タグ別アーカイブ: グラフ

Power BIでレーダーチャートを作成する

【レーダーチャートはメニューにはないですが、その他のビジュアルから作成することができます】

エクセルでは定番のレーダーチャートは、Power BIではメニューから作成できません

その代わり、3点リーダーから選択することができます

その他のビジュアルの取得

ビジュアルのビルドの「3点リーダー」をクリックすると「その他のビジュアルの取得」が選択できます

こちらから「Radar」と検索してみてください

すると数種類の「レーダーチャート」が選択できるようになります

グラフの作成

前述の「その他のビジュアルの取得」の一番左「Radar Chart」を選択すると、ビジュアルのビルドに次のように表示されます

このレーダーチャートのマークをクリックすると次のようにフィールドが表示されます

設定するフィールダーは2つだけです

<まとめ>

今回の記事ではレーダーチャートを「その他のビジュアルの取得」から作成する方法を解説しました

注意点としては複数の線を作成する場合です

リレーションを組んだとしても、複数のテーブルから線を作成することができません

同じテーブルから複数の線に対応する値を作成する必要があります

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

Power BIでWaterFallグラフを作成する~増減が線でわかる~

このページの読者の中には、どうやって値の増減をビジュアル化するか?について頭を悩ましたことがある方も多いと思います

下の画像を見てみてください。こちらは通常の縦棒グラフです

9月末残高が増減を伴った結果、一体どうなったのかがよくわかりません

今度は、この記事で紹介するWaterFallグラフです

値の増減と左の棒グラフがどうなったのかが点ではなく、線で理解ができます

増減が表示されるだけでなく「合計」という元データにない項目も自動で表示されるのも特徴です

このWaterFallグラフの作成は、あまり難しくはないですが、1点だけ問題があります

それは項目の並び替えの問題です

この問題は後で後述したいと思います

元データ

今回はこちらの増減を含むデータが元データになります

ビジュアルの選択

WaterFallグラフのマークをクリックします

データの配置

WaterFallグラフでは「カテゴリ」と「Y軸」を指定します

ここまでは、普通のグラフと同じですが、なかなか並び順が思うようにならなかったりします

並び順を調整する方法をこれから解説します

並び順の調整方法

並び順の調整はPower Queryエディターで行います

エディター画面でインデックス列を追加します

ここからデータ管理画面に移ります

この画面で「項目」列をインデックス列をもとにして並び替えを行えるようにします

ちなみにこの画面通りにレポート画面で並ぶとは限りません

並び替えは「列で並び替え」で行います

この時、項目列を指定したままにしておいてください

これでレポート画面でインデックス列通りに並び替えが行われます

<まとめ>

グラフはシンプルなものが一番です

このWaterFallグラフでシンプルにできるシーンも多いとおもいますので、ぜひ有効活用してください

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

Power BIでスピードメーターのようなグラフを作成する

Power BIでは「ゲージ」というグラフを作成できるようになっています。この「ゲージ」グラフを活用できるようになると、スピードメーターのような臨場感のあふれるグラフも作成できるようになります

ポイント

ゲージグラフは下の画像の赤印をクリックすると設定できます

ゲージグラフでは設定項目として、下の画像のように「値」「最小値」が出てくる他に「最大値」「目標値」という設定項目がでてきます

最初はこの複数の設定項目がよく意味が分からないと思います

こちらは下の画像のように表示の工夫でわかりやすく解説していきます

ゲージグラフの作成

目標値とは?

最小値と最大値はゲージグラフの端のことだと想像はつくと思います

では、目標値とは何か?

これは最大値を超えない範囲で、値が持つ温度をわかりやすくするための指標です

仮に値が目標値を超えると以下のような表示になります

ちなみに最小値や最大値、目標値は以下の欄でも設定できます

こちらは手動でも設定できます

DIAL GAUGE

こちらが、記事の冒頭で紹介したスピードメーターグラフです

こちらは「その他のビジュアル」で追加します

こちらのDIAL GAUGEの場合は「警戒ゾーン」「目標ゾーン」の2つの範囲を設定する必要があります

*こちらはあくまで私独自の解釈になります

警戒ゾーンは下の画像の「赤」のゾーンの箇所になります

目標ゾーンは下の画像の山吹色の箇所になります

最後に、達成値を計算してPercentageの欄に表示しましょう!

<まとめ>

今回は、ゲージグラフとゲージグラフを応用したDIAL GAUGEグラフの作成の仕方を解説しました

こちらのグラフはエクセルで作成しようとしたら、とにかく手間暇がかかります

紹介記事

ぜひ積極的に活用して、ダッシュボードをF1マシンのコクピットのようにしてみてください!

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

これまで受けてきた質問と回答~Power BIレッスン日記~

Power BIはエクセルと比べると歴史が浅く、まだ知見が溜まりきっていません

私自身のためにもこれまで受けてきた質問と回答についてまとめていきます

スライサー文字列検索

質問

通常のスライサーにて文字列で検索すると、いちいち表示されたものをクリック・指定するのがとても大変です

回答

「その他のビジュアルの取得」から文字列検索用のスライサーを追加します

「Text Filter」が文字列検索用のスライサーです

「Text Filter」で文字列検索が行えます

複数のグラフの軸の範囲を常に同じにしたい

質問

複数のグラフを同じ基準で比較できるように、データの中身が変更になっても最大値と最小値を’常に’グラフ間で同じ基準にて設定できるようにしたい

回答

下の画像の関数マークから「変数」のような設定の仕方が可能です

適したフィールドの最小値や最大値で設定することができます

場合によっては、専用のテーブルを作成して「フィールドの最小値x1.3」などの調整も可能です

グラフのデータラベルの表示

質問

データラベルが重なり合って表示されません

回答

この場合はグラフを縦に延ばせば、表示されますが、常にこの方法を行うわけにはいきません

この場合は文字の向きを縦にする方法もあります

ビジュアルの書式設定の「データラベル」⇒「オプション」から設定は変えられます

取り込んだデータが表示されない

質問

複数シートから構成されるファイルのデータを取り込んでも、一部のシートのデータが「データ管理画面」に表示されない

ただ、エディタ画面には表示される

回答

この場合には、エクセルファイル内で事前にテーブル化を行っておくことをおすすめします

yyyyMM形式のカレンダーテーブルでの活用

質問

201901などの形式しかデータにない時があります

この場合は、そのままではカレンダーテーブルとリレーションが作成できません

回答

一番簡単なのは、データの変換(パワークエリエディタ)画面にて年と月の列に一旦分け、#date関数によりyyyy/MM/01に変える方法です

・年⇒列の追加タブ⇒抽出⇒最初の文字

・月⇒列の追加タブ⇒抽出⇒範囲

その後、カスタム列作成画面で#date関数を使い、「2019/01/01」に変えます

 ⇒#date(年,月,1)

*データ形式は日付形式

累計の計算

質問

累計の計算はどう行いますでしょうか?

回答

DAXで下記のようなメジャーを作成します

累計 = TOTALYTD(SUM(‘売上データ'[売上金額]),’Calendar'[Date],”3/31″)

*会計年度が4月~翌3月の前提

空欄の表示

質問

ピボット解除をした時に、空欄の箇所が表示されない

元データ

元データは9月(G列)まであるのに、6月までしか表示されない

ピボット解除後

回答

ピボット解除のステップ前に、空欄/null⇒0への置き換えが必要です

値の置き換えを行う前に、事前に列の形式は「整数」に変えておく必要があります

理由はテキスト形式などだと「0」への置き換えができないということです

ただ、もう一工夫が必要です

上記のように7月~が日付形式になっています

何故なら、nullがあると他の列と違い、自動的に7月~の列が日付形式になり、7月1日に自動変換されるからです

ですので、更に形式をテキスト形式にしておく必要があります

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

グラフデザイン

 このコーナーでは、シンプルに数字の持つ意味合いを表現できるように、伝わるグラフデザインの形にこだわりつつ、”遊び心”を持ったグラフ作成方法を紹介していきます!

1.グラフを魅せるエクササイズ

例えば、積み上げ棒グラフの合計値を示すにはどうしたらよいでしょうか?

このままだと軸を目で追うしかありません

では、それぞれの棒グラフの上に合計値を表示したらどうでしょう?

とても分かり易くなりましたよね!

このコーナーでは、日常的にはなかなか気づくことができない”グラフの見やすさを向上させる手法”を紹介しています。⇒グラフを魅せるエクササイズ

2.スピードメーターグラフ

数字の持つ臨場感を伝えるグラフです

作成する過程で工作のような楽しさも味わうことができます。

 ⇒スピードメーターグラフ

3.ワッフルチャート

グラフ機能を使わないグラフです。

 ⇒ワッフルチャート

4.弾丸チャート

複数の指標を比較する時にお勧めです

 ⇒弾丸チャート

5.進化型円グラフ

普通の円グラフにグラデーション加えて数字の持つインパクトを増幅します

 ⇒進化型円グラフ

IT未経験からDX人材に!

【そのITへ取り組み、まずは身近なエクセル業務の改善、VBA、そしてRPAからははじめてみませんか?】

技術の進化により、実務の現場での「ITの力」の存在感は日々増す一方です

このブログの読者の方の中には、こんな悩みを持つ方もいらっしゃると思います

・会社からDX人材になるように求められているが、どうしたらいいのか分からない

IT部門やIT関連の打ち合わせが多いが、話しについていけない

AIRPAなどによる業務削減が進んでいて、近いうちに自分の仕事もなくなる恐怖がある

・システムエンジニアにキャリアチェンジしたいが、プログラミング知識・経験が全くない

仕事が忙しく、VBAなどで事務処理を効率化する必要があるが始め方が全く分からない

私は45歳から全く未経験のシステムエンジニアの世界に入りました

もちろんプログラミングの経験などは全くありませんでした

 6年のシステムエンジニアとして過ごす中で、後半の3年は「豊富な業務知識と経験」と研修抜きのまま、走りながら身に付けた「RPAVBAの技術」を活かして「現場のブラックボックス業務」の解消を行うプロジェクトをこなしました

 6年のシステムエンジニアとして過ごして感じたことは、ITの世界には「抜け道」があることです

・ノーコードの技術に代表されるように、専門知識があまり必要ない技術が出現している

・ITの分野は細分化されており、どんどん新たな分野が出現している

・人の仕事を代替するRPAの開発などでは、プログラミング技術より業務経験が活きるケースがある

 未経験だから・年齢が若くないから・といった理由で、ITの世界では全く通用しないということはありません

 逆に未経験だからこそ、若くないからこそ「今から」ITの世界を知る必要があります

何故なら、今の世の中ではITの力は決して欠かせないものだからです

 ぜひ、このブログで「ITへの取り組み」を本気ではじめるきっかけになれば幸いです

このブログを活用する上で、1点だけお願いがあります

このブログで記事を読んだら、ぜひ実際に手を動かしてみてください

このブログで紹介する内容は、無料で環境構築の必要がないものです

そして、手を動かす中でITの楽しさを体感して頂きたいと思います!

エクセル業務の改善

 まずエクセル業務の改善をするのが何故、ITと関係あるのかを解説したいと思います

ITとは「Information Technology」の略です

日本語に訳すと「情報技術」です

 そして、情報の基礎となるのがデータあり、データを扱う典型的な業務がエクセル業務です

エクセル業務はビジネスでつきものです

 このエクセル業務を削減すれば、日常業務をかなり削減できるだけでなく、ITに取り組む上で重要な「データ管理」について学ぶことができます

このデータ管理を本格的に行う仕組みがデータベースです

 データベースを作成すれば、ファイルやシート間の転記を行ったりする必要はなく、1か所でデータを管理できます

更にデータを様々な方で検索したり、利用することができます

 エクセル業務を効率化しようと思ったら、このデータベースの構築が1つの柱になるはずです

 本来、Microsoft社にはAccessというデータベースソフトがエクセルとは別にあります

 ところが、エクセルは進化を続けており、今ではエクセルもデータベースのように活用できるようになっています

 ぜひエクセルをデータベースとして活用してITの見識を深めつつ、業務の削減にお役立ててみてください

Power Query

 Power Queryに代表されるモダンエクセルは、エクセルを使いながらAccessなどのデータベースの技術を活用できる画期的な技術です

 コードを一から書くなどの小難しい技術は必要なく、スマホ感覚で活用できます!

 Power Queryを始める前にまずはテーブル機能に慣れて頂くと、Power Queryをより理解し易くなります

 Power Queryは従来のエクセルの使い方の様にファイルやシート単位でデータを扱うのではなく、テーブル単位でデータを扱うのが特徴になっています

初級講座 :データの取得(抽出など)、読込など

中級講座:データの結合などの変換

上級講座:縦横並びの変換などの特殊な変換処理

コラム:PDFファイルをエクセルに変換するなどのテクニックの紹介

M言語

VBA

 プログラミングをはじめるなら、エクセルVBAからはじめるのが一番てっとり早いです

 環境構築の必要はほとんどなく、身近なエクセルを動かせるのでプログラミングとは何かを理解し易いと思います

 このブログでは楽しくプログラミングが学べるように、VBAで作成したゲームを提供しています

https://youtu.be/2MoC-zCCN8k

 このゲームでは登場人物の動きに合わせてコードも表示されますので、「英語映画の字幕学習」のような感覚で自然とVBAを学べるようにする工夫も行っています

ぜひ一度、ダウンロードして試してみてください

VBA

 VBAを学んでいくと、1日要していた仕事を一瞬で処理できるようなマクロを作成することができるようになります

 そしてVBAを突き詰めていくと、単に業務削減が行えるだけでなく、新たなキャリアを作る機会も出てきます

・社内で業務改善やDXを推進する部署への移動

・他のプログラミング言語も学んでシステムエンジニアとして転職

・スキルシェアサービスなどで副業

後述するRPAなどでは、RPAと組み合わせてVBAを使う機会も多いです

これはRPAの対象業務や周辺業務がエクセル業務であるケースが多いからです

ですので、VBAを覚えるとRPA関連の仕事や副業を行える機会も出てきます

Excel VBA超入門第1弾エクセルが自動で仕事する!マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング

エクセルその他

ダッシュボード作成

グラフデザイン

裏技

RPA

 RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)は人間の代わりに作業を行ってくれる技術で、今後、市場が継続的に拡大していくことが期待されています

 RPAはノーコードと言われているように、あまり小難しい技術を必要としませんので、ITが未経験の方でも取り組みやすい分野です

RPAの作成を一言で表現すると、ブロックの積上げです

 1つのブロックにはそれぞれ1つの命令が含まれており、ブロックを積み上げるとフローチャートができあがります

 ですので、RPAの作成を複数回行って行けば自然とプログラミングの力、的確な業務フローを作る力が身に付いていくというメリットもあります

 RPAの案件は実務に直結した小さな案件も多く、プログラミング技術自体よりもIT以外での業務経験が活きるケースがあります

 RPA関連のサービスも様々なものが登場しており、これまでITと縁が無かった方でもRPAを学ぶ事で、隙間時間に副業を行うなどの新たなキャリアも描きやすくなってきております

RPA HACK フリーランス

 今ではMicrosoft社のPower Automate Desktop(以降PAD)などのRPAが無料で簡単に使えます

 RPAは何かを実際に動かして試してみたい方は、ぜひ実際にPADをインストールして手を動かして試してみて欲しいと思います

無料RPA・Power Automate Desktop逆引き辞典

無料RPA・Power Automate Desktop入門

☆★オススメIT学習方法~動画活用~☆★

IT学習のコツは、楽しく手を動かすことです

但し、時間や予算は無限ではありません

限られたリソースの中で、どのような学習方法を構築していくかはとても重要なことです

今回は動画を活用した、効果的な学習方法を紹介します ⇒記事

☆★オススメIT学習方法~基本情報技術者試験~☆★

基本情報技術者試験はITの登竜門です

この試験に取り組むことで、ITのフィールドで幅広く活用する機会が広がります ⇒記事

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ
にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

にほんブログ村  

条件付き書式をカスタマイズして魅力的なグラフを作成する~DAXを使いこなす

エクセルでもビジュアルはかなりカスタマイズできます!でも、Power BIだと更にカスタマイズができます!!

今回は、DAX式と条件付き書式を組み合わせて平凡な縦棒グラフを、周囲を「あっと」言わせるグラフにしましょう!

Before

上の画像が今回の工夫をする前の、通常の縦棒グラフです

こちらのグラフの横棒の色を、値に応じて変更できるようにします!

After

BeforeとAfterのグラフを見比べてみていかがでしょうか?

Afterだと広大な棒グラフの砂漠に「良いところ」「悪いところ」のメリハリがつきました

エクセルではここまでできません

しかも、Power BIのDAX式と条件付き書式を使えばそんなに難しくありません

ぜひ試してみてください!

ポイント

ポイントは2つあります

色指定を行うメジャー/ColorをDAX式を使い作成するのが一点目です

二点目は、条件付き書式に一点目の色指定を行うメジャーを組み込みます

色指定を行うメジャー

今回の場合だと、月の売り上げ金額に応じて色を変更します

ですので、色指定の対象となる値は売上金額です

売上金額に応じて複数の条件を設定し、条件に対応する色を指定します

関数はSWITCH関数を使用します

SWITCH(対象の値,条件式1,結果1,条件式2,結果2・・・)

上の式で結果/色指定はどうしましょう?

“RED”などで指定する方法もあります

今回はHEX値を使用します

こちらのHEX値はエクセルシートから抽出できます

HEX値を反映したメジャーは次のようになります

Color = SWITCH(TRUE(),’テーブル'[当月売上]<25000,”#FF0000″,’テーブル'[当月売上]<30000,”#FFFF00″,”#0099FF”)

条件付き書式の設定

条件付き書式は次の画像の箇所から設定します

データ形式スタイルは「フィールド」を指定します

基準にするフィールドには、前述の色指定のメジャーを設定します

これで、値に応じて色が変更になる棒グラフが作成できました

<まとめ>

今回はグラフの色を値に応じて変更できるようにしました

これで、平凡な棒グラフにメリハリがつきます

実はエクセルでも最高値の色を変える方法は紹介していました

ただエクセルでは2色が限界でした

Power BIでは値に応じて色を臨機応変に変更できます

中には今回紹介した「SWITCH関数がどうも馴染めない」という方もいらっしゃると思います

その場合はエクセルのワークシート関数「SUMIFS関数」などで慣れを作成してみてください

長文を最後までお読み頂き誠にありがとうございました

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

予実対比のグラフをPower BIで作成する~DAX使用/変数込み~

以前、対比表のグラフをエクセルで作成する方法を紹介しました。今回はPower BIで「対比表のグラフ」を作成する方法を紹介します

超過/紺と未達額/赤をメリハリをつけて表示できるので、対比を示すダッシュボード内に配置するのにぴったりなコンテンツです

このグラフはDAXの作り方を工夫すれば意外と簡単に作成できます

ポイント

詳細は過去の記事を参照して頂けると嬉しいのですが、大きくわけてポイントは2つあります

積み上げ棒グラフ

積み上げ棒グラフの内訳は3つに分けます

それぞれ、メジャーで設定します

 基本 ⇒計画、実績の低い方

 超過 ⇒実績-計画

 未達 ⇒計画-実績

折れ線グラフ

実績の横棒は折れ線グラフのマーカーで作成します

折れ線の実線は、太さをにします

メジャーで使用するDAX

基本

MIN関数を使い、計画金額と売上金額(実績)の合計額の低い方を表示できるようにする

超過

変数とIF関数を使用し、実績が計画を超えている場合には差(実績ー計画)を表示できるようにします

*VARを使用して変数設定、RETURNで関数の計算結果を返します

未達

変数とIF関数を使用し、計画が実績を超えている場合には差(計画ー実績)を表示できるようにします

*VARを使用して変数設定、RETURNで関数の計算結果を返します

グラフ設定

グラフ/ビジュアルは積み上げ棒グラフ+折れ線を使用します

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-106.png

メジャーの配置

設定したメジャーは次の画像のように設定します

折れ線マーカーの設定

折れ線の太さ

次の画像のようにストロークの幅をで設定します

マーカー

まずマーカーをオンにします

そしてマーカーの形(図形)とサイズを次の画像のように指定します

これでグラフの色などを調整して完成です

未達の色は赤にすると、とてもリアルに未達度合いが伝わりやすくなると思います

<まとめ>

今回はDAXのIF式を活用し、対比をメリハリをつけて表示するグラフを作成しました

元データについては、今回は詳細に言及しませんでしたが、計画と実績を対比する場合にはカレンダーテーブルの活用も大きなポイントの一つとなります

計画とカレンダーテーブルを連携する場合には計画側の形式もポイントになります

例えば「2022年1月」を2022/01/01の日付を設定したとしても、日付形式でないとカレンダーテーブルとのリレーションは有効になりません

詳細についてはこちらの記事にまとめであります

にほんブログ村 資格ブログ ビジネススキルへ

にほんブログ村

にほんブログ村 IT技術ブログ VBAへ

Power BIツアー~Power BIでマイダッシュボード作成・初級_1/8~

静から動へ!Power BIを活用して簡単・手軽にデータを分析可視化できるダッシュボードを作成しよう!】

今回の記事では、Power BIが何ができそうかについて、ツアーの形で知って頂こうと思います

ところで、

読者の皆さんは1つグラフを作成するのにどの位時間が掛かりますか?

「データ範囲を指定すれば、クリック1つでできるからそんなに時間がかからないよ」

という方もいらっしゃると思います

クリック一つでグラフを作成できるのは、グラフ作成用のデータが整っている場合です

 グラフ作成用のデータを作成するためにピボットテーブルを使ったり、VLOOUP関数でデータ間を紐づけたりなどの「データ成型」作業に物凄く時間がかかったことはなかったですか?

Power BIならば、データ取得➡データ成型➡ダッシュボード化まで瞬時に行えます

本来、データを可視化する目的はあくまで次の行動に繋げるためです

Power BIならばデータの可視化自体に時間をかけることなく、次の行動を始動するまでの時間を短縮することができます

 しかも、作成したレポート/ダッシュボードは「動きの中」でデータの勘所が把握できるようになっています

この「動きの中で」というのは実際のPower BIの画面を見ながら解説したいと思います

では、

本題に入る前に簡単にPower BIの全体像に触れます

Power BIは「Power BI Desktop」とクラウドにある「Power BIサービス」に分かれます

Power BI Desktopにてレポート/ダッシュボードを作成し、Power BIサービスで他の人に作成したレポート/ダッシュボードを共有します

Power BI Desktopは4つに画面が分かれています

・データ取得画面

・レポート画面

・データ管理画面

・リレーション管理画面

 上記の順番にて、Power BI Desktopの実際の画面を使用しながらPower BIが何ができそうかを解説させて頂きます

*Power BIサービスについてはまた別途、解説させて頂きます

データ取得

Power BIではあらゆる種類のデータがワンクリックで取得できます

エクセルファイルはもちろん、CSVやShare Pointのデータを取得できます

フォルダ内にある複数のファイルや、1つのファイル内にある複数のシートも一括で取得できます

レポート画面

レポート画面は主に3つの部分から構成されます

フィールド

こちらに取得したデータが反映されます

視覚化

こちらで様々なコンテンツを手に入れることができます

ページ

こちらに「フィールド」のデータや「視覚化」のコンテンツを反映します

無地のキャンバスに絵を描いていくようなイメージです

デモ

グラフ作成

レポート画面では、ピボットテーブルの感覚でグラフを作成できます

ピボットグラフをもっと進化させたイメージです

グラフ作成に使用したデータは、元々、Power BI Desktopに取得前は次のようにシートが分かれていました

しかも売上金額も合計処理はされていません

これらのデータはPower BI Desktop内で、合計処理と異なるデータ間での紐づけ処理をクリック操作で行います

ドリルダウン

ページ内に4つコンテンツがある状態からデモを始めます

ドリルダウンを行うと異なるコンテンツが連動します

階層を深堀する処理がクリック処理で行えるだけでなく、他のデータとの関係性が「動き」の中で分かるようになっています

下のGIF画像では「地域ブロック」➡「都道府県」➡「客先」の順でドリルダウンしていきます

 ドリルダウンの処理とともに他のグラフの表示も変わるので、データの全体像やデータ間の関係性が動きの中で理解できるようになります

「動きの中で分かる」という事は、静のグラフを複数見た時の様に「推測処理」をしなくていいのです

これは凄いメリットです!

アニメーション

Power BI Desktopではアニメーションが使えます

こちらは今回の初級の内容ではないですが、バー・チャート・レースという横棒が順位を争う様子を描いたグラフです

*データ出典:メディアレーダー

「ネット広告費がテレビの広告費を追い抜いた」という事実が動きの中でよく実感できます!

データ管理画面

 こちらは今回の初級シリーズではあまり解説を行う機会がありませんが、ちょっとしたデータ変換をしたり、新たな列作成・新たなテーブル作成が行えます

リレーショナル管理画面

こちらの画面では異なるデータ間の紐づけ処理が行えます

エクセル関数のVLOOUP関数で行う処理を思い浮かべてもらえれば分かり易いと思います

こちらの画面で、異なるデータ間の共通のキー項目を紐づければ、一括で複数列の紐づけ処理が行えます

VLOOUP関数のように、1つの列を紐づけるのに1つの関数をいちいち入力していくような手間は必要ありません

<まとめ>

今回の記事では、Power BI Desktopの機能を抜粋して見て頂きました

Power BIは機能があまりに多いので何を紹介するか悩ましいところでした

Power BIには「AI」のようなQ&Aという機能さえあります

今回は初級という事でかなり絞りこませて頂きました

Q&Aについては、また初級シリーズの中で紹介させて頂こうと思います

Power BIを使うメリットをまとめると以下の2点になります

・グラフなどのコンテンツ作成に使用するデータ作成の手間が省ける

 ➡データを可視化する時間を短縮できる。即ち次の行動にもつながりやすい

・複数のコンテンツが同時に動く「ドリルダウン」やアニメーションが使える

 ➡データの全体像やデータ間の関係性が一目で分かるようになる

ぜひ、次回から今回紹介した内容を詳細に解説していきたいと思います

初級編

第二回 ⇒データ取得

第三回 ⇒データ変換

第四回 ⇒リレーション作成

第五回 ⇒グラフ作成

第六回 ⇒アプリのダウンロード

第七回 ⇒積上げ棒グラグと地図グラフ

第8回 ⇒スライサーなどのページ調整


にほんブログ村