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RPA導入日記~ロボットがやってきた~

RPAを導入すると決めてから1週間でRPAを実際に稼働させてから半年か過ぎました。

業界研究から業務ヒアリング、RPAシナリオ作成、そしてRPAの起動まで、RPAに関わるあらゆることを手探りの状態のままこなしてきました

とにかく無我夢中で突っ走ってきましたが、さすがに半年も経つと色々な事が見えてきます

反省点もあるし、改善点もあります。

ここで自分の為にもこれまでの事をまとめておきたいと思います。

自分の経験がこれからRPAを導入しようとする人の参考になれば幸いです

そして、

日記を書く中で、次のような点は何とか自分の意見をうまく盛り込んでいきたいと思います。

・RPAとは何か、そしてその効果は?(RPAの費用対効果の考え方は深いです)

・RPAとエクセル間連携の重要性、手法について(エクセルが意外と肝です)

・RPA関連の情報収集ソース(情報取集ソースは意外と少ないです)

・業務ヒアリングのツボ(10聞いて、3理解しようとするの諦めています)

・効果的なRPA開発と運用(動画活用など工夫が出来る点は沢山あります)

今回は”RPAとは何か、そしてその効果は?”について少し触れた筆を止めたいと思います

RPAについては、よく”RPA導入で○○時間削減”、みたいな文章を目にしますし、特に経営の方は”人の削減”について興味がいくと思います。

ところが、私の経験からすると、RPA導入における一番特筆べき効果は

<人を業務ストレスから解放する>

この点だと思います。

人を業務ストレスから解放することで、業務改善を自発的に考える余裕を生み出し、そして、ストレスから解放された人がRPAの広告塔となって業務改善の和が広がっていく点にもっと目を向けるべきだと思います。

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実際、RPA導入コストは目に見えないコストも含めると結構膨れてしまいます。

よって単に、コストと”短期的な時間軸において、目に見える削減効果”を比較すると意味が無い、という判断になってしまいます。

他の言葉で言い変えると、せっかくコストをかけてRPA(デジタルレイバー)を雇うのだから、長期的にうまく協業して人間の笑顔を生み出していくか?ということかも知れません

とにかく深いテーマです。次回から詳細に触れていきたいと思います!

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RPAとエクセルとの融合の可能性

今日は今、話題のRPAについて思いつくまま書きたいと思う

RPAの仕事をしていて、気づいた点は大きく3つある

1.万能ではない、少なくともAIではないし、ユーザーがシナリオを書けるというのは幻想

良く落ちるし、万能ではない。RPAのデモなんかの時には動画を用意している人も多いのでは・・・

それでもRPAを使うのは、一度タクシーの便利さを知ってしまったしまったと同じこと

落ちると分かっていても、あの面倒くさい処理が少しでも軽減できれば・・・と思うのは

弱い人間の常なのだと思います。

後、AIと勘違いしている人が多い。これは全く勉強不足

更に、よくユーザーが設定できる、というのも幻想。

「我が社ではユーザー主導でRPAを導入・・・」なんていうのは、IT部門とユーザー部門の中間に専門部署が

実はあったりする。後、会社によってITリテラシーも違うし

2.やっぱりエクセルは便利

話しを分かり易くする為に2つ、実際にあった話しをします

ある人がエクセルのデータを消去する仕組みをRPAで作成していました。

どうやってやるかというと””(空白)をセルに埋め込むシナリオを書くのです

当然、シナリオ作成するのに時間もかかるし、実際に処理も何十秒かはかかる

RPAでVBAを動かすなら、シナリオもVBAの記入もすぐだし、処理自体もすぐです。

 

あらゆるRPAのデモを行ったり、見たりしていて気づいたのは、人の心を動かすのは

RPAが人の代わりに行う点ではなく、その処理スピードです

つまり、処理スピードがないとRPAの魅力は半減するのです

 

処理スピードを上げる為にもVBAとの連携を進める必要があります

ちなみに、RPAの魅力の一つは開発も修正もすぐに出来ること。繰返しになってしまうが、

VBAを使えば更に開発スピードを上げることができる

 

話しを基に戻して実際にあった話の2つ目をすると

ある基幹システムからエクセルをアウトプットした後、ファイル名をつけるRPAを作成していたところ

エクセルファイル(保存を有効にする、の制限がかかっている)を保存する処理がどうしても安定しない

そこで、ダウンロードした後(これまたファイル名が変わる)にRPAによりフォルダ内のファイル名を取得し、

VBAでファイルを名前をつけてコピーする処理に変えたところ、相当な進歩を見せた

VBAといってもネットから2行ぐらいコピーしたもの・・・それでも効果は絶大

RPAはVBAを動かすもの・・・と割り切ってもいいくらいの確信を得た

3.RPAの醍醐味は業務改善

これまたエクセルの話し・・・

RPAを動かすには投入データが必要です。私は基本的にはエクセルで作成しています

投入データは当然、RPAでも読み取れるようにシンプルなものしなければなりません

当然、ユーザー(業務側)は悩みます。

 

ああしよう、こうしよう、そういえば、そもそもこれは要らないよね・・・

 

そう、ついついエクセル管理表などはメタボになりやすいのです

RPAがメタボに気づくいい機会になるのです

 

とりとめなく書き連ねましたが、少しでも皆さんのお役にたてば光栄です

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RPAの可能性~RPAをマクロ代わりに使う~

今、RPAのセミナーにいくとどこも満員です

但し、セミナーで説明される内容と違い

実際にはエクセルマクロ(VBA)をRPA内で操作している例も大分ありそうです

なら、

RPAを使う意味合いはあるのか?まずはVBAを覚えた方が良いのではとおもう方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません

 

RPA機種にもよりますが、最近、エクセル操作についても改革をもたらせるのではないかと考えはじめました

それは、RPAは簡単に”キー操作”をPCに送れるからです

(下はUipathの例、Send Hotkey)

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実はエクセルはショートカットキー操作だけで相当な操作ができます

ある意味、記録マクロよりも手軽です

それをRPAで他のメニューとあわせて、もっと手軽に行ってしまおうということです

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これから、数式も含めてA2からB2の範囲をC2に値コピーを行ってみます

実はRPAのメニュー内では値コピーは難しいのです

ちなみに

Alt+H,V,V

の順番でキー操作をPCに送れば行えてしますのです

ここまででピントこないという方は一度、エクセル上Altキーをおしてみてください

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実はキー操作だけであらゆることが行えることが実感できると思います

ちなみにRPAのシナリオはこんな風に地道にキー操作を一つ一つ積み上げいきます

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そしてシナリオを実行すると以下のようになります

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簡単なマクロならマクロを覚えるより簡単かもしれません

最後に追加ですが

マクロを実行すると元にもどせませんが、RPAならCtrl+Zで戻せます

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