こんにちは、Excellent仕事術のガッツ鶴岡です
Power Queryは便利だけど、通常のエクセルとは使用方法が違うので苦労する点も多いですよね
特にPower Queryエディターは、これまでのエクセルとは画面自体が違うので「理解に苦しむ」人もいらっしゃると思います
Power Queryエディターの画面右にある「ステップの適用」は通常のエクセルでいえば、ショートカットキー:Ctrl+Zに相当する箇所なのです
こちらの「ステップの適用」は最初は難解に感じる人もいらっしゃるかもしれません
今回は、「ステップの適用」にて途中のステップを削除した場合の修正方法について解説します
今回の解説を通じて、Power Queryへの理解の一助になれば幸いです
目次
1.ステップを削除する前の状態の説明
今回は、以前の回で使用したデータを使用します
この回では、下のGIFのように販売単価と販売個数の合計を乗算して、新たな列を作成しました
その後に、新しくできた列の名前を下の画像のように「乗算」から「売上金額」に変更しました
今回は、更に売上金額の列を10万円以上でフィルダーをかけます
すると、適用のステップには次の画像のように1つのステップが追加されます
では、この状態から本題の解説に入ります
2.1つ前のステップを削除
1.で追加してステップの1つ前を削除します
すると、次の画像のようにエラーメッセージが発生します
1.でフィルターを10万以上した際には、あくまで「売上金額」の列に対してフィルターをしています
そのフィルターをした「売上金額」の列が削除されてしまったのでエラーになっています
3.エラーの修正
このエラーを修正するには、2つの方法があります
1つは、フィルターされた行を削除し、列名を変えるところからやり直す方法です
2つ目については、解説を始める前にまず「フィルターされた行のステップ」の1つ前のステップ「挿入された乗算のステップ」をクリックしてみます
上のGIFのように1つ前のステップを選択するとエラーメッセージは消えました
これは、あくまで次のステップである「最後尾のステップ」からエラーになっているということです
ここからが2つめの修正方法の解説です
解説するのはエラーになっていないステップから修正をかける方法です
エラーが起こっていない、「最後尾のステップの1つ前」のステップにカーソルを置いたまま、列名を1.でフィルターをかけた時と同じ「売上金額」に変更します
すると、下のGIF画像のようにエラーが起きていた最後尾のステップ「フィルターされた行」をクリックしてもエラーメッセージは出ません
<まとめ>
今回は、途中のステップを削除した場合のエラー修正について解説しました。このような場合には、必ずしもエラーが起きたステップを削除した後に「やり直し」処理が必要なわけでありません
エラーが起きていないステップから再度修正をかける方法もあります
とはいえ、極力は途中のステップはなるべく削除しないで済むようにはしておきましょう
尚、解説を端折ってしまいましたが、途中のステップを削除すると必ずエラーが発生するわけではありません
あくまで、途中のステップを削除することで前後の処理の流れに矛盾が起こる場合にエラーが発生しますので、その点だけ最後に追記させて頂きます
長文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました
次回はデータ自体がエラーになっている場合について解説します
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