【静から動へ!Power BIを活用して簡単・手軽にデータを分析可視化できるダッシュボードを作成しよう!】
今回の記事では、Power BIが何ができそうかについて、ツアーの形で知って頂こうと思います
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ところで、
読者の皆さんは1つグラフを作成するのにどの位時間が掛かりますか?
「データ範囲を指定すれば、クリック1つでできるからそんなに時間がかからないよ」
という方もいらっしゃると思います
クリック一つでグラフを作成できるのは、グラフ作成用のデータが整っている場合です
グラフ作成用のデータを作成するためにピボットテーブルを使ったり、VLOOUP関数でデータ間を紐づけたりなどの「データ成型」作業に物凄く時間がかかったことはなかったですか?
Power BIならば、データ取得➡データ成型➡ダッシュボード化まで瞬時に行えます
本来、データを可視化する目的はあくまで次の行動に繋げるためです
Power BIならばデータの可視化自体に時間をかけることなく、次の行動を始動するまでの時間を短縮することができます
しかも、作成したレポート/ダッシュボードは「動きの中」でデータの勘所が把握できるようになっています
この「動きの中で」というのは実際のPower BIの画面を見ながら解説したいと思います
では、
本題に入る前に簡単にPower BIの全体像に触れます
Power BIは「Power BI Desktop」とクラウドにある「Power BIサービス」に分かれます
Power BI Desktopにてレポート/ダッシュボードを作成し、Power BIサービスで他の人に作成したレポート/ダッシュボードを共有します
Power BI Desktopは4つに画面が分かれています
・データ取得画面
・レポート画面
・データ管理画面
・リレーション管理画面
上記の順番にて、Power BI Desktopの実際の画面を使用しながらPower BIが何ができそうかを解説させて頂きます
*Power BIサービスについてはまた別途、解説させて頂きます
目次
データ取得
Power BIではあらゆる種類のデータがワンクリックで取得できます
エクセルファイルはもちろん、CSVやShare Pointのデータを取得できます
フォルダ内にある複数のファイルや、1つのファイル内にある複数のシートも一括で取得できます
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レポート画面
レポート画面は主に3つの部分から構成されます
フィールド
こちらに取得したデータが反映されます
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視覚化
こちらで様々なコンテンツを手に入れることができます
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ページ
こちらに「フィールド」のデータや「視覚化」のコンテンツを反映します
無地のキャンバスに絵を描いていくようなイメージです
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デモ
グラフ作成
レポート画面では、ピボットテーブルの感覚でグラフを作成できます
ピボットグラフをもっと進化させたイメージです
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グラフ作成に使用したデータは、元々、Power BI Desktopに取得前は次のようにシートが分かれていました
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しかも売上金額も合計処理はされていません
これらのデータはPower BI Desktop内で、合計処理と異なるデータ間での紐づけ処理をクリック操作で行います
ドリルダウン
ページ内に4つコンテンツがある状態からデモを始めます
ドリルダウンを行うと異なるコンテンツが連動します
階層を深堀する処理がクリック処理で行えるだけでなく、他のデータとの関係性が「動き」の中で分かるようになっています
下のGIF画像では「地域ブロック」➡「都道府県」➡「客先」の順でドリルダウンしていきます
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ドリルダウンの処理とともに他のグラフの表示も変わるので、データの全体像やデータ間の関係性が動きの中で理解できるようになります
「動きの中で分かる」という事は、静のグラフを複数見た時の様に「推測処理」をしなくていいのです
これは凄いメリットです!
アニメーション
Power BI Desktopではアニメーションが使えます
こちらは今回の初級の内容ではないですが、バー・チャート・レースという横棒が順位を争う様子を描いたグラフです
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*データ出典:メディアレーダー
「ネット広告費がテレビの広告費を追い抜いた」という事実が動きの中でよく実感できます!
データ管理画面
こちらは今回の初級シリーズではあまり解説を行う機会がありませんが、ちょっとしたデータ変換をしたり、新たな列作成・新たなテーブル作成が行えます
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リレーショナル管理画面
こちらの画面では異なるデータ間の紐づけ処理が行えます
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エクセル関数のVLOOUP関数で行う処理を思い浮かべてもらえれば分かり易いと思います
こちらの画面で、異なるデータ間の共通のキー項目を紐づければ、一括で複数列の紐づけ処理が行えます
VLOOUP関数のように、1つの列を紐づけるのに1つの関数をいちいち入力していくような手間は必要ありません
<まとめ>
今回の記事では、Power BI Desktopの機能を抜粋して見て頂きました
Power BIは機能があまりに多いので何を紹介するか悩ましいところでした
Power BIには「AI」のようなQ&Aという機能さえあります
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今回は初級という事でかなり絞りこませて頂きました
Q&Aについては、また初級シリーズの中で紹介させて頂こうと思います
Power BIを使うメリットをまとめると以下の2点になります
・グラフなどのコンテンツ作成に使用するデータ作成の手間が省ける
➡データを可視化する時間を短縮できる。即ち次の行動にもつながりやすい
・複数のコンテンツが同時に動く「ドリルダウン」やアニメーションが使える
➡データの全体像やデータ間の関係性が一目で分かるようになる
ぜひ、次回から今回紹介した内容を詳細に解説していきたいと思います
初級編
第二回 ⇒データ取得
第三回 ⇒データ変換
第四回 ⇒リレーション作成
第五回 ⇒グラフ作成
第六回 ⇒アプリのダウンロード
第七回 ⇒積上げ棒グラグと地図グラフ
第8回 ⇒スライサーなどのページ調整
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