【クラウドとデスクトップは別物ではないです。ライセンスさえあれば連携できます】
今回はクラウドのフローから、値をデスクトップフローに受け渡して表示するフローを作成します
この仕組みができると、クラウドとデスクトップの世界を連携できるので自動化の範囲が格段に広がります
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上のGIF画像では、クラウドフローで「0823」と値を入力してデスクトップフローに渡しています
そして、デスクトップフローで以下のフローを動かして受け取った値を表示しています
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但し、この仕組みを動かすには様々な事前準備が必要です
事前準備
ライセンス
Power Automateのプレミアムライセンスが必要となります
コンピューターの登録
クラウドからデスクトップを動かすPCを認識できるように登録を行う必要があります
後で下の画像のような情報が必要です
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こちらはPower Automate machine runtimeアプリのインストールが必要となります
そして、アプリをインストールしたらデスクトップフローを使用するPCの登録を行ってください
PCの登録は「コンピューターグループ」という概念で行います
こちらの詳細についてはMicrosoft社の記事をご確認ください
デスクトップフローの作成
クラウドフローから値を受け取るには入出力変数の設定が必要です
入出力変数がクラウドフローからの受け皿になります
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作成したデスクトップフロー名は後で分かりやすいものにしておきましょう
クラウドフロー内で使用します
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クラウドフローの作成
トリガーについては今回は「手動でフローをトリガーします」を使用します
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接続設定
デスクトップフローを呼び出すには「デスクトップ用Power Automateで構築したフローを実行する」を使用します
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まず、呼び出すDesktopフロー名を指定するのですが、その前にデスクトップとの接続を「三点リーダー」から行います
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上の画像の「新しい接続を追加する」が表示されるので、こちらをクリックします
次に下の画像のような画面が表示されます
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1には前述の「コンピューターの登録」で登録した内容を記載します
2についてですが、コマンドプロンプトから取得した内容を記載します
*コマンドプロンプトはPCの左下「ここに入力して検索」に「cmd」と入力して表示します
コマンドプロンプトにはまず「whoami」と入力します
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すると上の画像のように****¥***と表示されますので、こちらを記載します
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最後に4のパスワードの記載になります
こちらはPCへのログインパスワードを設定します
ここで問題が1つあります
PCのログインはWindowsのアカウントでログインしているか?MSのアカウントでログインしているか?という問題です
ここではWindowsのアカウントでログインするようにPCの設定を変更しておきましょう
そのうえでWindowsのアカウントでのログインパスワードを記載しましょう!
アクションの詳細設定
接続設定が終了したらアクションの設定に戻ります
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Desktopフローは呼び出すデスクトップフロー名を指定します
実行モードは通常であればアテンド型になります(取得したライセンスと何がやりたいかによります)
最後にNewInputですが、こちらはデスクトップフローで設定した入出力変数が反映されています
こちらにデスクトップフローに渡したい内容を記載します
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今回はトリガーで入力した内容が反映されるようにしました
<まとめ>
今回はクラウドフローからデスクトップフローを呼び出す方法を解説しました
ポイントとなるのは事前準備と接続の設定です
こちらはMicrosoft社の記事なども場合によっては参考にしながら進めていきましょう!
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