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VBA、関数も要らずの入力フォーム

 入力フォームをエクセルで作成するというと、VBAでユーザーフォームを作成することをイメージされる方が多いと思います。

実は、VBAも関数も必要としない、お手軽な入力フォームをワンクリックで作成方法があります。しかも、この入力フォームは検索機能つきなんです!

 今回は、フォームコマンドを使った入力フォームを紹介します!

1.フォームコマンドをクイックアクセスツールバーに追加する

 まず、ファイルタブ⇒オプション⇒クイックアクセスツールバーの順でクリックして、クイックアクセスツールバーに新たなコマンドを追加する画面をあげます。

 リボンにないコマンドから、”フォーム”を見つけたら、このフォームを追加しましょう!

2.データ上で”フォーム”をクリックする

 データ上で”フォーム”をクリックすると、下の画像のように、フォームが自動的に立ち上がります。

 フォーム上に既にあるデータが表示されます。それぞれの値を変えたい場合にはテキストボックス上で変更処理を行います。

 新規にデータ行を追加したい場合には右上の新規ボタンを押します。

 右上に”新しいレコード”と表示されるので、各テキストボックスに値を入力します。テキストボックスの内、1つでも値を入力してエンターボタンを押すと新規にデータが追加されます。


 この入力フォームは、手軽に作成できますが、本当によくできていて、検索なんかも行えます。しかも、検索条件をクリアしたり、前回指定した検索条件を元に戻す機能もついています。

 検索条件の画面から元のフォームに戻したかったら、右下のフォームボタンを押せばもとのフォームに戻ります。

 まさか、エクセルにこんなフォーム機能があると思いませんでした。本当にエクセルって奥深いですね!

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フォルダから複数ファイルデータを一括取得~初級講座4回目

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回はエクセルファイルからデータを取得しました

今回はフォルダにある複数ファイルから一括でデータを取得します。

フォルダ内データ一括取得

この機能はPower Queryの機能の中でも一押しの機能のひとつです

何故なら、複数ファイルに分散しているデータを一括で処理しようとしたら、通常はガッツのある人の手が必要となるからです。

その一括処理の内容はとても面倒くさく、ミスも起こり易いです

ところが、今回紹介するPower Queryのある機能を使うと、フォルダにファイルを入れておきさえすれば、全て一括で取得してくれるのです!

記事を最後まで読む時間が無い、という方はぜひこちら↓の動画をご覧ください

ちなみに、動画内で使用しているサンプルファイルは下からダウンロードできます

本題に入る前に、今回の解説に使用するデータを紹介します

今回の解説に使用するフォルダ(Data)の中には、3つファイルが入っています

営業の部署 にて、営業担当者毎に販売内容をフォルダ内に入れていく想定です

ファイルに書き込まれている内容(シート:Data)は次のような項目です

ちなみにDataシート以外にもメモというシートがあります

では、本格的な内容の解説に入りたいと思います

解説は 「1.取得元のフォルダを指定する」と「2.ファイルの中で取得するシートを指定する」の2つに分けて行います

1.取得元のフォルダを指定する

今回もデータタブの操作から処理を開始します

➀フォルダから取得を指定します(下の図参照)

➁実際に使用するフォルダを指定します

今回の解説で使用するのは「Data」フォルダーです

③指定するフォルダ名を確認 ⇒「OK」を押すとフォルダの指定は終了です

フォルダの指定が終了した後は、1~3回目の解説では出てこなかった画面が登場します

2.ファイルの中で取得するシートを指定する

➀フォルダに入っているファイル名が表示されます

下の図の中に「結合」のボタンが見えますでしょうか?

一番下に4つのボタンが見えますが、一番左のボタンです

このボタンについては次の➁の解説で操作します

➁ボタン右横の▼マークを押し、「データの結合と変換」を押します

この時、フォルダ内のファイルが1つでも開いていると、データの結合と変換がうまくいかないので注意が必要です

「データの結合と変換」をクリックした後は、また更に新たな画面が開きます

③取得するシートを指定します

新たに開いた画面(下の図参照)の左側に、ファイルに含まれるシート名(Data、メモ)が表示されるので、Dataシートを選択します

Dataシートを選択したら、OKボタンを押します

そうすると、Power Queryエディターが開きます

④Power Queryエディター画面で読込処理を行う

Power Queryエディター画面には複数ファイルの情報が一括表示されます

まず、設定されるクエリの名前を「一括データ」に変更しましょう!

次にPower Queryエディター画面左上で「閉じて読み込む」ボタンをクリックします

これでフォルダ内のデータが一括で読み込まれます

ファイル別に分かれていた注文NOも1~6まで一括で表示されています

さて、ここからがこのフォルダ一括読込機能の最大の醍醐味です

フォルダ内にもう一つ、ファイルを追加します

通常は、これまで行ってきた1、2の作業を行う必要がありそうですよね

ところが、ワンクリックで追加ファイルを一括で読み込むことができます

エクセルシートの右に”一括処理”という前回作成したクエリがあります

こちらのクエリの上にカーソルを置き、右クリックします

そうすると最新の情報に更新できるようになります

更新処理を行うと、フォルダ内に新規追加したファイル内の注文NO:78が下の図のようにシート上に反映されています

<まとめ>

この機能はこれまでのエクセル処理の常識を覆す内容です

今までは私もそうでしたが、フォルダ内にある複数ファイルのデータを一括で取得しようとしたらVBAのコードを書いていました

しかも、そのVBAコードはVBA初心者が書ける内容ではないです

2-②「データの結合と変換のクリック時」でも説明しましたが、フォルダ内のファイルが一つでも開いているとうまく行かない点だけは注意が必要です

後はPower Queryの画面操作に慣れてくれば、とても簡単な処理だと思います

ぜひ、職場で有効活用してみてください!

次回は読込先の変更について解説します!

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読込先の変更~初級講座5回目~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回はフォルダ内にある複数ファイルのデータを一括で取得してシートに読込ました

ところで、このデータを読み込む作業をする時に、読込場所を自由に指定できたらどうでしょう?

とても便利ですよね

エクセル作業をする上で、大量のデータをミスなく移動させるのはガッツが必要です

元々、エクセルは表計算ソフトです

大量のデータを扱うのには、本来は不向きなのです

ところが、Power Queryの登場により大量のデータも無理なく扱えるようになりました

今回はPower Queryの機能を使用してデータの読み込み先を、自由自在に変更する方法を紹介します。

加えて、Power Query独自の読込手法も紹介します

ところで、

エクセルのセルの中には何が入っているでしょうか?

エクセルのセルに値が入っていると、セルの中にデータが蓄積されていると思いがちです

実はセルに表示されている値は、他の場所に蓄積されているデータが表示されているだけです

しかも、表示するのはとてもPCに負担をかけるので、エクセルの行が増えると、ファイルが重くなります

今回、紹介する読込先の変更手法では、このファイルが重くなる問題を回避する方法も、あわせて紹介しちゃいます

<今回のポイント>

!クエリの操作

今回の読込先の変更は、クエリ上から右クリックするところから行います

右クリックを実行すると、次の画像の「読み込み先…」から読込先の変更が行えます

もし、このクエリが画面上に見えていない場合には、画面の上のデータタブから 「クエリと接続」をクリックしてください

クエリと接続

今回解説に使用するデータ

今回、解説に使用するデータは、下の画像のように”12行”を別ファイルから読みこんであるデータです

解説に使用するデータを確認したところで、早速、解説を始めましょう!

既に表示してあるデータを非表示にする ⇒ 接続の作成のみ

➀クエリ上で読み込み先を選択

前述のように、クエリ上で右クリックをすると、”読み込み先”を選択できます

右クリック後の画面

➁「接続の作成のみ」の選択

①の読込先選択を行うと「データのインポート」という画面が開きます

データのインポート画面(下の図参照)にて「接続の作成のみ」を選択してOKを押します

データのインポート画面

次に、下の図のようにメッセージボックスが開きますので、OKを押して処理を進めてください

するとシート上からデータの表示が消えます

クエリの表示も下記の画像のように、接続専用と表示されます

接続専用クエリー

非表示になったデータの読込先の指定

➀クエリ上で”読み込み先”をクリック

再び、データのインポート画面を立ち上げます

データのインポート画面

➁テーブルの選択

①で開いたデータのインポート画面上でテーブルを選択します

すると、データの読込先を「既存のシート」上か「新規ワークシート上」かを選択できるようになります

③既存のワークシートを選択

「既存のワークシート」を選択した場合は、データを読み込むセル位置を指定できます

既存のワークシート選択・セル位置指定

セル位置を指定してOKボタンを押すと、データのインポート画面で指定したセル位置にデータが再び表示されます

④新規のワークシートを選択

では、新規のワークシートを選択するとどうなるでしょうか?

新規ワークシート選択

新規のワークシートが作成され、新規のワークシート上にデータが読みこまれます

ピボットテーブルへの変更

読込先の変更により、「ピボットテーブル」への変更も行えます

前述の「データのインポート」画面でピボットテーブルへの変更を行いますが、「ピボットテーブル レポート」という名称になっています

<まとめ>

 今回は、クエリの「接続の作成のみ」を通じて、データの読込先の変更を行いました

 このエクセルシート上に「データを表示しない」選択が行える点は、Power Queryの特徴の一つと言って過言でないでしょう!

 データのシート移動についても、ⅰ)読込先を「接続の作成のみ」へ変更、ⅱ)移動先のシートを指定、の2つの処理を通じて行うことができます!

エクセルはデータが増えるとファイルが重くなりがちです

 エクセルで大量なデータを使用する上で、この「接続の作成のみ」を選択できるのは、Power Queryを使用する大きなメリットです

 次回から中級編を始めますが、この「接続の作成のみ」は中級編ではどんどん活用していきます

 中級編では、作成したクエリーを複数組合わせて、有効活用する方法も紹介します

 この複数のクエリー複数組合わせた時に「接続の作成のみ」が威力を発揮します

ぜひ、今回の内容は復習しておきましょう!

また、

中級編では「グループ化による集計」についても解説をしていますので、こちらもぜひチャレンジしてみてください!

記事を最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました!

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人間とRPAの協業

 読者の皆さんはRPA(ロボット)の導入効果とは何だと思いますか?

私はRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の導入効果は以下の3つに集約されると思います

 1.コスト削減 ⇒ 人の代わりにRPAが業務を行っておいてくれる

 2.スピードアップ ⇒ RPAが人間より早く業務を完了してくれる

 3.正確性向上 ⇒ RPAが人間より正確に業務を行ってくれる

では、上記の効果をより多く出すにはどうしたらよいでしょうか?

それはRPAの導入効果を上記3つのうち、どこに置くのか?を明確にすることです。その為に、人間にしか出来ない事と、RPAでしか出来ない事を区分し、RPAが行うことを明確します。そして、導入効果を達成する為の”人間とRPAの協業業務スケジュール”を描くことが大切です。

ではここで、先日、私が担当した仕事を例にして、以下、具体的に改善したRPAについて説明しますね。

今回使ったのは、消込業務を行うRPAでした。1点、他のRPAとは違う点がありました。仮に100件処理件数があったしたら、他のRPAと同様に100件を処理します。違う点は、RPAが消込処理をスキップする点です。ですから、消込処理した件数が100件とは限らないのです。

そのRPAは消込処理を行う時、まず計算処理をし、そこでもし、計算処理をした結果、消込が行えなかったら、その項目は、そのままにして、消込処理をしません。そして前の項目は消込処理をしないまま、次の消込処理に移る設計になっていました。結果として、消込処理が行われている確率が、RPAを動かす度に3割から6割の間で変動してしまうのです。ちなみに、平均的には3割五分位の成功確率でした。

そのRPAが業務を行っている間、RPAと扱うデータの競合(衝突)を避ける為、人間はRPAの消込処理の結果が出るのを待っているだけでした。当日中に処理しなければならない消込処理が膨大にあり、1分を争う状況にも関わらず、待っているしかなかったのです。しかも、RPAの処理完了を待たないと、残りの業務をどれだけ人間が行えばいいのかが不明確なのです。これではRPAを導入した意味があまりありません。

私がそのRPAを改善したのは1点のみです。RPA導入効果をスピードアップに絞ったのです。スピードアップの為に、RPAが業務対象とする範囲を思い切って削り、ごく簡単な業務に専念させたのです。

消込業務の内容は一律ではなく、様々な内容に分かれていました。そして、内容により難易度も大分違っていました。ですから、私が改善を行う前は、RPAの対象範囲を拡大する為、様々な機能を追加していたのです。ところが、機能を追加した割には、消込処理の成功確率があがらず、時間を浪費していたのです

RPAの業務範囲をごく簡単なものに絞る為、人間にしか出来ない消込処理と、RPAでも出来る消込処理とに分類しました。

分類を行う際、グレーな点もかなり出てきました。グレーな点については、RPAの対象外としました。

こうしてRPAの業務を、スピードアップだけに絞り込み、その為に”ごく簡単な業務”のみにRPAを集中させたのです。しかも、RPAが行う業務を数値基準で定義しました。この数値基準により、人間が処理を行う消込処理についても明確に数値基準で設定できることになりました

そして、ごく簡単な業務を行うのに必要な機能以外は削り、RPAの処理スピードを変更前の10分の1にまで向上させることができました

 RPAの処理がスピードアップしたことで、人間とRPAがうまく協業した業務スケジュールを描けるようになりました。

人間はRPAの処理を待つのではなく、数値基準を基にして、RPAが処理しないもの、から処理を始めることができるようになりました。つまり、人間とRPAとが並行稼働できるようになったのです。

 RPA自体のスピードも相当向上したので、RPAが残した処理をこなす時間も十分取れるようになりました。結果、業務全体が円滑に完了するようになったのです

<まとめ>

RPAを設計する際には、導入効果をコスト、スピード、もしくは正確性に置くのかを明確にしておきましょう! 但し、これを成功させるためには、事前に明確に人間にしか出来ない事、RPAにしか出来ない事を明確に判別してあるのが前提となります。そのため業務ヒアリングの際には、人間にしかできないこと、RPAにしかできないこと、または、RPAにさせたいことは何か、を十分に意識してヒアリングしておくことが大切です。ぜひ、この点に気を付けてヒアリングをすることをおすすめします。RPAの導入効果を設定したら、その段階で、仮にでも良いので人間とRPAの協業スケジュールも仮でもいいので描いてみましょう。そして、導入効果が本当に実現するかを、検証してみることも忘れないようにしてください。

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RPA・便利技2

エクセルからデータを読みこんでRPAを動かす、これはもう定番の技術といっていいでしょう(ちなみに以下はUipathを想定しています)

エクセルファイルを開き、セルを読み込み、読みこんだデータをWebサイトなどに入力する

この一連のシナリオは、単純なものであれば、初心者でも参考図書を見ながらであれば、すぐにシナリオを書けるのではないでしょうか?

但し、RPAの作業時間が長く要しているので、もっとスピードアップしたい、もしくはエラー発生頻度を低くしたい、そう思ったらテーブル機能を活用しましょう

詳細は他ブログやUipathサイトに譲りますが、テーブル機能を使うのと使わないのではスピード、エラー発生頻度が大きく違います

Uipath・テーブル構築

それは何故か?

ファイルを開く頻度の違いがポイントになります

ちなみに、テーブルは何かと言うと、e-WORDsでは以下のように書いてありました

要素を縦横に碁盤目状に並べて整理した表の意味で使われることが多い

この記事内では”データの一塊”として説明させて頂きます

1.テーブルを使わない場合

例えば100個のデータを読み込む必要があった場合には、100回ファイルを開きます。その間にエラーが発生する可能性が高くなります。もちろん、100回ファイルを開く分、時間がかかります

2.テーブルを使う場合

ファイルを開くのはテーブルを作成する時、1回のみです。1のテーブルを使わない場合と比べると、スピード及びエラー発生頻度ともに格段の違いがでます

<まとめ>

RPAはアイデア次第、機能を知っているか知らないかで効率に大きな差がでます。今回紹介したテーブル機能は典型的な”差”が出る例です。もし使っていない人がいたらぜひ活用してみましょう!結構、直感的な操作で出来ますよ!

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エクセル上の配色について

先日、仕事の関係で塗り絵のようなエクセルシートを見る機会がありました

確かに、エクセルのシートは行と列の位置で表現されています.そこに色を加えることによって、データの表現方法を加えることができる点は素晴らしいと思う

但し、人によっては情報が多すぎて混乱する場合もあるだろうし、色の統一ルールなど、メンテナンスも大変だと思います

うまく使用しないと業務に混乱を招きかねないです

色使いの是非は別として、混乱を招かない為の便利機能を2点、今回は紹介したいと思います

1.配色(ページレイアウト)

この機能を使うにあたっての基本的な考え方は、色種類をシンプルに使いましょうということです

ちなみに、ここでいう色種類とは

 ①赤系統と黒系統⇒これは別種類

 ②濃い赤、薄い赤⇒これは同種類

ということです

色の種類をたくさん使うと、情報が多すぎてみた人は混乱しやすくなります。

この配色機能では、色種類をシンプルに組み合わせた、色種類パターンが複数、事前に登録されています

配色機能の中では、下の画像のように様々な色種類パターンを選べます

興味のある方は様々なパターンを選んでみて、実際に各セルでどんな色が選べるようになっているか、試してみましょう

ちなみに、オレンジという敗色を選ぶとこんな感じです

2.カラーモデル

色って3要素から出来きているのをご存知ですか?

興味のある方は適当なセルで以下をクリックしてみてください

その後、出てくる画面でユーザー設定をクリックしましょう

この画面で分かることは、色には赤、緑、青,3要素の組み合わせから構成されるカラーモデルがあり、それぞれの要素は定量化できるということです

この定量化する仕組みを使えば、色のメンテナンスが人によって違うということはなくなります

例えば、条件付き書式設定でもこの3要素のカラーモデルは活用できます

この3要素を明確に定量化して定義しておけば、複数人で色をメンテナンスする時にも、人によっては濃い赤、薄い赤などの色表現の違いが起こらなくなります

<まとめ>

先日、Power Pointの使いかたについて講義を受ける機会がありましたが、1の配色機能、並びに同機能の考え方は紹介されていました。このブログでも同機能については別記事で詳しく紹介しているので、興味のある方は覗いてみてください

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Power Queryって何??パワークエリの使用メリット

今回は今までと違う側面からPower Queryを使用するメリットを解説していきたいと思っています

言うまでもなくエクセルは便利なツールです

但し、問題点が一つあります

”他人の作成したエクセルファイルはとても分かりにくいのです”

コメントが無い記録マクロ・・・ネストの中にネストを繰り返したIF関数・・・

などなど例を上げたらきりがありません

一方、Power Queryでは、Power Queryエディターを開けると、作成されたクエリ(出力内容)の中味と、出力されるまでの履歴が、とても簡単に分かるようになっています

今回は以下のテーマを題材にしてPower Queryのクエリの中味と履歴を把握する方法を解説していきます

<今回のテーマ>

・元データ:2016年と2017年の自動車販売データ(テーブル名:販売データ)

・元データをPower Queryにて年度別に合計金額を出します

・Power Queryの出力データ:年度別・合計金額

1.適用したステップの確認

テーマで紹介した販売データから年度別の販売金額を出力するまでの履歴をPower Queryエディターの右側、<適用したステップの確認>で確認することができます

2.ステップの中味の確認

各ステップ毎の詳細な中身は2つの方で確認できます

➀数式バーを確認する

今回の例で言えばソースをクリックすると、ソース元のテーブルが何かを確認することができます

②ステップ自体の中味の確認

各ステップの中味を確認するには下の画像の黄色の部分をクリックします

すると上の画像の例で言えば、グループ化した時の画面が出てきます

<まとめ>

Power Queryを使ったことの無い人には少し分かりにくい内容だとは思いますが、通常のエクセルの機能とは違い、中身と履歴が簡単に分かるというのは理解して頂けたのではないかと思います。更に分かり易くする為には各ステップの名前(通常は自働設定される)を分かり易く変更したりする方法も可能ですので、ぜひトライしてみてください

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Power Queryって何???連番作成

前回、Power Queryとは
”本来、表計算ソフトであるエクセルにAccessのデータベース管理機能を加えたもの”
という説明をしました

今回は、Power Queryの数ある機能の中で、Accessと同じように使える機能を一つだけ紹介します

Accessで使える機能の一つがテーブル作成で使用するオートナンバー機能です

この機能に代わる機能がPower Queryにもあります

Power Queryエディターを起動したら、列の追加タブをクリックしてください

するとインデックスというリボンが見えるはずです

0からでも1からでもいいので、どれかをクリックしてみてください

するとインデックスという列が出来ています

これがAccessのオートナンバーの替わりに活用できます

最後に

短い内容でしたが、いかがでしたでしょうか?

個人的にはエクセルでここまでできるようになったことに感慨深いです

ちなみにインデックス列は最終列に追加されるので、最初に持ってくるようにしましょう!(列名を変えるのを忘れずに!)

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Power Queryって???合計を計算する

前回はPower Queryを使って区切り文字によりデータを分割する方法を紹介しました。今回はPower Query上で合計などを計算する方法を紹介します

<使用するデータ>

・年度別売上データ

<前提操作>

➀データタブから”テーブルまたは範囲から”クエリを作成するを選択します

②”テーブルの先頭行を見出しにする”にチェックを入れたままOKを押す

③Power Queryを立ち上げおく

1.合計値をグループ別(年度別)に算出する

➀売上金額の列にカーソルを置いたままグループ化をクリックする

②以下の画面のように各項目を設定する

③年度別に合計金額が算出されているのを確認する

④エクセルシートにクエリを読み込む

2.四則演算をする

➀カスタム列を追加する

売上金額の列にカーソルを置いたまま列の追加タブから”カスタム列”をクリックする

②計算したい列を追加する

事前に列名を”千円単位”に変えておく

③割り算(/1000)をする

④正しく値が算出されていることを確認する

<まとめ>

1.2.の事例ともに直感的に操作できている印象を持たれたのでしょうか?特に1についてはピボットテーブルの内容をより簡単に使えている印象です。エクセルが苦手な方でも抵抗なく活用できるのでないでしょうか?ぜひ有効活用してみてください

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ダッシュボードコンセプト~デザインルール~

数字こそ見た目です!

人間は元来、数字が苦手です

ですので、最初の見た目が読み手に大きな影響を与えます

今回は、見た目を上げるための4つのルールを解説します

この4つのルールを意識して、「見た目のいい」ダッシュボードを作成していきましょう!

MVCモデル

 MVCモデル(コントローラー、モデル、ビュー)とは、シンプルに解説すると、

ダッシュボート用のシートは①生データ、及び生データの②作業シート、③ダッシュボード、という風に、目的別に分けて作成しましょう

という事になります

 ダッシュボードには、計算内容や不要なデータなどが標示されないように、シートは分けて管理しましょう!

コントラスト

ダッシュボードを構成する主な要素は色/Color、線/Border、図/Shape、この3つになります

この3つの要素をうまく活用してメリハリの効いたダッシュボードを作成しましょう

キャプチャ

例えば、上の画像の一番左の画像では、全く異なる3色を使ってメリハリを付けています

 一番右の画像は、弾丸チャートというグラフなのですが、グラフの形を3つに変えることで「実績、前年実績、予算」という違う性質の値を明確に区分して表示しています

繰返し

同じフォーマットを繰り返すと、ダッシュボードを見る人が一目で”内容”を理解し易くなります

下はワッフルチャートですが、4つワッフルチャートを組み合わせて構成しています

1つ目のワッフルチャートの見方を理解しさえすれば、後の3つはすぐに頭に入ります

GIF1

近接&整列

同じ意味合いを持つものは近くに位置して、意味合いを明確に区別しましょう

3

そして、規則性を持って並べることで全体の構造が一目で分かるようにしましょう

4

では以上、4つのルールを意識してダッシュボードのデザインを楽しんでいきましょう!

ではまた次回

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