タグ別アーカイブ: 複数条件
Sで終わる関数は素晴らしい!~Countifs関数~
前回は、IFS関数を紹介しました
今回はCOUNTFIFS関数を紹介します
本当にSで終わる関数は素晴らしいです
数式の書き方はIFS関数とほぼ同じです
今回は下の事例で解説を行います

この表から最高得点・科目と最低得点・科目の組み合わせが当てはまる人数をCountif関数とCountifs関数、の両方で求めてみます
1.Countif関数のケース
Countif関数は1つしか条件式を設定することができません
なので、一旦、複合キーを作成して検索条件にするしかありません

数式は次のような書き方になります

Countif関数では、検索条件範囲/H4:H8と検索条件/D12との組み合わせを、1つしか使えないのです
=COUNTIF(H4:H8,D12)
2.Countifs関数のケース
Countifs関数の場合は複合キーを使用する必要はありません

Counfifs関数の場合、複数の検索条件範囲と検索条件の組み合わせを設定できるからです

以下が、実際に上の画面で使用した数式です
=COUNTIFS(F4:F8,B16,G4:G8,C16)
数式の書き方は、前回に紹介したIFS関数と同じ様に、検索条件範囲⇒検索条件の記述を条件がある数だけ繰り返すだけで済みます
<まとめ>
Countif関数を使いたい時に、複数条件がある場合には複合キーを作成しなくてはならないので、いつも面倒くさい思いをしていました
Countif関数を使えば、条件がいくつあろうとあまり手間ではありません
Sで終わる関数は本当に便利ですね


複数条件でグループ化~中級編12回目~
前回はPower Queryのグループ化機能により、グループ毎に合計金額を集計しました
今回は前回の内容を活かしながら、グループ化の切り口を複数指定できるようにしましょう!
実質的には、ピボットテーブルでグループを複数階層化するのと同じことが行えるようになります

では、ポイントの解説から始めましょう!
今回のポイント
A.グループ化指定
今回はグループ化の出力指定を、基本ではなく「詳細設定」にて指定します

指定方法を詳細設定に指定することで、グループ化切り口を追加できるようになります
後の指定方法については、前回の基本設定と同じです
B.ステップ修正
中級編8回目で解説をしましたが、Power Queryでは「やり直し操作」はステップ管理画面にて行います

なお今回は、前回の集計結果がエクセルシートに読込まれた状態からグループ化処理を行います
ですので、クエリー編集⇒エディター画面を開く⇒ステップ管理⇔ステップ修正の流れになります
さて、
ポイントを2点確認したところで、詳細な解説を始めましょう!
下のファイルは前回の集計結果をシートに読込んだ状態になっていますので、ぜひこちらをご活用ください
目次
クエリー編集
ステップ変更
詳細設定およびグループ化の追加
グループ化項目の設定
読込処理
<まとめ>
クエリー編集
クエリーを右クリックし、編集をクリックします

もし、クエリ―画面が表示されていない場合には、以下の画面を操作してください

ステップ変更
開いたエディター画面にて、前回グループ化を行ったステップを変更します

するとグループ化画面を修正できるようになります
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