タグ別アーカイブ: ピボットテーブル

スライサーのオシャレな使い方

 今回紹介するスライサーは、ピボットテーブルの補助機能として使われるのが一般的だと思います

 今回は、ピボットグラフとスライサーをうまく組み合わせた、これまでとは一味違うスライサーの使い方を紹介します 

上のGIFを見るとスライサーが使われているようには見えないですよね?

まるで通常のグラフの一部かのように使われています

実は、このGIFにあるようなグラフは、以下2つの工夫だけで作成できてしまいます

1.ピボットグラフのデザインを変える

 デフォルトでは、ピボットグラフを作成した場合、ピボットテーブルのボタンがグラフ上に表示されてしまいます

 ですので、まずはボタンをグラフ上から取り除きます

2.スライサのヘッダーを非表示にする

スライサーは通常、以下のようなヘッダーが存在するデザインになっています

 このデザインではグラフとは一体になりません

 スライサーのヘッダーを非表示にすると、スライサーのように見えず、グラフと一体かのように見えるようになります

➀スライサーの上で右クリックする

”スライサーの表示設定”が表示されたらこれをクリックする

➁ヘッダーの表示のチェックを外す

以上、2つの工夫だけで、ピボットグラフのデザインは随分見違えます

実は、スライサーのデザインについては様々な設定が行えるようになっています。機会があればまた詳細に紹介していきたいと思います!

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魅せるピボットテーブル

 多くの読者の皆さんにとって、ピボットテーブルに期待する主な役割とは、データを集計することだと思います

 実は、ピボットテーブルには日本では、まだこれまで知られていない機能が沢山あり、十分、”魅せる表”も作成できるのです

 ピボットテーブルに付随する”スライサー”機能を使うと、魅せる表を作成するだけでなく、データを”見たい切り口”に集計し直しながら、データを魅せることができます

 

 単に、スライサーを作るだけなら、とても簡単です

 ピボットテーブル上にカーソルを置いた後、挿入タブから”スライサー”を押すだけです

 スライサー自体を利用するだけなら、とても簡単なのですが、スライサー自体も魅せたい場合には、様々なテクニックが必要です

 詳細を知りたい方は、ぜひ専門コーナーの記事を参照してください

知れば知るほど”スライサー”の奥の深さに気づくと思います!

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ピボットテーブル裏技

ピボットテーブルは数字の集計には欠かせない存在です

簡単な操作で、様々な切り口で数字を集計できます

でも、ピボットテーブルをそのまま資料にはできないと思っている方も多くいらっしゃると思います

なぜなら、以下の画像のように不要な表示がついてしまい、しかも表示を自由に変更できないからです

特に、合計・・・ってつくのが見栄えが悪いので、ピボットテーブルでせっかく作った表を手動で移し替えたりしたりしていると思います

ところが、ピボットテーブルの機能を使いこなせばここまで体裁が変わります

今回は、一つだけ、ピボットテーブルをそのまま資料として活用するための裏技を紹介します

例えば、上の事例で言えば、”合計/売上金額”という文字の”合計”部分を変えようとすると、こんなメッセージが出てエラーになってしまいます

こんな時は、”空白”を売上金額の文字の後に入れましょう!

実はそれだけで、自由自在にピボットテーブルの表示を変えれるんです

<まとめ>

いかがでしたか?ピボットテーブルはきちんと使い方を知っていれば、そのまま体裁のよい表になるんです

ピボットテーブルを集計するだけでなく、そのまま資料として使えればとても合理的ですよね!!

もっと、裏技の詳細を知りたい方はこちらから参照できます

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この1年で見られた記事

平成もとうとうおわり。そして10連休の初日。細々と続けてきたblog記事の振り返りをしたいと思います。これからはPower Queryの時代ですね

●この1年で見られた記事

1.スピードメーターグラフを作成しよう

見る人に”数字のインパクト”を与えるという点では最高のグラフだと思います

そして、作成する側としては”どうやって作成するのだろう?”という好奇心もそそるものがあると思います

作成の仕方自体はとてもシンプルです

下の円グラフのグレーの部分の色を透明にしたら”黄色の針”が残ります。

この針を動かす仕組みを作成していきます

記事はこちらから⇒スピードメーターグラフを作成しよう

2.Pivot&Table

エクセルのピボットテーブルとテーブルを使いこなせば、データの活用の仕方が格段に進化します

もし、日常的に行数が多い表のある列に対して、2行目から最終行まで同じ数式を打ち込んでいる人がいたらぜひテーブル機能を使ってください。1行分だけ数式を打ち込めば全ての行に数式が反映されます

ピボットテーブルについては、使い方自体の提案をしています。

従来のピボットテーブルはあくまでデータを集計する為に使われていると思いますが、実はピボットテーブルそのものをビジュアル化することができます。

もし、ピボットテーブルで集計したデータを表に打ち込んで前期比などを計算している人がいたら、ぜひブログ記事を見てみてください。そのままピボットテーブル上で前期比を計算しつつ、プレゼン用の表にする方法を解説しています

記事はこちらから⇒Pivot&Table

3.エクセルダッシュボード

あまり日本では馴染みがないと思いますが、海外ではVBAと同じくらい講座があります。

エクセルダッシュボードとは何かというと、一言で言えば、飛行機のコクピットのように一目で組織の目標達成に必要なデータを把握できるようにするものです

詳細は各ブログ記事を参照して頂くとして、ここではダッシュボード関連記事の中でもアクセス数の多かったものを紹介します

➀スマホのようなダッシュボード

最終行を探す旅を続けさせるような資料ではなく、見たいデータのみを切り分けて表示できるようにしたダッシュボードです⇒ブログ記事

②オプションボタンを活用したダッシュボード

オプションボタンを活用して、”今、何を説明しているのか?”を明確にして聞き手を迷わせないダッシュボードです⇒ブログ記事

下のGIFでは3社の経営指標をオプションボタンの指定により、入れ替わり表示しています

●これから書きたい記事

エクセルを軸としたAccessとの連携、もしくはRPAとの連携については物凄い可能性を感じています

特に連携技術の一つとしてPower Queryについては特に注目しています

(一部は日記として記事を書いています⇒ブログ記事

関数やVBAについてあまり知らないユーザーでも、Power Queryで業務を大幅に改善できる可能性を秘めています

こちらについては今現在、記事を準備しているところです

後、スピードメーターグラフについては、デザイン性の高いグラフの作成の仕方についても解説記事を書こうと思っています(テンプレートはこちらからダウンロードできます⇒ブログ記事

以上、長文になりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました

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タイムライン&スライサー

ピボットテーブルはエクセルの重要スキルの一つです

この機能を使いこなせば集計は様々な切り口で行えます

但し、集計の切り口を瞬時に切り替えるのは少々面倒です

実はエクセルには”タイムライン”と”スライサー”という機能があり、この2つを使えば、瞬時に集計の切り口を変えられるようになります。そして何よりエクセル画面の見た目がとても楽しいものになります

今回はタイムラインについて解説します

1.タイムライン作成

まずは、下の画像の「タイムライン」のマークをクリックしてください

次にタイムラインを設定する項目を指定します

するとタイムラインがシート上に表示されます

2.集計単位を変える

表示されたタイムラインの右上にあるボタンをクリックしていけば、時間の集計単位を変更できます!

上のGIF画像では、集計単位を年⇒四半期⇒月⇒日と順に集計単位を変更しています

3.デザインをカスタマイズする

自分なりのデザインに変えたいという方は、タイムラインの上にカーソルを置いたままオプションボタンをクリックして下さい(直接タイムライン上からデザインは変えられません)

ここからデザインを変えるには2つ方法があります

➀既存のデザインを選ぶ

タイムラインにカーソルを当てながら、画面上のタイムラインタブを選択するとデザインが選択できるようになっています

下の画像の黄色に印を付けた箇所をクリックすると更に幅広くデザインが選択できるようになります

②既存デザインのカスタマイズ

既存のスタイルを複製してからカスタマイズする方法があります

下の画像のように、自分のイメージに近いデザインのところで「複製」をクリックします

すると変更画面が出てきます

上の画面で変更を行った後は、自分でカスタマイズしたスタイルを選択します

そのままだと、カスタマイズしたスタイルは適用されませんので注意が必要です

、、

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?

3のデザインのカスタマイズ以外は簡単だったと思います

デザインをカスタマイズする場合は、新デザインを設定した後、設定したスタイルを選択し直さなくてはいけないのが少し分かりにくいです

後はスマホ操作のように直感的に操作できるのでとても便利です

タイムラインを使うことで、集計の切り口を変える作業が楽になるだけでなく、何より見た目が楽しくなります。ぜひ積極的に活用してみてください

次回はスライサーについて解説します

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タイムライン&スライサー2

前回はタイムラインを使用して、ピボットテーブルの切り口を時系列で変える方法を解説しました

今回は時間の切り口以外を変える”スライサー”について解説します

スライサーの作成の仕方自体はとても簡単です。ピボットテーブル上にカーソルを置いたまま挿入タブから”スライサー”をクリックし、集計の切り口を選択するだけです

今回はデザインの変え方を中心に解説します

1.並び順を縦から横に変える

スライサーを作成すると、基本的には縦にデータが並びます

この並び方の方向を変えるにはエクセル画面上のタブからの操作が必要です

上の画像の列数を必要な分だけ足します

例えば、上の画像の列数1から3に変えます

すると、横に3列並ぶようになります

並び順の調整自体(上の画像例なら大阪、東京、名古屋に並び変えるなど)は過去記事をご確認下さい

2.ヘッダーの表示そのものを非表示にする

見出しや複数選択、選択リセットなどで構成されるヘッダー部分を非表示にしたいという場合もあります

その時にはエクセル画面上ではなく、スライサーのを右クリックしてから行います

表示された”スライサーの表示設定”をクリックしてください

ヘッダーの表示部分にチェックが入っているので、チェックを外しましょう

すると以下の様にヘッダーの表示がなくなっているはずです

3.色も含めて、デザイン設定自体をカスタマイズする

これはちょっと複雑で3段階の処理になります

➀既存のデザインを複製もしくは新しいデザインを選択する

②立ち上がった画面からデザインをカスタマイズする

③更に設定したデザインを選択する

ここがどうしても抜けやすくなります

ユーザー設定の箇所に新たなデザインが反映されていますので、ここから新たなデザインを選択してください

<まとめ>

今回はスライサーの設定について解説しました

スライサーを使う上で注意点が1点あります

時々、スライサー上に不明なデータが反映されていることがあります

その時には右クリック⇒スライサーの設定をクリックしてから、右下の”データのないアイテムを非表示にする”にチェックを入れましょう

次回は条件付書式でデータをグラフ表示にする方法を解説します

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魅せるピボットテーブル術1~転記・編集作業の改善_導入~

今回から5回に分けて、ピボットテーブルをそのまま報告用の表に変える「新ピボットテーブル術」を解説します

集計したデータから「転記処理」や金額の表示単位変更(円⇒百万円など)、前期比などの「集計列追加」などの作業を不要にする方法を解説します

ピボットテーブル
ピボットテーブル集計表

最終的には、集計対象のデータが変更になっても「更新ボタン」をワンクリックをするだけで資料を自働作成できるようにします

表を自動作成する光景が「イメージしにくい」という方は、ぜひ下のGIF画像をご覧になってください

集計対象データ(画面右)を「2017年対2016年」から「2018年対2017年」に変更したとしても、表(画面左)もそのまま「2017年対・」から「2018年対・」の表示になります

ピボットテーブル

さて、

ピボットテーブルから作成される表は通常、以下の画像のようなイメージです

6

記事の冒頭でお見せした表と同じデータを使用していますが、全く別の表のような感じですよね

記事冒頭の表にするため、次の回から大きく分けて以下の3つのことを行います

A.表の見た目を変える

ⅰ)データの並び順を変える

ⅱ)表上の「フィルターマーク▼」を取り除く

ⅲ)表の右「総計の列」を非表示にする

ⅰ)~ⅲ)⇒ 解説記事:2回目

ⅳ)信号のアイコンを挿入する

⇒解説記事:4回目

ⅴ)表の見出し「合計 / 売上金額」から合計~を除く

ⅵ)データ更新時も列の幅を維持する

ⅴ)~ⅵ)⇒解説記事:5回目

B.元データに無い項目を作成する

ⅰ)売上金額を百万円単位で表示する

ⅱ)前期比を集計、表示する列を作成する

⇒解説記事:3回目

では次回から具体的な内容を解説していきます

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魅せるピボットテーブル術2~転記・編集作業の改善_見た目向上~

前回は導入としてこの「転記・編集作業の改善シリーズ」で行うことの概要を解説しました

今回は前回紹介した内容の内、以下の内容に取り組みます

A.表の見た目を変える

ⅰ)データの並び順を変える

ⅱ)表上の「フィルターマーク▼」を取り除く

ⅲ)表の右「総計の列」を非表示にする

いずれの内容も小難しい処理はなく、基本的にはクリックで処理を進めていくことができます!

ぜひ、サンプルファイルをダウンロードして実際に手も動かしてみましょう!

ⅰ)データの並び順を変える

下のGIFのようにピボット―テーブルの表の「「2017」にカーソルを置き、右クリックします

そして、「並べ替え」⇒「降順の順」でクリックしていきましょう

GIF2

年度の並び順(2016→2017)が(2017→2016)に変わっているはずです

ⅱ)表上の「フィルターマーク▼」を取り除く

ピボットテーブルの表をそのままレポートとして活用できない理由の一つが、このフィルターマーク▼の存在です

このマークは見栄えが悪いですが、簡単に取り除くことができます

カーソルをピボットテーブル表に上に置き「ピボットテーブル分析」タブをクリックしましょう

すると右側に「フィールドの見出し」というテキストが見えるはずです

この「フィールドの見出し」をクリックすれば▼マークは消えます!

GIF3

(参考)形式を表形式に変える

今回はあくまで参考としての説明になりますが、行などが2段になっている場合には、段の表示をどのようにするのかを選択することができます

今回は段をコンパクト型式から、列を分割して表示する「表型式」にしておきましょう

GIF4

ⅲ)表の右「総計の列」を非表示にする

ピボットテーブルの表の上にカーソルを置いたうえで、デザインタブの総計リボンに「列のみの集計」を選びましょう

GIF5.gif

<まとめ>

今回は、フィルターマーク▼を取り除くことをはじめとした、ピボットテーブルの表の見た目を変える操作について解説を行いました

今回は詳細に解説しませんでしたが、ピボットテーブルの値の表示形式を桁区切りをしておくことも念のため、付け加えておきます

実はまだ見た目を変えなくてはならないところがありますが、それはもう少し表全体が固まった後の4回5回目の解説で行います!

それでは次回は、ピボットテーブルの売上金額の表示単位の変更(円→百万円)と前期比・列に追加について解説します!

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魅せるピボットテーブル術3~転記・編集作業の改善_元データに無い項目追加~

前の回で、ピボットテーブルで作成した表の見た目が随分変わりました

9

今回は導入の回で紹介した内容のうち「元データに無い項目の追加」を解説します!

!今回のポイント

「 元データに無い項目の追加 」では以下の2つの作業を行います

ⅰ)売上金額を百万円単位で表示する

ピボットテーブルの表にカーソルを置くと、エクセル画面の上に「ピボットテーブル分析」タブが表示されます

このタブの中に「フィールド/アイテム/セット」ボタンがあります

フィールド

このボタンにて開いた画面で、売上金額を「百万円」にて割った値を表示するフィールドを作成します

ボタンを押して開いた「集計フィールドの挿入」画面の数式欄では、計算式(売上金額÷百万円)を入力できるようになっています

11

ⅱ) 前期比を集計、表示する列を作成する

ピボットテーブルの表の上にカーソルを置き、右クリックすると「計算の種類」が表示されます

この「計算の種類」画面では、様々な種類の集計列を挿入することができます

計算の種類
計算の修理

今回は、計算の種類の中の「基準値との差分の比率」の集計列を表の中に挿入します

集計データが売上金額の2017年度と2016年度であれば、基準値を2016年度をとして差分の比率を算出します

ここで示す差分とは、基準値が2016年度であれば、売上金額の2017年度から2016年度を引いた値になります

実際の設定画面では、基準値については、データの中味(年度)が変わっても前期比が計算できるように「次の値」(もしくは前の値」と言う形で設定します

次の値とは、ピボットテーブルの表にて左から<2017年度>⇒<2016年度>の順で奈良でいれば<2016年度>が次の値です

左から<2016年度>⇒<2017年度>の順に並んでいれば<2017年度>が次の値です

こちらについては後程、詳細に解説します

!詳細解説

実際に解説に使用するデータのダウンロードをお願いします

ⅰ)売上金額を百万円単位で表示する

①集計フィールドの挿入画面を開く

前述の通り、ピボットテーブル画面のタブから集計フィールド画面を開きます

②作成するフィールドの名前を設定

名前欄に「売上金額(百万円)」を入力します

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集計フィールドの挿入

③数式にフィールドの値をセット

該当のフィールドを選択し、画面下にあるフィールドの挿入を押すと、数式欄に「売上金額」がセットされます

GiF7
数式を設定

④新フィールドの追加

数式欄にて割り算を入力しましょう

割り算を入力したら追加ボタンを押して下さい

GiF8

①~④を行うと円⇒百万円に単位を変えた新フィールドを作成できます

新フィールドを作成したら、エクセル画面の右側(フィールドリスト)では、単位百万円の新フィールドが選択できるようになっているのを確認できます

GiF9

ⅱ) 前期比を集計、表示する列を作成する

①計算の種類の作成画面を開く

前述の通り、ピボットテーブルの表上で右クリックし、「計算の種類」を開きます

② 基準値との差分の比率

基準値との差分の比率

③差分の比率の計算方法

次に以下の画面が出てきますが、基準フィールドは地域から「年度」に変更し、基準アイテムは「次の値」を指定します

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計算方法の設定

①~③を行うと、2016年度を基準とした前期比が表に挿入されています

GiF10.gif
差分の比率の反映

ここで基準アイテムを「次の値」にする理由を説明しておきます

今まで紹介したピボットテーブル表の年度は降順で表示されています

つまり、左から前:2017⇒次:2016の順になっていますので、基準値になるのは2017年度の「次の値」の2016年度です

ですので「前の値」ではなく「次の値」にします

ちなみに、2016年度も以下の画面のように基準アイテム欄から選べるようになっています

基準アイテムの設定

ただ、データが変わった場合には、基準アイテムを固定しておくと色々と不都合が生じます

仮にデータが(2016年度と2017年度のセット)から(2017年度と2018年度のセット)になった場合には、2016年度がデータセットになくなるのでエラーになります

ここで、試しにピボットテーブルの表の年度表示を降順から昇順に変えてましょう!

つまり、左から前:2016⇒次:2017の順になっていますので、基準値になるのは2017年度の「前の値」の2016年度です

ですから、基準アイテムは「前の値」を指定します

GIF11

<まとめ>

今回は2つのことを行いました

 ⅰ)売上金額を百万円単位で表示する

   集計フィールドの挿入画面で売上金額の単位変更を行いました

  ⅱ) 前期比を集計、表示する列を作成する

   計算の種類画面で前期比の列を挿入しました

この2つの画面を有効活用になるとレポート力は格段に向上します

ピボットテーブルで集計したデータを他の表に転記して再編集したり、再計算するといった作業が必要なくなります

では次回はピボットテーブルの表に信号を挿入します!

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魅せるピボットテーブル術4~転記・編集作業の改善_条件付き書式~

 今回は、ピボットテーブルの表の中に、条件付き書式のアイコンを挿入して、ダッシュボード化しましょう!

 条件付き書式のアイコンとピボットテーブルを組み合わせることで、見た目にメリハリがつき、1目見たときの印象が格段によくなります!

前回でピボットテーブルの表に元データに無い項目を追加する方法を解説致しました

売上金額を百万円単位で表示にし、前期比の表示方法もあわせて解説致しました

条件付き書式

 今回は下の図のように、条件付き書式の信号のアイコンを条件にあわせて表に挿入します

18

今回のポイントは3つあります

今回のポイント

A.値の表示順と元データ

値の表示順は以下の画像のように左から

 ⅰ)売上金額(百万円)

 ⅱ)前期比

 ⅲ)信号

となります

但し、信号は前期比を元にして作成します

条件付き書式では「アイコンのみ表示」が指定できますので、上の表では信号のアイコンのみ表示し、前期比の数字は表示していません

B.フィールド名

A.の解説にて、信号は「前期比」から作成すると解説しました

前期比も前回の解説通り、フィールドリスト上は売上金額(百万円)から作成します

ですので、3つの「売上金額(百万円)」フィールドが必要になります

フィールドリスト上に同じフィールドを並べると末尾に番号が振られますので、縦に番号順に並ぶように調整しておくと便利です

順番の調整は、値欄を大きく表示できるようにしておいてからの方がよいでしょう

そうでないと、なかなかうまく順番が変えられません

フィールドの並び順を変える

値欄を大きくする表示については、以下の2つを参考にしておこなってください

a:フィールドセレクションを適切に設定する

フィールドセレクションを上にした方が値欄を大きく使えます

b:エリアを横に拡大する

下の画像の円部分を横に広げてください

ポイントを解説したところで、詳細な解説に入ります

下のサンプルファイルを事前にダウンロードしておいて頂けると幸いです

詳細

1.値欄を再設定

話しを分かり易くするために、一度、値欄は空欄にしてください

その後、フィールドリストに「売上金額(百万円)」を3つ設定しましょう

2.条件付き書式の設定

条件付き書式の基本設定を行いましょう

まずはピボットテーブル表上の「合計/売上金額(百万円)3」の上にカーソルを置き、ホームタブから「条件付き書式」をクリックした後、「新しいルール」をクリックしましょう

GIF12

次にルールの適用対象には、1番上の「選択したセル範囲」でなく、2番目に表示されている「合計/売上金額(百万円)3」を指定しましょう

セル範囲で指定した場合にはピボットテーブルの「更新」処理を行った時に設定が消えてしまいます

19

3.ルールを設定する

ここからは機械的にルールを設定していきましょう!

・前期比が5%以上なら青信号

・0%以上なら黄色信号

・それ以外(0%未満)は赤信号

になるようにします

①アイコン種類の選択

各種内容を以下のように設定しましょう

 ⅰ)書式スタイル ⇒ アイコンセット

 ⅱ)アイコンスタイル ⇒ 信号

 ⅲ)アイコンのみ表示 ⇒ チェック

20

②信号表示の条件を設定する

デフォルトでは種類のところに”パーセント”が設定されていますが、数値に変更しておきましょう

21
各種設定

さて、①②を通じて以下のような形になりましたでしょうか?

<まとめ>

今回は条件付き書式を使用してピボットテーブル表上に、信号のアイコンを設定する処理を行いました

条件付き書式での設定箇所で注意して欲しい点を、もう一度おさらいします

・アイコンのみ表示 ⇒ チェック

チェックを入れることで、セルに数字は表示されずに信号のみが表示されます

・種類(数値or%)⇒数値

デフォルトでは%が入っていますが、数値にすることで信号の色を指定する条件(例:5%)を設定できます

上記の2点を注意して頂ければ、条件付き書式の設定はOKだと思います

次回からはいよいよ総仕上げになります

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