今回は、通常は行列単位で一括処理を行うパワークエリで「行コピー」を行う方法を解説します
行コピーを行うのに「M言語」が出てきますが、M言語の概念に触れるのにいい題材だと思います
ところで、
空のクエリで波括弧:{}を使用したらどのようになるでしょう?
ちなみに、空のクエリはここから起動できます
*データタブ➡データの取得➡その他のデータソースから➡空のクエリ
では、
試しに、下の画像のように空のクエリの数式タブに{2020,2021}と入力してみます
すると、上の画像のように2020と2021の値から構成されるリストが作成されます
このリストを作成する仕組みを行コピーにも活用します
行コピー
では、実際に行コピーをしてみたいと思います
上のデータがエディタに表示されている状態からカスタム列・作成画面をクリックします
そして、先ほどの波括弧:{2020,2021}を入力します
すると、2020と2021の2つの値から構成されるリストが含まれた列が新たに作成されます
次に、下の画像にて黄色く印を付けた箇所をクリックしてリストを展開します
すると、2020と2021の値に対応するように行コピーが作成されます
もし、波括弧の中味を「2020と2021」でなく「2020,2021,2022」とすれば1行でなく2行がコピーされます
<まとめ>
今回は波括弧:{}を使用してリストを作成した上で、行コピーを行いました
とても簡単な内容ですが、パワークエリをサポートするM言語の仕組みに触れる上ではとてもいい内容です
特に、波括弧の使用の仕方に慣れるだけでもM言語の根幹に触れることができます!
ぜひ実際に手を動かして試してみてください
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