こんにちは、Excellent仕事術のガッツ鶴岡(@atsushi1039)です
今回は、新たなタイプの変換処理について解説します
これまでの変換処理は、予めメニュ―に設定された内容での変換処理でした
今回紹介する変換処理は予め、ユーザー自身で変換パターン(及び作成パターン)を作成します
上のGIF画像では、左の2列から「例1」の列で3つの変換パターンが例示により作成されています
・「氏名」⇒氏名から「姓」を抜き取り
・「個数」⇒整数を抜き取り
・「姓」と「整数」から【「姓」さんは「整数」個販売】のテキスト作成
この機能を利用すれば、様々な処理に応用できそうですね!
この機能について、2回に分けて解説を行って行きます
まずは、今回の変換処理のポイントを2点だけ解説します
A.変換パターン作成及びパターン反映画面
「列の追加タブ」⇒「例からの列」メニューから処理を行いますが、通常の処理と画面構成が違います
新たな列が、テーブルから離れた場所に追加されてからの変換処理になります
B.例としてのパターン作成
変換パターンの例示は、1度で済む場合と2度以上の例示が必要になるケースとに分かれます
1度目に例示する場合も、2度目に例示する場合も、例示する場所はどこでも大丈夫です
それでは、次の画像のデータをテーブル化し、Power Queryエディターで開いたところから解説を始めます
目次
1.「例からの列」
前述のように「列の追加タブ」の「例からの列」を指定するのですが、2種類の変換タイプを選択できます
今回は、複数の列を扱うので「すべての列から」を選択して、すべての列を変換対象にします
すると前述のように、新たな列が画面右に設定されます
2.記号で文字を変更するパターン
ここから、具体的な処理の解説になります
下の図の「氏名」列から姓だけを切り取った列を作成します
右側に出来た「列1」の1番上に「吉永」と入力します
この時に、「吉永」と最初から入力する必要はありません
下の画像では分かりにくいですが、カーソルを当てると入力候補が出てきます
該当の箇所にカーソルを置き直し、エンターキーを押すと下の図のように反映されます
この時、既に列の上の名前が変わり、左の「氏名」の列の内容がコピーされています
では、上の画像の状態から名前を消去して変換パターンの例示を行うと、次の画像のように列全体に姓の文字だけが残ります
ちなみに、例示に基づいて変換が行われると「変換式」が左上に作成されます
では、逆に姓ではなく名前だけ残したら、この「変換式」はどうなるでしょう?
つまり、空白の後を切り取っている内容になっています
以降の解説でも、この変換式は活用します
では、変換が終わったので、元のテーブルに変換した内容を追加します
ショートカットキー:Ctrl+Enterで追加処理は行えます
<まとめ>
今回は、まずは記号で文字を変換するパターンを解説しました
「列の追加タブ」から「例からの列」をクリックした後の画面が通常のPower Queryエディターの画面と違いました
テーブルと離れた箇所に列が追加され、追加された列の上で変換処理(作成処理)を行いました
変換処理(作成処理)が終了したら、ショートカットキー:Ctrl+Enterにて元のテーブルに新たに作成した列を追加しました
では、次回は冒頭に解説したように、2度の変換パターンを例示するパターンも合わせて解説します
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