ソルバーによるシミュレーション4~実践編・バイナリ設定(0,1)~

前回はソルバーの解答を整数で指定する方法を解説しました

今回は違う指定方法を解説します

プロジェクトなどで人をアサインする場合、前回のような”整数”で指定してシミュレーションを行うとどうなるでしょうか?

シミュレーションする内容はプロジェクトを組成する際に、目安にする予算金額に応じて参加メンバーを決める場合です

詳細な条件は以下です

・目安は4百万円

・人数は5人(2人は決定済み)

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・候補者の単価はそれぞれ違う

前回の整数指定で行うとこんな結果になります

鈴木さんが2人アサインされてしまっています

これではシミュレーションとして成り立ちません

では、具体的な解説に入りましょう

1.条件に応じて数式を設定する

 ・人数の指定:=SUM(F5:F14)

 ・人件費の計算:=SUMPRODUCT(E5:E14,F5:F14)

・差額の計算:=(G15-G16)^2

2.ソルバーに目的セルと変数セルを設定する

3.ソルバーに制約条件を設定する

まずは5人という条件を設定します

では次にどうしたらいいでしょうか?

こんな時には整数ではなくバイナリで制約条件を指定します

つまり1(アサイン有)か0(アサイン無)で解答が出るようにします

”bin”を指定すれば”バイナリ”が自動的にセットされます

では解答を計算しましょう

これできっちりとした解答が出ました!

最後に今回のポイントですが、以下の2点です

➀人件費のシミュレーションなどで有無(1か0)で解答が必要になるケースがある

②①のケースのように有無でシミュレーションの解答が必要な場合にはソルバーの制約条件をバイナリで指定する

 

今回は以上です

次回からはソルバーをマクロで自動で動かす方法を解説します

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