タグ別アーカイブ: エディタ

M言語に慣れる_11回目_前行を参照して計算

【M言語は難しくない】今回は連番波括弧:{}を組み合わせて活用して、前行を参照する仕組みを作成します。前行を参照する仕組みを作成したら、下の図のように「前行との差額」を計算します。

この処理はエクセルシート上であれば、四則演算の式を挿入すれば簡単に行えます

=(列名/N行目)-(列名/N-1行目)

但しセル単位/1つの値単位の操作になるので、M言語を使用しなければPower Queryでは行えません

M言語を使用すればできるといっても、とても難しい処理なのでは?

いえ、決してそんなことはありません!

 エクセルシート上の行番号/レコードに相当する波括弧:{}を、連番/0,1,2・・・とうまく組み合わせて使いこなせば、簡単にできます

 実際に手を動かして前行を参照した計算が行えるようになった時には、M言語の活用に大き自信を持てるようになっているはずです!

目次

今回のポイント

今回使用するデータ

連番の追加

レコードの参照

カスタム列・作成画面で連番を操作

<まとめ>

今回のポイント

過去の記事で、丸括弧と波括弧を組み合わせてエディタ内のデータを参照する方法について解説しました

 括弧を使用して参照する方法は、下のGIF画像のように<前ステップ名 + 波括弧/レコード位置 + 角括弧/リスト>を組み合わせる方法でした

今回は、この「括弧の組み合わせて参照する仕組み」を、更に「連番 /0,1,2,3・・・」と組み合わせて活用します!

今回使用するデータ

今回使用するデータは次の画像のデータです

上の画像のB列にある「株価」を使用して、計算を行います

各行にて、前行との株価の差額を計算します

連番の追加

今回の解説は、前述の使用データをエディタにて開くところから始めます

まず、「列の追加」タブから「インデックス列」のメニューをクリックし「連番」を追加します

インデックス列は「0」から始まるように指定します

1ではなく0にて開始する理由は、M言語は「0ベース」だからです

この追加した「インデックス列/連番」を「レコードの参照」に応用します

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Power Queryって何?~エディタ上でのショートカットキー

 

 通常、エクセルファイルを使用する時にはショートカットキーを使用して操作の高速化を図ります。実は、Power QueryにもPower Queryエディタ独自のショートカットキーがあります。ショートカットキーを有効活用して、Power Queryでの操作を効率化していきましょう!

ところで、

 エディタを開いていると、他のエクセルファイルが開けないのが不便だと感じたことはないでしょうか?

今回はエディタを開きながら、並行して他のファイルを開くショートカットキーも解説します

エディタと並行して他ファイルを開く

こちらは、2つ方法があります

1つ目は、スタートボタンをクリックするところから始める方法です

2つ目は、ショートカットキー:Windowsキー+Rで始める方法です

まずはエディタを開いたまま、画面左下のWindowsのマーク(スタートボタン)をクリックする方法から解説を始めます

①スタートボタンをクリック

②Altキーを押したままエクセルマークをクリック

③新たに開いたダイアログで「はい」を選択

④新たに開くファイルを指定する

では、 2つ目のショートカットキー:Windowsキー+Rで始める方法を解説します

① ショートカットキー:Windowsキー+R

「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く

②「excel /x」を入力

下の画像のように、「excel /x」を入力します

「excel」と「 /x」の間には、必ず半角の空欄を入力してください!

列とクエリ名の変更

こちらは、シンプルに名称の上で「F2」キーを押します

上のGIF画像はクエリ名の変更でしが、列の名前変更も同様です

列の選択

こちらは、「Ctrl+スペース」で選択できます

複数列の選択

こちらはかなり重要ですので、必ず押さえておきましょう

連続する列を選択

Shiftキーを押しながら、複数列を選択

連続しない列を選択

こちらは、Ctrlキーを押しながら選択します

メニューを使用

ショートカットキーではありませんが、あまりに列が多い時には次のメニューが役に立ちます

こちらのメニューでは「列の選択」と「列に移動」の2つが選べます

列の選択では、「チェックを入れていない列」を一括で削除します

(維持という表示がありますが、維持しない列は削除されます)

列の移動では、選択した列に移動することができます

今回の解説は以上です

ぜひ、ショートカットキーを有効活用して、業務効率を上げていきましょう!

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途中のステップを削除した場合のエラー修正処理~上級編6回目

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

 Power Queryは便利だけど、通常のエクセルとは使用方法が違うので苦労する点も多いですよね

 特にPower Queryエディターは、これまでのエクセルとは画面自体が違うので「理解に苦しむ」人もいらっしゃると思います

 Power Queryエディターの画面右にある「ステップの適用」は通常のエクセルでいえば、ショートカットキー:Ctrl+Zに相当する箇所なのです

 こちらの「ステップの適用」は最初は難解に感じる人もいらっしゃるかもしれません

 今回は、「ステップの適用」にて途中のステップを削除した場合の修正方法について解説します

 今回の解説を通じて、Power Queryへの理解の一助になれば幸いです

1.ステップを削除する前の状態の説明

今回は、以前の回で使用したデータを使用します

この回では、下のGIFのように販売単価と販売個数の合計を乗算して、新たな列を作成しました

その後に、新しくできた列の名前を下の画像のように「乗算」から「売上金額」に変更しました

今回は、更に売上金額の列を10万円以上でフィルダーをかけます

すると、適用のステップには次の画像のように1つのステップが追加されます

では、この状態から本題の解説に入ります

2.1つ前のステップを削除

1.で追加してステップの1つ前を削除します

すると、次の画像のようにエラーメッセージが発生します

1.でフィルターを10万以上した際には、あくまで「売上金額」の列に対してフィルターをしています

そのフィルターをした「売上金額」の列が削除されてしまったのでエラーになっています

3.エラーの修正

このエラーを修正するには、2つの方法があります

1つは、フィルターされた行を削除し、列名を変えるところからやり直す方法です

2つ目については、解説を始める前にまず「フィルターされた行のステップ」の1つ前のステップ「挿入された乗算のステップ」をクリックしてみます

上のGIFのように1つ前のステップを選択するとエラーメッセージは消えました

これは、あくまで次のステップである「最後尾のステップ」からエラーになっているということです

ここからが2つめの修正方法の解説です

解説するのはエラーになっていないステップから修正をかける方法です

エラーが起こっていない、「最後尾のステップの1つ前」のステップにカーソルを置いたまま、列名を1.でフィルターをかけた時と同じ「売上金額」に変更します

すると、下のGIF画像のようにエラーが起きていた最後尾のステップ「フィルターされた行」をクリックしてもエラーメッセージは出ません

<まとめ>

 今回は、途中のステップを削除した場合のエラー修正について解説しました。このような場合には、必ずしもエラーが起きたステップを削除した後に「やり直し」処理が必要なわけでありません

 エラーが起きていないステップから再度修正をかける方法もあります

 とはいえ、極力は途中のステップはなるべく削除しないで済むようにはしておきましょう

 尚、解説を端折ってしまいましたが、途中のステップを削除すると必ずエラーが発生するわけではありません

 あくまで、途中のステップを削除することで前後の処理の流れに矛盾が起こる場合にエラーが発生しますので、その点だけ最後に追記させて頂きます

長文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました

次回はデータ自体がエラーになっている場合について解説します

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Power Queryって何~既存クエリのステップを一括で削除する方法

こんにちは、Excellent仕事術のガッツ鶴岡(@atsushi1039)です

今回は、既に作成したクエリをステップ毎に分割する方法を解説します

 例えば、以下のように5つのステップ(最初のソース以外)があるクエリがあったとします

最後のステップで右クリックします

こちらで、「前のステップの抽出」をクリックします

すると次の画面になるので、新たなクエリ名を入力してOKボタンを押します

すると元のクエリは次の様になります

右クリックしたステップが残っています

一方、新しいクエリは次のようになります

右クリックしたステップより前のステップが残っています

では、新たに作成したクエリにて、途中のステップで「前のステップの抽出」を同じように行ったらどうなるでしょう?

更に新しく作成したクエリでは、上の画像の黄色の箇所の1つ前「変更された型」のみが抽出されています

今回は以上です

いつもご愛読頂きまことにありがとうございます

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エディタを開かずにソース変更処理~上級13回

パワークエリは便利ですが、エディタを開かないとクエリの内容を変更できないのが不便です

パワークエリには「パラメーター」という機能があります

「パラメーター」を活用できるようになると、エディタを開かないままで様々な変更が可能になります

但し、「パラメーター」の活用は少し複雑です

 この回では、「パラメーターの導入」として、パラメーターの概念を活用した簡単な事例について解説します

では今回解説する内容の概要を解説します

今、次の画像のファイルからデータを取得しているとします

データを取得するファイルを変更しようとしたら、2種類の方法があります

エディタのデータソース変更、もしくは、次の画像の箇所(適用したステップは”ソース”の箇所)を変更することです

この回では、上の画像にある変更処理を「パラメーター」の仕組みを使って変更します

1.パラメーターの設定

ホームタブから「パラメーターの管理」⇒「新しいパラメーター」をクリックします

すると、次の画面が開きます

こちらの画面では、次の3つを指定します

・パラメーターの名前

・種類➡データ形式を選択します

・現在の値➡データソースとなるファイル名を指定します

上の3つの指定が終了したら、読込処理を行います

2.パラメーターの反映

では、冒頭で紹介したデータソースを変更する画面にパラメーターを反映します

上の画像の「黄色の箇所」を1.で作成したパラメーター名で置き換えます

次に、1.で作成した「fName」を再度開き、パラメーターの値を変えます

この時、必ず読込処理を行ってください

では、元のクエリを更新します

パラメーターの変更がクエリにも反映されています

<まとめ>

今回は「パラメーター」の初歩的な事例について解説しました

これだけでは、あまり便利さを感じないと思いますが、「パラメーター」の概念は少し伝わったかとは思います

 次回からは、エクセルシート上での変更を直接、クエリに反映する事例について解説します

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シート上からデータソースを変更する方法~上級編14回目

 Power Queryのクエリと連携するファイルを、まるでスマホを操作するかのように簡単に変更できたらいいですよね!

 Power Queryはとても便利なのですが、エディタを開かないと変更ができないのが少々面倒です

前回は「パラメーターの管理」の画面から変更をかける方法を解説しました

 今回は、エディタを完全に開かずに、クエリのデータソース(データ取得元)を下のGIF画像のようにセルの値をもとにして変更する方法を解説します

まず今回のポイントを2点だけ解説します

目次

今回のポイント

1.セルに名前を付ける

2.データソースの確認(ファイルの取得)

3.名前の組み入れ

4.コードの修正

<まとめ>

今回のポイント

A.名前の活用

今回使うデータは、フォルダ名とファイル名がリスト化されています

リスト化されている2つのセルは、左のセルで名前をつけます

B.M言語の使用

 要はコードを書くということなのですが、後で添付するテキストをコピペして使い回した方が効率的です 

A.にて名前を付けたセルの値は可変です

こちらの名前を、「ファイルデータを取得するクエリ内」のコードの中に組み入れます

使用する画面は、過去の記事でオリジナル関数を作成した画面と一緒です

名前を通じて、セルの値を間接的にコードの中に組み込む形にするということになります(例:名前:フォルダ名➡コード:FilePath➡FilePathをデータソースの中のコードへ組み込み)

 では、下の画像のフォルダ内のファイルから「データを取得するクエリ/クエリ名:Dataが既に存在する」という前提にて本格的な解説をはじめます

 上の画像では、フォルダ名が「Folder1」となっていますが「Folder2」も別途存在するものとして解説を行います

1.セルに名前を付ける

ポイントA.でも前述したように、可変のセルに名前を付けます

まず、名前を付ける範囲をカーソルで指定します

名前を付けるのはセルの値に対してですが、名前自体もセルから抽出するので「2行2列」をカーソルで指定します

次に下の図の、黄色の各箇所をクリックします

後は、OKボタンを押せば2つの箇所に名前が設定されています

2.データソースの確認(ファイルの取得)

では、既に作成してあるファイルデータを取得するクエリの中味を確認しましょう

前述の通り、「Folder1」からファイルを取得しているのが分かります

前回は、こちらの画面に別途作成したパラーメーターを組み入れました

今回は別の画面で「組み入れ」作業を行います

まず下の「詳細エディター」をクリックします

すると、コードを修正する画面が開きます

上の画面のコードを、前述の画面と比べてみましょう

画像が小さくて分かりずらいかもしれませんが、コードの内容は一緒です

今回は、1.で作成した2つの名前をまずは組み入れます

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セルの値を変更するだけで読み込みを変更する方法~上級編15回

今回はエディタを開かないまま、セルの値を変更するだけで「クエリからの読込内容」を変更する方法を解説します

前回は、セルの値を「名前」にて設定し、詳細エディタ画面でコードに組み込みました

今回は、ドリルダウンという方法を活用します

日本語のドリルダウンと意味合いが少し違います

これはPower Queryの特徴的な処理であるとともに、M言語の分野にまで踏み込む処理でもあります

詳細については後程解説します

 今回解説する方法は、前回のように詳細エディタでコードを書かない分、処理は楽です

大きく分けて、2つの処理(①②)を行うだけです!

 まず、変更するセルの値をクエリにする際、クエリを「①ドリルダウン」します

次に読み込みの変更を行うクエリを開きます

そして、ドリルダウンした「クエリ名」をPower Queryエディタの「②数式バーにて組み込み」をすれば処理は終了です

なお、今回使うデータは2つの表から構成されます

1つは元データです

こちらが、上の②の処理の対象です

こちらのデータは、クエリに変換して「I列」にも読み込んでおきます

もう1つは、製品をフィルタリングする為のリストデータです

こちらが上の①の対象になります

こちらのセルの値を変更して、クエリからの読み込み内容を変更します

ちなみに、このセルの値は3つの値から選択できるようになっています

では、本格的な解説をはじめます

目次

1.リストのドリルダウン

2.ドリルダウンの組み込み処理

<まとめ>

1.リストのドリルダウン

まずはリストが設定されているセルをテーブルにし、エディタを開きます(事前にテーブル名:Productを設定しています)

では、冒頭に紹介した①ドリルダウンの処理をします

次のGIF画像のように「右クリック」した後に、「ドリルダウン」を選択します

上のGIF画像の数式バーにも注目してください

下の画像は、ドリルダウン前の時点での「数式バー」の表示です

エディタを開いた時、製品別の列がテキスト型に自動変換されていました

この自動変換は、次の画像の箇所で設定されています(こちらの画面はファイル⇒クエリ設定⇒クエリのオプション、で開きます)

ドリルダウンを行うと、次の画像の数式が表示されます

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エラー発生の予防/列のデータ形式変更と削除について~上級19回~

 Power Queryの便利な点は、普段から使い慣れたエクセルをAccessのようなデータベースとして活用できる点です。このページを訪問して頂いた方の中にもAccessは細かなルールが多くて不便と感じた方もいらっしゃったと思います。

 Power Queryは自動で、Accessの不便な点を補ってくれる機能があります。そのかわり、エラーが出やすい箇所があります

このエラーはPower Queryの2つの特徴と深く結びついています

 Power Queryの2つの特徴について解説しながら、「列名変更」に関するエラーの発生を防ぐ方法について解説します

 エラーの発生を防ぐ方法を理解した時には、「データ形式」も含めてPower Queryへの理解が一段と深まっているはずです!

ところで、

エクセルとAccessの違いとは何でしょう??

エクセルはあくまで表計算ソフトです

Accessはデータベースソフトです

 この2つの違いを、別な言い方で表現すると「データの構造化」ということになります

こちらが、Power Queryの特徴の1つ目の話しです

Accessでは、いきなりデータから入力はできないようになっています

 上の画像のように「データを入力する箱」をフィールド毎(エクセルでは列毎)に「フィールド名/見出し」「データ型」を設定しなくてはいけません

つまり、予め入力するデータの箱を「構造化」しておくわけです

 今回の解説では、上の画像についてはこれ以上は深入りしませんが、上で前述した「データの構造化」を意識して、以降の記事を読み進めてみてください!!

今回、解説に使用するデータは次の画像のデータです

 こちらの3列(売上日、商品コード、販売個数)からなるテーブルデータから、下の画像のように商品コードの1列を抽出するクエリを作成しておきます

そして、元のテーブルデータの「販売個数」の列名を変えます

すると、「商品コード」のみを抽出するクエリを更新するとエラーになります

 エラーの中味を見てみると、抽出する「商品コード」とは関係ない列の「名前変更」によりエラーが発生しています

実は、このエラーは前述の「データの構造化」が深く関係しています

では、こちらのエラーを回避する方法を以下、2パターンで解説します

1.ステップ「変更された型」の削除

まずは、前述のクエリの中味をPower Queryエディタ(以降、エディタ)で見てみます

適用したステップは3つあります

こちらの3つのステップを、上から順に各ステップの「数式」を見てみます

①ソース

こちらは、ファイル内の「売上台帳」テーブルをデータソースとして読み込んでいるのが分かります

②変更された型

こちらのステップでエラーが発生しているのが、よく分かります

こちらの数式に含まれる「販売個数」は、既に名前が変更されているのでエラーが発生しています

③削除された他の列

こちらのステップで「商品コード」列のみを抽出しています

 実際には、次の画像のように「商品コード」以外の列を削除してステップが作成されています

①~③のステップの中味を確認したところで、エラー原因となった②のステップを削除してみます

すると、エラーは消えます

仮に元の列名が「販売個数」の列名を、再度変更してもエラーは発生しません

これで、列名の変更でエラーが発生しないクエリに変更できました

ところで、

今回のエラー発生の原因となった「変更された型」のステップとはなんでしょうか?

エディタを開く時には、「変更された型」のステップは自動挿入されています

このステップは記事の冒頭で前述したPower Queryの1つ目の特徴である「データの構造化」と深くかかわっています

試しに下の画像のように、最初からクエリを作成してみます

開いたエディの中味を見ると、「変更された型」が前述のように自動追加されています

そして、各列も自動で「型式」が変更されています

例えば、商品コードの型式は元々は「文字列」でしたが、下の図のように「123」マークの「整数型式」に自動変換されています

下の図のように元のデータにて、数字かどうかを判定する数式「ISNUMBER」で判定するとFALSEになり、「文字列」だったことがよく分かります

記事の冒頭で前述したように、エクセルはあくまで表計算ソフトです

表計算ソフト内にあるデータは、データベースとしては構造化されていません

Power Queryでは、Accessとは違い、自動でエディタ内にて「構造化」の設定を行ってくれているのです

ちなみに、AccessのファイルをPower Queryで読み込むと「変更された型」のステップは発生しません

 AccessファイルをPower Queryで読み込む方法は過去の記事で紹介していますので、興味のある方は試してみてください

話をPower Queryの「構造化」に戻します

「構造化」は元データの全ての列に対して設定を行うので、エディタ内で削除した列も設定の対象です

しかも「構造化」は元の列名に対して行われます

ですので、一見、クエリに関係ない列の「名前の変更」が影響するのです

 但し、「商品コード」が文字列から「整数」に変換されたように、常に正しく「構造化」が行われるわけではないので注意が必要です

自動で変更された型を変更する場合には、下のGIF画像の箇所で調整を行います

下の図のように「文字列」は「テキスト」となっている点に注意してください

上の図の詳細な内容については、一覧でMicrosoft社のHP内で紹介されています

さて、

 エラー発生の対策をしたクエリからは「変更された型」のステップは削除されていますが、こちらのステップを後から追加することもできます

上の画像の黄色の箇所にある、変換タブ内の「データ型の検出」をクリックすると、「変更された型」のステップが追加されます

2.削除の仕方の変更

2.削除の仕方の変更では、1.とは別なアプローチでエラーを解決してみます

まず、エディタ内の画面左側から1.でエラーが発生しなくなったクエリを「複製」してみます

複製したクエリの最終ステップでは、前述のように「商品コード」以外の列を削除しています

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-235.png

こちらのステップを削除して、次のGIF画像のように他の2つの列を1つ1つ削除します

2つの列を削除した後、エクセルシートに読込みます

次に、列名を「TEST2」から「TEST3」に変更すると複製したクエリはエラーになります

このエラーの原因は「列の削除の仕方」にあります

下の図のように、列名変更前の「TEST2」の列名を指定して「列の削除」をおこなっているからです

 こちらのエラーについては下の画像の黄色の箇所のように、列の削除の仕方を「列名」を指定しない方法(他の列の削除)で行えば発生しません

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-235.png

このエラーはPower Queryの「ハードコード」という特徴と深く結びついています

Power Queryでは、エディタ内の操作がステップとして記録されます

このステップ内には、も記録されます

前述のエラーで言えば、「列名を変更する前」の列名です

こちらは、列名が変更になると「ハードコード」した列名と一致しなくなってしまい、エラーになったのです

<まとめ>

 今回は、エディタ内で削除した「列名」を後から修正した場合に発生するエラーの修正方法について2つ解説しました

 1つ目は「変更された型」という自動で追加されるステップを削除してエラーを回避できるようにしました

2つ目は列の削除の仕方を、削除する列名を特定しない方式に変更しました

2つの方法はそれぞれ、Power Queryの2つの特徴と深く結びついています

 1つ目の「変更された型」に関するエラーは「データの構造化」というPower Queryの特徴と結びついています

 エディタでデータを読み込む際に、全ての列を対象にして「見出し」「データ形式」を設定します

ですので、エディタ内で削除した列の「列名変更」がエラーの原因になります

 こちらの「変更された型」については、「変更された型」のステップを削除する方法ともう一つ、対処方法があります

データタブの「データの取得」をクリックすると一番下に「クエリオプション」が出てきます

こちらをクリックすると次の画像の画面が開きます

こちらの画面で、「非構造化ソースの列と型とヘッダーを検出しない」を指定しておくという方法もあります(自動で検出されていた部分が検出されなくなるので注意が必要です)

ここまでで、Power Queryの1つ目の特徴についての「まとめ」を解説しました

次は2つ目の特徴である「ハードコード」についてです

Power Queryではエディタ内の操作が「ステップ」として記録されます

こちらの「ステップ」には値も直接書き込まれます

ですので、前述の2.で列を削除した際には「列名」も値として記録されました

ですので、エディタ内で削除した列の「列名」が変更になると、列名の「不一致」が発生してエラーになったのです

下の画像で言えば、「TEST2」の列名の列を削除するように数式が設定されていましたが、既に「TEST3」に列名が変更になっていたのです

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-248.png

 今回はPower Queryの2つの特徴について、理解を深める機会になったと思います

この2つの特徴を理解しておくと、Power Query自体への理解も深まります

 ぜひ今回を機会に「データの構造化」「ハードコード」について意識した上でPower Queryに取り組んでいきましょう!

では、今回は以上となります

参考までに今回使用したエクセルデータを添付します

アイコン

上級19回 24.18 KB 9 downloads

...

長文に最後までお付き合い頂き、まことにありがとうございました

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エディター内のやり直し操作~中級編9回目~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

Power Queryでは、従来のエクセル操作では全く使うことがなかった画面が出てきます

一番、代表的なのがデータを取得した後に出てくるPower Query Editor(以降、エディター)です

エディターでは、様々なデータの変換操作が行えます

前回はエディター内にて、1つのセルのデータを複数のセルに分割しました

ただ、このエディターでは従来のやり直し操作、ショートカットキーで言えばCtrl+Zの操作はどう行うのでしょうか?

やり直しが出来ないと、操作ミス一つで全てをやり直さなくなってしまいます

これでは、Power Queryを新たに覚えて業務を効率化をする意味がなくなってしまいます!

今回は「やり直し操作」について解説していきます

1.ステップ管理

エディター内では、全ての操作はステップという形で記録されていきます

次の画像は初級講座2回目で使用したデータを取得し、エディターを開いた状態の画像です

ここから2つの操作を行います

エディター画面の右には適用したステップを管理する画面があり、操作前は以下の状態です

ここから2つの操作を行います

①受注日の型式を日付形式に変える

➁日付を9月3日から9日の範囲でフィルターをかける

①②の操作を行うと、下のGIFのように適用したステップ画面にステップが記憶されます

2.やり直し操作

1.でステップ管理について解説したので、このステップをやり直す方法について解説します

このやり直しには2つの方法があります

1つはステップを消去する方法です

もう一つはステップ自体を修正する方法です

①ステップを消去する

適用したステップを消去すれば、下のGIFにあるように元の状態に戻ります

「フィルターされた行」のステップを消去した瞬間に日付の行が増えているのがよくわかると思います

この方法は後で紹介する➁の方法より簡単ですが、元の状態に戻るだけです

上のGIFの例で言えば、フィルターに設定する条件を変えようと思ったら、またフィルター設定だけは一からやり直さなくてはなりません

➁ステップの修正

ステップ自体を修正する方法もあります

ステップの右横の*マークを押せばステップ自体を修正できます

以下のGIFでは、フィルター処理をしたステップにて、右横の*マークを押した後、フィルターの条件設定画面からやり直しが行えるようになりました

これまで①②とエディター画面にて「やり直す方法」を解説しました

1点、①の「元に戻す」方法については注意点があります

最後尾のステップのステップではなく、途中のステップを削除や修正を行う場合です

これまで解説してきた事例では、

 日時型式⇒日付形式への変換

を行った後、

 日付形式でフィルター設定

を行いましたので、もし、日時型式のままだとフィルターの設定型式が不整合になってしまいます

仮に「変更された型」のステップを消去しようとすると、以下の様なメッセージが出ます

上のメッセージで削除を選択した場合には、「フィルター」のステップも消去することになります

<まとめ>

今回は、Power Queryの独特の画面のエディターでの「やり直し」の方法について解説しました

エディターでは、画面右の「適用したステップ」画面に処理の履歴が記録がされているので、慣れれば従来のエクセル画面より管理が行いやすいのです

次回からは更にエディターの機能についてガッツで深堀していきます

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