前回はPower Queryのグループ化機能により、グループ毎に合計金額を集計しました
今回は前回の内容を活かしながら、グループ化の切り口を複数指定できるようにしましょう!
実質的には、ピボットテーブルでグループを複数階層化するのと同じことが行えるようになります
では、ポイントの解説から始めましょう!
今回のポイント
A.グループ化指定
今回はグループ化の出力指定を、基本ではなく「詳細設定」にて指定します
指定方法を詳細設定に指定することで、グループ化切り口を追加できるようになります
後の指定方法については、前回の基本設定と同じです
B.ステップ修正
中級編8回目で解説をしましたが、Power Queryでは「やり直し操作」はステップ管理画面にて行います
なお今回は、前回の集計結果がエクセルシートに読込まれた状態からグループ化処理を行います
ですので、クエリー編集⇒エディター画面を開く⇒ステップ管理⇔ステップ修正の流れになります
さて、
ポイントを2点確認したところで、詳細な解説を始めましょう!
下のファイルは前回の集計結果をシートに読込んだ状態になっていますので、ぜひこちらをご活用ください
中級編11回目サンプル
目次
クエリー編集
ステップ変更
詳細設定およびグループ化の追加
グループ化項目の設定
読込処理
<まとめ>
クエリー編集
クエリーを右クリックし、編集をクリックします
もし、クエリ―画面が表示されていない場合には、以下の画面を操作してください
ステップ変更
開いたエディター画面にて、前回グループ化を行ったステップを変更します
するとグループ化画面を修正できるようになります
詳細設定およびグループ化の追加
グループ化画面にて、基本ではなく「詳細設定」を選択しましょう!
そして、「グループ化の追加」ボタンを押すと、グループ化の切り口を2つ選択できるようになります
グループ化項目の設定
今回は、ⅰ)年度、ⅱ)製品別、にて設定します
なお、新しい列名は元データの「売上金額」にしましょう
前述の2つの設定が終了したら、OKボタンを押しましょう!
読込処理
ホームタブに戻り、「閉じて読み込む」をクリックしましょう!
集計結果がシートに読込まれます
集計結果は「年度」「製品別」、そして「売上金額」の順にて並んでいます
なおクエリを見て見ると、1.クエリー編集前、クエリーの行数が3行だったのが、6行に増えているのも確認できます!
<まとめ>
今回は、グループ化を複数の切り口で行う方法を解説しました
グループ化設定画面にて詳細設定を選択すれば、後は画面に従って追加処理を行って行くだけで複数のグループ化切り口を設定できました
後、今回は前回の集計結果を「クエリーの編集」⇒「ステップ変更」の手順で設定を行いました
実際の業務では、前回集計した結果を修正する場面は沢山でてくると思いますので、より実践的なPower Query活用術を学べたと思います!
では次回から上級編を開始します
ぜひ、IF式の組み合わせにもチャレンジしてみてください
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