ピボット解除は、Power Queryの中でも人気の機能だと思います
そのピボット解除を、複数シートに対して一気に行いたくなるようなシーンは多いと思います
今回はカスタム関数を使用し、複数シートの内容を「一番てっとり早く」ピボット解除を行う方法を紹介します
目次
ポイント
詳細エディタ
下の画像は、あるシートの内容をピボット解除した時の詳細エディタの内容です
各行が繋がっているのが分かりますでしょうか?(ソース➡#”2018_Sheet”➡変更された型・・・)
後で、この仕組みをカスタム関数の作成の際に利用します
列➡一括データ取得
下の画像は複数のシートがあるファイルから一気に全てのシートを取得した場合のソースステップです
上の画像の「Data」列を指定すれば、ファイル内の全てのデータを取得できます
こちらも、後でこちらの仕組みを利用します
カスタム関数を作成
データの取得
元データはこちらのデータになります
各シートが年別になっており、それぞれのシートに4月~翌3月のデータがあります
この元データとは別のファイルからまずはデータを取得します
データ取得の際には、1年分のみを指定します
行の調整
下の画像のように1行目と最終行は調整が必要です
1行目は、ヘッダーとして繰り上げます
最終行については、行の削除を行います
一番下位の行を指定すれば最終行が削除されます
行の調整を行ったら、最終列のTOTAL列を削除して「ピボット解除」を行います
詳細エディタで関数作成
それでは、詳細エディターを開いてみましょう!
下の画像のように、各ステップが記載されています
上の3行はシートによって可変になっていますので、こちらをカスタム関数にまとめます
作成したカスタム関数は「myTable」と名前を変えておきましょう!
画面下にある「完了」ボタンを押すと、下の画面のようにカスタム関数が表示されているはずです
他シートのデータを呼出し
表示されているカスタム関数の下あたりで、右クリックをしましょう!
そして、再び元データがあるファイルのデータを取得します
取得するのは全てのシートにします
記事の冒頭のポイントでも解説したように、「Data」の列には全てのシートのデータが詰まっています
こちらの列を活用してカスタム列を作成しますので、カスタム列・作成画面を開きます
そして、上の画像のように前章で作成したカスタム関数/myTableの中に「Data」列を指定します
すると上の画像のように「年毎にピボット解除されたデータ」が新たに作成されていますので、こちらを展開処理します
これで、全てのシートのデータがピボット解除されました
<まとめ>
今回は、複数シートの内容を一気にピボット解除する方法を解説しました
こちらは、カスタム関数を使用するのがポイントです
詳細エディタは使い慣れない方も多いと思いますが、今回の題材は慣れるのにいい題材だと思います
各ステップが繋がっていることを理解するのがとても大事です
ぜひ、実際に手を動かして慣れを作成しましょう!
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