他の人が作ったエクセルファイルはあまり使いたくない、と感じた人は少なくないと思います
何故なら、他の人が入力した「長い数式の関数」はとても難解だからです
「こんなの仕事じゃなくて、パズルだ!」
私も、経営企画の仕事をしている時に泣きたくなりました
前任者が作成した予算管理表に入力されている数式が、とにかく長くて長くて「数式の解釈」だけで日が暮れてしまいました
今回はそんな長い数式を分かり易く図解するツールを紹介します
ツールの入手方法はとても簡単です
スマホでアプリをダウンロードするの同じように入手できます
1.アドイン(アプリ)を入手
まず「アドインを入手」からアドインを入手しましょう
入手するのは「Formula forge」というアドインです
「Formula forge」の入手がうまくいくと、数式タブの右側に下記のような「アドインの使用ボタン」が現れます
もし、アドインの入手や使用方法の詳細が分からなくなった場合には、当ブログの過去の記事をぜひご参照ください
2.図解したい数式の上にカーソルを置き、アドインを実行
では、この「Formula forge」の解説に使用する数式について説明します
下の表には各自の3教科の成績が並んでいます
この表から各自の「最高得点・科目」を求める数式を、表の一番右の列に作成してあります
数式はIF関数の中に、もう一度IF関数を入れてあります
では表の一番上、田中さんの行にて、上記の数式が入力されているセルにカーソルを置き、アドインを実行してみます
すると、エクセル画面の右側に「数式の図」が現れます
数式の図は、数式の中味(Text View、Math View)の下に表示されるので、下にスクロールしておくと図が見やすくなります
3.図を理解する
2.の最後で、下にスクロールをしてもらいましたが、アドインから作成された図を更に見えやすくするため、下の画像の黄色の箇所を、左に動かしておきましょう!
ここでもう一度、今回、図解した数式の中味を確認しておきましょう!
田中さんの行にて、数式が入力されたセルには以下の数式が入っていました
IF関数の中にIF関数が入っており、最初のIF関数についての概要は以下の様になっています
=IF(3科目の最高得点=英語が入力されたセル(C4セル),
英語,それ以外の科目[2個目のIF関数])
田中さんの場合、最高得点が英語だったので、最初のIF関数で答えが出力されています
では、出力された図の方はどうなっているでしょうか?
MAX関数で出力した値(79)とC4セル(英語の得点)の値が「TRUE」なので英語を出力したという図になっています
では、数学が最高得点が佐藤さんの数式はどのような図になっているかを見てみましょう!
まず最初のIF文の箇所です
MAX関数で出力した値(85) と C5セル(英語の得点) が一致しないので「FALSE」と出力されています
では、2つ目のIF関数の図の箇所を見てみましょう!
MAX関数で出力した値(85) と D5セル(国語の得点) が一致しないので「FALSE」と出力されています
つまり、2つ目のIF関数でも「FALSE」なので、2つのIF関数の解答として「数学」が出力された、ということがよくわかる図になっています
ちなみに、国語が最高得点の荒木さんの数式の図の右側、2つ目のIF関数については、以下の図のようになっています
<まとめ>
アドイン「Formula forge」は、数式に様々な数式が組み合わせてあっても、階層化して示してくれるので、「長い長い数式の理解」にとても便利です
後、セルの位置とセルの値もあわせて示してくれる点も、便利ですね!
もし、数式の中味を深堀して理解したい時には、該当の箇所をクリックしてください
図の上に数式の中味が詳細に示されるようになります
尚、アドインを入手する際は、規約等に同意するかを聞かれますので、内容を必ず確認してください
そして、自己責任にて同意の方を進めて頂くようにお願い申し上げます
(注)今回の「Formula forge」の動画を作成するにあたり、使用したエクセルのバージョンは以下です
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