難解そうなPower Automateのデータ操作コネクタの概要に触れる

【データ操作コネクタにはデータの扱いそのものに強くなれる機能が満載です】

Power Automateには「データ操作」コネクタがあります

このコネクタを使いこなせると、Formsで受け取ったデータの扱いやCSVの扱いなど、データ操作自体に強くなれます

今回は、実際のアクション別に概要に触れていきます

記事の最後にはこのコネクタを使う隠れた秘訣も2つ解説します

作成アクション

作成アクションでは様々なデータを作成できます

このアクションの特徴は形式を自動的に認識してくれることです

*****Sponsered Link***** ************************

実際に下の画像のようなデータを入力してフローを動かしてみます

そして、実行結果から「未加工出力の表示」をクリックします

するときちんとダブルクォーテーションが入力され、文字列と認識されているのが分かります

次は配列を入力してみます

今度もちゃんと配列で出力されています

結合アクション

結合アクションでは、配列を指定した区切り文字で結合処理を行うことができます

例えば、前述の「作成2」の配列を;で結合したいとします

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-16.png

この場合は下の画像のように結合アクションを作成します

指定する2段の箇所の内、1番目の段には結合する配列を動的コンテンツにて指定します

2番目の段には区切り文字「;」を指定します

そして、実際にフローを動かすと配列内の文字列が結合されます

選択アクション

以下のようなオブジェクト*が、作成アクションを通じて作成してあるとします

*文脈によっては配列という場合もあると思いますが、ここでは分かりやすくするためにオブジェクトとします

オブジェクトの項目は名前、身長、体重の3つがあります

こちらを1つなどに絞り込むのに、選択アクションが使えます

上の画像の「開始」には動的コンテンツで配列が作成されたアクション名を指定します

そしてマップの名前にはオブジェクトの項目名(キー名)を指定します

右側にはitem関数にて値を設定します

このItem関数を使うのがこのアクションのポイントです

このItem関数により、取得したオブジェクトの項目を抽出します

項目の仕方は「?」を追加した後、項目名を[”]内に指定します

それでは実際にフローを実行します

アレイのフィルター処理

選択アクションでは3つの項目がある配列から1つに絞り込みました

「アレイのフィルター処理」では条件に合う配列の内容に絞り込みます

上記の画像は実際のアレイのフィルター処理の内容です

「差出人」という表現になっていますが、こちらでは動的コンテンツにて配列を指定します

差出人の下の欄では前述のItem関数を使用して条件を指定します

次の画像の実際にフローを実行した際の出力内容です

オブジェクトの内容が「Aさん」のものに絞り込まれています

CSVテーブルの作成

CSVテーブルの作成アクションでは、オブジェクトからCSVファイルを作成することができます

今回は、前述の「アレイのフィルター処理」を動的コンテンツで指定しています

「作成したCSVファイル」アクションで出力された内容は「ファイルの作成」アクションを通じ、Sharepointサイトに出力します

実際にフローを動かすと、以下の内容が「作成したCSVファイル」アクションが出力されます

そして、ファイルの作成アクションを通じて、指定フォルダー内に以下のようなCSVファイルが作成されます

HTMLテーブルの作成

こちらはCSVテーブルの作成とほぼ同じ内容になりますので、詳細は割愛します

実際の使用例としてメール内に出力してみます

本文内では動的なコンテンツで「HTMLテーブルの作成」を設定します

実際にフローを動かすと「HTMLテーブルの作成」アクションで出力された内容が、送信したメール本文内に出力されます

JSONの解析

JSONの解析については、作成とセットで解説させて頂きます

最終的には、一見利用できないようなデータから必要なデータを抽出できるようにします

コンテンツ

JSONの解析ではまず、解析する内容を指定します

今回は前述の作成3を使用します

こちらの内容は、JSONの解析の「コンテンツ」に動的コンテンツにて設定します

スキーマ

まずフローを実行した履歴から「作成3」出力結果をコピーしておきます

その後、「サンプルから生成」をクリックします

すると、次のGIF画像のように新たな入力画面が開きます

入力画面はに、前述コピーした内容を貼り付けます

作成

作成アクションでは「JSONの解析」の内容を繰り返し処理により取得します

下のGIF画像のように、作成アクションで「JSONの解析」の内容を動的コンテンツで取得すると「Apply to each」が自動的に適用されます

下の内容が実際にフローを動かしたときの作成アクションの内容になります

<まとめ>

今回はPower Automateの「データ操作コネクタ」の概要について解説しました

このコネクタの操作に慣れると、Power automate活用の幅は格段に広がります

実際の使用例についてはまた別途、記事を書こうと思います

最後にこのコネクタを上手に使うための隠れたポイントを2つ解説します

ポイント1

「データ操作コネクタ」を動的コンテンツで取得するケースがはとても多いです

通常だと「作成~」となってしまい、区別があまりつかなくなってしまいます

ですので、アクション名については明確に区別がつく名前をつけておきましょう

ポイント2

「データ操作コネクタ」では、他のデータ操作コネクタを動的コンテンツを通じて参照するケースが多いです

ところが、参照したものが「出力」や「本文」というような2文字に集約されて表示されるので、何を参照したかよくわからなくなってしまいます

この場合はアクションの右上の三点リーダーから「コードのプレビュー」を使用しましょう!

どのアクションを参照したかが良く分かります

ちなみに、上の画像ではアクション名は「作成 3」なのに「作成_3」と表示されています

これはアクション名に空白がある場合は、_で置き換えられることを意味します

今回の記事では関数は扱いませんでしたが、関数でアクション名を使用する際は_を意識しないとエラーになるケースがあるので注意が必要です

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

*****Sponsered Link***** ************************

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です