カテゴリー別アーカイブ: エクセル集計

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#4-1

【問題】

昨日の続きです。IF関数とIFERROR関数を組み合わせて次の条件で注文を3つに分類してください

1.会員住所=東京 且つ 注文商品=日本酒

2.会員住所=神奈川 且つ 注文商品=ウィスキー

3.その他、上記以外

キャプチャ#4_3

【回答】

複合キーを作るところまでは前回と一緒です

キャプチャ#4_1

そこからVLOOKUP関数の参照用に複合キーを検索値とした番号(1,2)の対応表を作成します

キャプチャ#4_2

既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、表にない複合キーの時にはエラーになってしまいます。

そこで”エラー”が出る点をうまく利用します

IFERROR関数ならば=IFERROR(関数、左記関数がエラーの場合の値)と指定できるので、エラーの場合は”3”と出力するようにします

IFERROR関数はとても便利なので有効活用しましょう!

 

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#4

【問題】

分類の問題です。IF関数のみで以下の条件で注文を3つに分類してください

1.会員住所=東京 且つ 注文商品=日本酒

2.会員住所=神奈川 且つ 注文商品=ウィスキー

3.その他、上記以外

*但し、IF関数の中に組み入れる(ネストする)IF関数は1つまでとします

【回答】

複雑そうな問題に見えますが、いきなり解決しようとせず、新たに列を挿入してそこに何を入れるかを考えましょう

答えは”&”を活用して住所と注文商品を組み合わせた複合キーを作成するのです

そして、複合キーをIF関数で分類していくのです

(複合キー)

キャプチャ#4_1

(IF関数による分類)

キャプチャ#4_2

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#3

【問題】

OR条件による抽出の問題です。”IF関数のみを使用し”、会員の住所が”東京”か(OR)、注文商品が”日本酒”か?いずれかの条件に当てはまる”注文番号”の個数をカウント、及び、抽出してください*最後はテーブル機能を活用してください

キャプチャ#3_1

【回答】

IF関数による0か1の判定及び小計列を有効活用します

1.IF関数で東京、もしくは日本酒の場合は1を出力するようにする

2.1で出力する価を小計する列を作成する

3.2で小計した値を1以上か?、もしくはそうでないか?を判定する

加えてテーブル機能により、列の集計を行います。

以下、詳細を解説します

・1について

キャプチャ#3_2

住所(C列)、注文商品(D列)の横に列を挿入し、IF関数で条件に該当するならば、”1”をそうでなければ”0”を出力するようにする

・2について

キャプチャ#3_3

1で出力する価をG列で小計しておく

・3について

キャプチャ#3_4

G列で小計した値が1以上であれば、”1”を、そうでなければ”0”を出力するようにします。この出力された1を集計(1を合計)、もしくは1の注文番号をフィルターで抽出すればそのまま”回答”になります

ここからはテーブル機能について説明します

テーブル機能はエクセルでデータを管理するのに、”痒いところ”に手を届くほどまで”データを扱いやすく”してくれる機能です

まず、管理したいデータのどこかのセルにカーソルを置き、Ctrl + Tを押します

#1GIF_2

次に、

デザインタブで、集計行にチェックを入れてください

キャプチャ#3_5

すると列の下に▼マークのボタンが出てくるので”合計”を選択します

#1GIF_3

ここではテーブル機能を紹介しきれませんが、とにかく便利な機能なので皆さん研究してみてください

サンプルで確認したい方は以下↓からダウンロードできます

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#2

 

【問題】

IF関数を使用して、重複している会員NOからユニーク(重複していない)な会員番号の個数と会員番号を抽出する

*会員番号の個数はステータスバー(エクセル画面の下)で確認するものとする

キャプチャ#2_4

キャプチャ#2_5

 

【回答】

”値が重複している”、ということは値を昇順、もしくは降順で並べ替えると重複している価は”塊”で現れます。この性質を活かして3つのステップで重複しない値を”カウント”、”抽出”します

1.会員NOを並べ替え

2.IF関数を使用し、1行上と”一致していない”場合は1を出力する(逆に1値している場合は0を出力する)

3.IF関数を入力した列にカーソルを置く(ステータスバーでカウント)、フィルターで1のみを抽出(抽出)

*1の合計は自働的に該当する値の個数になります

キャプチャ#2_1

ちなみに下の画像のように合計がエクセル画面下に表示されない時には右クリックして合計にチェックを入れましょう

キャプチャ#2_2

キャプチャ#2_3

サンプルファイルで実際に確認したい人は以下↓をダウンロードしてください

 

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#1

【問題】

使用金額に応じて注文のランク付けをしたいが、VLOOKUP関数だけを使用し、ランク表に応じて自由自在に可変できるようにしておきたい
#1GIF
【正解】

ランクの列にVLOOKUP関数を参照方法を1にして入力しておく

VLOOKUP関数の参照方法には実は2つあります

キャプチャ#1_1

上記のようにエクセルのヘルプにも記述されています

参照方法を0でなく1にした場合には、検索値が一致するものでなく、検索値に一致するか、一致しないもので、検索値より小さく、且つ、用意された設定値の中で最大なものを検索してくれます

キャプチャ#1_2

例えば上記の表において5,000の場合はどうなるかというと、一致するものはありません。ですから、5,000より小さい値、0のランクDが該当します

この”1”を使う時のコツ、注意点をそれぞれ説明します

VLOOKUP関数の参照範囲はK:Lなどのように行番号を入れないようにしましょう。そうすれば参照表の行数が増えても漏れなく対応できます

後、上記の表でいえば、金額の列は昇順にしておきましょう。そうでないと正確に検索してくれません

サンプルで確認したい人は以下↓をダウンロードして下さい

ではまた#2でお会いしましょう