今日は今、話題のRPAについて思いつくまま書きたいと思う
RPAの仕事をしていて、気づいた点は大きく3つある
1.万能ではない、少なくともAIではないし、ユーザーがシナリオを書けるというのは幻想
良く落ちるし、万能ではない。RPAのデモなんかの時には動画を用意している人も多いのでは・・・
それでもRPAを使うのは、一度タクシーの便利さを知ってしまったしまったと同じこと
落ちると分かっていても、あの面倒くさい処理が少しでも軽減できれば・・・と思うのは
弱い人間の常なのだと思います。
後、AIと勘違いしている人が多い。これは全く勉強不足
更に、よくユーザーが設定できる、というのも幻想。
「我が社ではユーザー主導でRPAを導入・・・」なんていうのは、IT部門とユーザー部門の中間に専門部署が
実はあったりする。後、会社によってITリテラシーも違うし
2.やっぱりエクセルは便利
話しを分かり易くする為に2つ、実際にあった話しをします
ある人がエクセルのデータを消去する仕組みをRPAで作成していました。
どうやってやるかというと””(空白)をセルに埋め込むシナリオを書くのです
当然、シナリオ作成するのに時間もかかるし、実際に処理も何十秒かはかかる
RPAでVBAを動かすなら、シナリオもVBAの記入もすぐだし、処理自体もすぐです。
あらゆるRPAのデモを行ったり、見たりしていて気づいたのは、人の心を動かすのは
RPAが人の代わりに行う点ではなく、その処理スピードです
つまり、処理スピードがないとRPAの魅力は半減するのです
処理スピードを上げる為にもVBAとの連携を進める必要があります
ちなみに、RPAの魅力の一つは開発も修正もすぐに出来ること。繰返しになってしまうが、
VBAを使えば更に開発スピードを上げることができる
話しを基に戻して実際にあった話の2つ目をすると
ある基幹システムからエクセルをアウトプットした後、ファイル名をつけるRPAを作成していたところ
エクセルファイル(保存を有効にする、の制限がかかっている)を保存する処理がどうしても安定しない
そこで、ダウンロードした後(これまたファイル名が変わる)にRPAによりフォルダ内のファイル名を取得し、
VBAでファイルを名前をつけてコピーする処理に変えたところ、相当な進歩を見せた
VBAといってもネットから2行ぐらいコピーしたもの・・・それでも効果は絶大
RPAはVBAを動かすもの・・・と割り切ってもいいくらいの確信を得た
3.RPAの醍醐味は業務改善
これまたエクセルの話し・・・
RPAを動かすには投入データが必要です。私は基本的にはエクセルで作成しています
投入データは当然、RPAでも読み取れるようにシンプルなものしなければなりません
当然、ユーザー(業務側)は悩みます。
ああしよう、こうしよう、そういえば、そもそもこれは要らないよね・・・
そう、ついついエクセル管理表などはメタボになりやすいのです
RPAがメタボに気づくいい機会になるのです
とりとめなく書き連ねましたが、少しでも皆さんのお役にたてば光栄です
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