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エディタを開かずにソース変更処理~上級13回

パワークエリは便利ですが、エディタを開かないとクエリの内容を変更できないのが不便です

パワークエリには「パラメーター」という機能があります

「パラメーター」を活用できるようになると、エディタを開かないままで様々な変更が可能になります

 この回では、パラメーターの概念を活用して「エディタを開かないまま様々な変更を可能にする」簡単な事例について解説します

では今回解説する内容の概要を解説します

今、次の画像の黄色く印を付けたファイルからデータを取得しているとします

データを取得するファイルを変更しようとしたら、2種類の方法があります

 エディタのデータソース変更、もしくは、次の画像の箇所(適用したステップは”ソース”の箇所)を変更することです

この回では、上の画像にある変更処理をエディタを開かないまま「パラメーター」の仕組みを使って変更します

目次

1.パラメーターの設定

2.パラメーターの反映

<まとめ>

1.パラメーターの設定

ホームタブから「パラメーターの管理」⇒「新しいパラメーター」をクリックします

すると、次の画面が開きます

こちらの画面では、次の3つを指定します

・パラメーターの名前

・種類➡データ形式を選択します

・現在の値➡データソースとなるファイル名を指定します

上の3つの指定が終了したら、読込処理を行います

2.パラメーターの反映

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シート上からデータソースを変更する方法~上級編14回目

 Power Queryのクエリと連携するファイルを、まるでスマホを操作するかのように簡単に変更できたらいいですよね!

 Power Queryはとても便利なのですが、エディタを開かないと変更ができないのが少々面倒です

前回は「パラメーターの管理」の画面から変更をかける方法を解説しました

 今回は、エディタを完全に開かずに、クエリのデータソース(データ取得元)を下のGIF画像のようにセルの値をもとにして変更する方法を解説します

まず今回のポイントを2点だけ解説します

目次

今回のポイント

1.セルに名前を付ける

2.データソースの確認(ファイルの取得)

3.名前の組み入れ

4.コードの修正

<まとめ>

今回のポイント

A.名前の活用

今回使うデータは、フォルダ名とファイル名がリスト化されています

リスト化されている2つのセルは、左のセルで名前をつけます

B.M言語の使用

 要はコードを書くということなのですが、後で添付するテキストをコピペして使い回した方が効率的です 

A.にて名前を付けたセルの値は可変です

こちらの名前を、「ファイルデータを取得するクエリ内」のコードの中に組み入れます

使用する画面は、過去の記事でオリジナル関数を作成した画面と一緒です

名前を通じて、セルの値を間接的にコードの中に組み込む形にするということになります(例:名前:フォルダ名➡コード:FilePath➡FilePathをデータソースの中のコードへ組み込み)

 では、下の画像のフォルダ内のファイルから「データを取得するクエリ/クエリ名:Dataが既に存在する」という前提にて本格的な解説をはじめます

 上の画像では、フォルダ名が「Folder1」となっていますが「Folder2」も別途存在するものとして解説を行います

1.セルに名前を付ける

ポイントA.でも前述したように、可変のセルに名前を付けます

まず、名前を付ける範囲をカーソルで指定します

名前を付けるのはセルの値に対してですが、名前自体もセルから抽出するので「2行2列」をカーソルで指定します

次に下の図の、黄色の各箇所をクリックします

後は、OKボタンを押せば2つの箇所に名前が設定されています

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