちらの「let」です

こちらはプログラミングの「変数」と同じ役割をします

「workbook.getActiveWorksheet()」すなわちファイル内の「アクティブ=選択・処理しているシート/単数」を「selectedSheet」に当てはめています

ですので、次に続くコードはselectedSheetすなわち「選択・処理しているシート/単数」 の 「getRange(“B2”)=B2セルの内容」 「getFormat=書式」 の 「getFont=フォント」 を 「setBold(true)=太くする」になります

次はこのletで設定する変数と、変数を使用していたコードの内容を変更します

コードの変更

この時点では、letで設定する「selectedSheet」は選択されているシートのみが対象になります

こちらを次のように変更します

「workbook.getWorksheets()」とすることで、ファイル内の全てのシート(sがつく複数形)にします

そして、次に取得したシートの全てに前述の①②の処理が行えるように修正を行います

要は繰り返し処理を行うのですが、繰り返し処理の構文*は次の通りとなります

*こちらのページのコレクションの箇所になります

for(let 変数2 of 変数1){

・繰り返し処理する内容1

・繰り返し処理する内容2

}

こちらの内容は英語の「All of ~」と同じになります

All of ~とすることで~の内容の全てが対象になります

この仕組みと同じです

ですので、letで取得したSheetsの全ての各シート:Sheetを変数2として設定します

ここで、では「Sheets」で設定した内容と「Sheet」の内容とは何が違うのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います

対象は同じですが、Sheetsの方は複数形で全体そのものを指しています

一方、Sheetの方はあくまで全体の構成要素の一つ一つを指します

では、コードの修正の最後として「selectedSheet」を「Sheet」に変更します

こちらは「Ctrl+H」によって一気に変更することも可能です

コードの修正が完成したらコードの保存を行い、名称(allSheets)を付けます

Power Automate

Power Automateでは、フォルダ内にある全てのファイルを取得しつつ、各ファイルに対してオフィススクリプトを実行します

Power Automateではシナリオを実行するトリガー(起動条件*)をまず最初に選ぶのですが、今回は「インスタントクラウドフロー」すなわち手動でトリガーを選択します

*メールが届いた時、〇時に起動などを本来は選択できます

次にフロー名を付けて「手動でフローをトリガーします」を選択します

次の画面にて新しいステップを追加します

そして「OneDrive」を検索します

次にOneDrive関連のアクションから「フォルダー内のファイルリスト」を選択します

「フォルダー内のファイルのリスト」のアクションでは、該当のフォルダを設定します

この「フォルダー内のファイルのリスト」アクションにより、該当フォルダ内のファイルが一覧になります

ファイルの一覧は後述する「ID」という形で次のアクションに受け渡します

これで2つアクションが設定できました

次は「スクリプト(オフィススクリプト)の実行」アクションを設定します

スクリプトの実行アクションでは、前述のIDを指定します

上のGIF画像では、ファイル欄にIDを設定した途端に「Apply to each」というものが適用されています

これはeach/それぞれのファイルにスクリプトを実行するという意味になります

スクリプトは前述の「allSheets」を選択します

付け加えてスクリプトを実行するファイルは、拡張子が「.xlsx」に限定できるようにします

この限定作業には「コントロール」から「条件」を使用します

次に展開する画面で実際の条件を指定します

条件を設定したら、「スクリプトの実行」アクションは「はい」の下に移動します

これで「フォルダーから全てのファイルを取得」⇒「拡張子が.xlsxのファイルにてスクリプトを実行」のシナリオが完成しました

<まとめ>

今回はオフィススクリプトとPower Automateを組み合わせ、フォルダ内のエクセルファイルの全てのシートを変更する方法を解説しました

これは従来のVBAやRPAでは行えない処理です

クラウドの醍醐味がある処理だと思います

ぜひ試してみてください

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【クラウド活用】Power BIのデータセットの内容をOneDriveのエクセルに自動転記

Power BIで作成した内容をエクセルで検証したい、もしくはエクセル活用したいというケースも多いと思います

しかも、クラウド上にて利用できるととても便利です

今回はPower BI Desktopからクラウドに「発行」した内容を、OneDriveのエクセルにPower Automateを利用して自動転記する仕組みを解説します

ポイント

Power Automate内で、対象となるデータセットを指定した上でDaxクエリを書くのがポイントです

基本的にはクエリの中身は、後述するようにPower BI DeskTop内で作成し、コピーするのが無難です

クエリの準備

クエリを作成するのに何をしたらいいかわからないかたは、基本的には「SummarizeColumns」関数を使うところから始めるのがよいと思います

SummrizeColumns関数により、必要な対象列を指定します

クエリのコピー

Power BI Desktopで作成したDAX式は、前述のようにPower Automateのアクションにコピーします

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-12-644x296.png

ただ、EVALUATEと宣言するのを忘れないでください

クエリの出力内容の処理

クエリの出力内容はデータ操作のアクションで処理します

その後に、エクセルに転記します

転記内容は関数で前処理を行っておきます

<まとめ>

今回はPower Automateによりクラウド上のデータセットから、OneDriveのエクセルに転記する方法を解説しました

クラウドでデータを連携できると、データ活用の効率があがるので、ぜひご利用頂きたいと思います

尚、今回の仕組みだとPower Automateのフローを動かすとOneDrive上には、自動的にデータ行が追加されていきます

シナリオによっては、重複が起こらないようにデータを削除しておく必要があるかと思います

その時には、クエリを実行する前のフローに対して、繰り返しエクセル行を削除しておくフローを追加する必要があります

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Power Pointのスライドを作成するように手軽にアプリ作成

【Power Platformの1つ、Power Appsを習得して、DXの主役になろう!】

最近、Power Platformという言葉を耳にしませんか?

 Power PlatformとはMicrosoft社のPower Apps、Power Automate、Power BI、Power Virtual Agentsの4つの製品の総称です

Power Platformでは、プログラミングスキルのない市民開発者でも高度なデータ活用や業務の自動化が行えます

しかもPower Platformはクラウド製品なので手軽に活用でき、使用コストも安くすみます

今回紹介するPower Appsでは、Power Pointのスライドを作成する感覚で本格的なアプリを開発することができます

下のGIF画像は今回作成するアプリです

元データになるエクセルファイルを準備さえすれば1分で作成できます

しかも、Power AppsはTeamsやPower Automate(クラウドフロー)とも連携させることができるという優れものです

 少し前であれば、職場にエクセルではなくAccessが使いこなせる人がいたら「あの人はできる!」という感覚だったと思います

これからはクラウド上のPower Appsで各種製品と連携するアプリを作れる人が凄い人です

今回の記事では、簡単なクリック操作だけでエクセルファイルと連動するタスク管理アプリを作成してみます

今回の概要

今回はアプリの元データとなるエクセルファイルを作成するとこからはじめます

そこからPower Apps内での数クリックによりアプリを作成します

本当に数クリックだけですが、画面構成が3部になっているアプリを作成できます

最後はメンバーにアプリを共有するところまでを行いたいと思います

元データの作成

概要で述べたように、エクセルファイルが作成するアプリの元データになります

但し、ポイントが2つあります

テーブル化しておくこと

・OneDriveにアップロードしておくこと

この2つが終了したら、Power Appsの画面を開きます

Power Appsを開く

まずはOfficeの画面を開き、Power Appsのマークを探しましょう!

Power Appsのマークをクリックすると次の画像の画面が開いているはずです

ここで「Excel」の表示を見つけてクリックしましょう!

次の画面からは、前述のエクセルファイルを格納した「OneDriveの選択」→「ファイルの選択」→「テーブルの選択」の3つを行います

上の画面で「OneDriveの選択」→「ファイルの選択/タスク一覧」すると、ファイル内のテーブルを選択できるようになります

テーブルを選択したら右下の「接続」をクリックします

しばらくするとアプリが既に作成されています

アプリが作成された段階でOneDriveにあるエクセルファイルを確認すると、IDも自動的に採番されています

アプリを操作

画面構成

できあがったアプリの画面は3部構成になっています

まずは一覧画面です

元データのエクセルファイルの内容通りに2つタスクが表示されています

次は詳細画面です

1つのタスクの中身が表示されています

最後は新規入力用・編集用画面です

実際の操作

新規タスク入力

3つの画面のうち、一番上の画面を選択した後にアプリを実際に起動します

アプリの起動するには、画面右上の箇所をクリックするかF5を押します

アプリが軌道したら、画面右上の「」ボタンを押します

すると画面が遷移し、新規にタスクが入力できるようになります

日付はカレンダーから選択できるようになっています

ここがAccessと違うところです

Accessだとテーブル作成の段階で文字列や数値などのデータ形式を指定しなくてはいけませんが、Power Appsでは自動的にデータ形式を設定してくれます

新規タスクを入力したら、画面右上の「✔」マークをクリックします

すると画面が遷移し、1番目の一覧画面に切り替わります

タスクが1つ追加されているのがわかると思います

OneDrive内のエクセルファイルはどうなるかというと、アプリと同じようにタスクが追加されています

新規にIDが採番されているのもわかると思います

タスク修正

まずは1番上の一覧画面で修正するタスクを選択します

次に詳細画面に遷移しますので、画面右上の修正ボタンを押します

すると修正用画面にてタスクの修正が行えるようになります

修正を行ったら、新規入力時と同じように「✔」マークをクリックします

タスク削除

タスクの削除を行う場合には、詳細画面で削除マークをクリックします

アプリの色調整

アプリの色調整は、それこそPower Point内の図形と同じように調整できます

アプリの保存・共有

アプリが完成したら、アプリの保存と他のメンバーへの共有を行います

保存と共有は画面右上から行えます

上の画像の「黄色く記しを付けた箇所」をクリックすると下の画像の画面に遷移します

こちらで保存するアプリ名をつけると次の画面に遷移します

次の画面では「共有」をクリックします

するとアプリの共有者を追加できるようになります

これで共有された相手のOfficeでも、同じように作成されたタスク管理アプリを使えます

<まとめ>

今回は一番簡単なアプリ作成の仕方を紹介しました

 元データはエクセルを使用しましたが、ほかの人がエクセルファイルを使用している場合はアプリを更新できないのが難点です

実際の運用ではSharepointやFormsを使うのがおすすめです

次回は今回の内容をもっと高度な内容に修正していきたいと思います

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POWER POINTのスライドを作成するように手軽にアプリ作成~クラウドフロー連携~

【Power Platformの1つ、Power Appsを習得して、DXの主役になろう!】

今回は前回記事で作成したタスク管理アプリにクラウドフロー/Power Automateを連携して、データを追加・更新したことをTeamsに投稿できるようにしましょう

クラウドフロー/Power Automate

数種類のクラウドサービスを組み合わせて自動化を行うRPAです

Power AutomateはPower Platformの1つです

クラウドフローではデスクトップで動くRPAと違い、トリガーという概念がとても重要になります

デスクトップは主にボタンを押したら動きますが、クラウドフローの場合は違います

例えば「メールが届いた」「Teamsで投稿があった」などをトリガーにして動きます

今回は簡単な内容ですが、クラウドフローがどんなものかを感じて頂けたら幸いです

Power AppsとPower Automateの連携

今回は、Power Appsで更新ボタンを押したら、Teamsの指定チャネル内で追加・更新があった旨を投稿します

その際、Power Apps内で作成した「タスク名」をPower Automateに渡し、Teams内の投稿内容に含めます

Power Apps

上の画像で黄色く印をつけた箇所/DataCardValue5はタスク「衣装準備」が格納された場所です

こちらに格納されたタスク名を「Power Automate連携」というPower Automate内のフローに渡します

Power Automate内では、受け取ったタスク名をTeamsに投稿します

Power Automate

Power Automateフロー作成

まずはPower Automateを開きます

*Officeのライセンスによっては使えないケースがあります

Power Automateが開いたら、画面左の「作成」を選択します

ここで、必要に応じて手動でトリガーを走らせる「インスタントクラウドフロー」を選択します

ここでフロー名を入力した後に、トリガーとしてPower Appsを選択し、画面右の作成をクリックします

次に開いた画面では次のような状態になっています

ここから新しいステップを追加します

追加するのは「変数の初期化」というステップなので、変数を検索しておきます

変数関連のステップが複数表示されますので「変数を初期化する」を選択します

「変数を初期化する」ステップでは3つ設定します(名前、種類、値)

変数を初期化するステップでは、Power Appsから渡された「タスク」を受け取りますので、名前は「タスク」、種類は「文字列」を設定します

では値はどうするか?、Power Automateでは「動的なコンテンツ」という仕組みがあります

動的なコンテンツの仕組みで値に「Power Appsで確認」を設定します

実際に値が設定されると「変数を初期化する_値」という表示になります

これで、Power Appsから受け取った「タスク」がPower Automateの箱に入りました

最後にTeamsへの投稿を設定します

再び「新しいステップ」をクリックします

次に「Microsoft Teams」をクリックします

するとTeams関連のステップが複数表示されます

複数表示されたステップの中から「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を選択します

このステップは右側の▼マークをクリックし、候補を表示しながら設定を行っていきます

最後のメッセージにはPower Appsから受け取ったタスクを組み込みます

こちらのタスクは動的なコンテンツで設定します

Power Appsでの設定

Power Appsでは、まずは「EditScreeen1」を選択します

タスク一覧が表示されますので、「更新ボタン」をクリックしましょう

画面左のプロパティを「OnSelect」に変更すると、データの更新を行うSubmit関数が設定されているのが分かります

*SubmitForm(EditForm1)でEditForm1の内容でデータを更新します

こちらにPower Automateとの連携内容を組み込みます

画面上から「アクション」⇒「Power Automate」と順にクリックします

すると作成してあるPower Automateのフロー名が複数表示されますので、先ほど作成したフロー名を指定します

すると、数式バーに選択したフロー名+Run関数が設定されます

このままではエラーになりますので、Power Automateに渡すタスクを格納できるようにします

タスクは「DataCardValue5」に格納されているので、次のようにRun関数を設定します

これでPower Automateとの連携は完成しました

肝心のSubmit関数も忘れず設定しておきましょう

<まとめ>

今回はPower AppsとPower Automateを連携して、データ更新内容をTeamsに投稿しました

意外と直感的に操作できるのを実感して頂けたと思います

今回の記事ではPower Automateは簡単にしか紹介していませんが、別な記事で詳細に解説を行いたいと思います

1点だけPower Automateに関する注意点があります

Power Automateはクラウドフローですので、各クラウドと接続ができていないと動きません

接続を確認するには、こちらで確認できます

「・・・」をクリックするとマイコネクションに接続状況が表示されます

必要に応じて新しい接続の追加(サイインイン)を行ってください

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