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ダッシュボードコンセプト2回目~作成STEP~

今回はスマホのようなダッシュボードの作成事例を基にして、ダッシュボード作成の5STEPについて紹介します

スマホ.gif

構想

ダッシュボードを作成する時には、まずは「ダッシュボードの利用者像」を思い浮かべましょう!

 冒頭のスマホのようなダッシュボードの場合は、現場の販売担当者から経営者まで含めて、色々な人が色々な角度から見ることを想定しました

商品データを個別に見たい人・・・、月別の販売概要だけ抑えたい人・・・様々なニーズに合わせる為に、スライサーやスクロールバーを作成しました

次に、「ダッシュボード内で表現する指標」と「データの入手元」を構想しましょう

このスマホのようなダッシュボードでは、ダッシュボードの上に分数の形で

<標示されている商品の位置>/<全体の表示対象数>

を示して全体の位置感を出せるようにしました

データ

 ①どのようなデータをどこから取得するのか、そして②どのようにデータ更新を行うかについては毎月、もしくは毎週の更新を意識して設定しましょう

 ダッシュボードを作成する為に、データの取得や更新に過度に時間を使ってしまうとあまり意味のないものになってしまいますので、データ取得、更新については慎重な設定が必要です

下書き

ダッシュボードを作成する前に、下書きを作成してみましょう

シンプルで、意味合いがあり、美しくする為には、必要なパーツと配置の構成案が必須です

ざっくりと、グラフや表などのコンテンツ案と配置案を下書きしてみましょう!

計算

 説明が後付けになりましたが、生データを収納するシートとデータをダッシュボードの表示にできるように計算を行うシートは、ダッシュボードとは分けて作成しておきましょう

下の図では左側は計算シート、右側はデータのシートとなっています

INDEX関数1

ダッシュボード

1から4を経てやっと最後にダッシュボードです

4で見せた”データ”と”計算”は下記のような形でダッシュボードになります

GIF2

計算シートで作成したパーツが、ダッシュボード内に配置されています

ダッシュボードの作成にあたっては上記の1から5まで、細かな作業が必要ですが、”神は細部に宿る”です

細部にこだわり、積み上げてこそいいものが出来ます!

ではまた次回よろしくお願いします

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Power Queryって???区切り文字による分割

前回

”本来は表計算ソフトであるエクセルにAccessのデータベース管理機能を加えたもの” として、代表的な機能を組み合わせて活用例(結合やピボット解除、マージ等)を紹介しました

今回はもう少し細かい特徴も紹介したいと思います

今回、紹介するPower Queryの特徴は関数を不要にする機能です

Power Queryはスマホのように直感的に操作できます。直感的に操作して関数を不要にする事例を1つ紹介します

<区切り文字でデータを分割する>

もし、次の様なデータを”-”で区切る場合には通常なら”区切り位置”の機能を使うと思います

ところが、データを都度、追加していく場合には複数の処理が必要な”区切り位置”機能を使うのが面倒なので、関数を使うことになります

上の画像だと3つの種類の関数を使っています

とても、作成が面倒ですし、管理も大変です

ところが、Power Queryだと実に簡単に区切り処理ができます

下のGIFはPower Queryでの処理です

テーブル更新するだけで、区切りが行われています

実は事前にテーブルへ区切り処理を埋め込んであります

➀テーブル上にカーソルを置いてPower Qeryエディターを起動する

②Power Queryエディタ上で変換タブから”列の分割”を指定して読込処理を行う

実はこれだけです

とても直感的だと思います

<最後に>

今回は関数を置き換える例としては、特殊な事例だったと思います(FIND関数を知っている人もそもそも少ないと思います)

もっと標準的な機能としてはPower Queryエディタ上にこんな機能があります

指定した列を四則演算するものです

これを使えば関数を使用する必要性はあまりありません

ちなみに行の合計はテーブル自体で行うことが可能です(過去記事

ぜひ活用してみてください

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ダッシュボードコンセプト3回目~Colorの使いかた~

シンプルで、意味合いがあり、そして美しいダッシュボードを作るには、色使いはとても重要な要素です

よくありがちな勘違いは”とにかく色種類を多く使えばカラフルで分かり易くなる”というものです

例えば、下の図を見てください

5

実に5色も使われていますが、色情報が多すぎて見る人に混乱を招く可能性があります

では、下の図はどうでしょう?

6

色情報が白黒絞られているのでシンプルさと、美しさを感じさせるようになったと思います

つまり、色の濃淡を意味合いに応じて使い分け、色の種類をあまり使わないのが色使いのコツです

目安としては”黒白”以外の色種類は2種類位までに抑えましょう

 但し、配色を選ぶのにわざわざ時間を使うのはもったいないので、エクセルの中にある便利ツールをうまく使いましょう!

画面上のページレイアウト・タブを選ぶと配色の組み合わせが選べるようになっています

この機能をうまく使いましょう!

GIF2

必要であれば、テキストやオブジェクトも含めて自分なりにカスタマイズ設定をしましょう!

(カスタマイズ画面は上記の”配色”の一番下にあります)

7

今回は以上です

うまくColorを使ってシンプルで、意味合いがあり、美しいダッシュボードを作っていきましょう!

ではまた次回

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Power Queryって??

Power Queryって言葉は知っているけど、具体的には何も分からないという方も多いと思います

私も色々と研究してみました

私の個人的な感想は

”本来は表計算ソフトであるエクセルにAccessのデータベース管理機能を加えたもの”

という感じでした

早速、”論より証拠!”、ということで実際にPower Queryで処理するところを、概要だけになってしまいますがお見せしたいと思います

<実施すること>

・1つのフォルダに、販売個数データに関する3つファイルが入っている

・3つのファイルにデータを1つにまとめた上で、価格表を参照して販売金額を算出して表にまとめる

・しかも、クリック処理だけで行う

<手順>

・ファイル結合

ファイルが入っているフォルダを指定してファイルを結合する

するとPowerQueryエディタ上でこんな感じになっています

・横持ちのデータを縦持ちに変える

PowerQueryエディタ上にある”列のピボット解除”をクリックすることにより、データの構造自体を一発で変えます

・PowerQueryエディタ上で縦持ちになったデータを価格表とマージします

・PowerQueryエディタ上で掛け算(販売個数X価格)を行いシート上に読み込む

最後までクリックだけで処理を完結することができました

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?本来は関数などを使いながら、手間暇がかかった処理がクリックだけで簡単に出来そうなのが伝わりましたでしょうか?

今回は概要だけお見せしましたが、もっと詳細な解説ができるように準備を進めていきます! (Power Queryって2??はこちらから)

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日記:究極の連動型グラフ

よく会議に出ると”部門別”、”会社別”グラフなどのグラフが数多く並んでいるのを目にします。同じ形式のグラフが並んでいるだけですが、見る側にとっては小さくて見づらく、作成する方にとっては手間です。そこでスライサー―など、ある種の指定方法と連動して表示する値が変わるグラフなどが登場してくるわけですが、今回はこれまでと違った嗜好の連動型グラフを紹介します

今回紹介する連動型グラフはクリックしたり、何かテキストを入力することもなく、カーソルの置き場所を変えるだけでグラフで表示される値が変わります

今回は詳細な解説はできませんが、”ポイント”を3つだけに絞って概要を解説させて頂きます

************************************

1.HyperLink関数とマクロの連動

実は上のGIFの見出し(東京、大阪、名古屋)にはHyperLink関数が入力されています。

 HYPERLINK(名古屋())

このHyperLink関数からマクロを動かしています

ちなみにHyperLink関数はIFERROR関数(エラーが出た際の値を事前指定した値に置き換える関数)の中に組み込まれていますが、HyperLink関数単独の場合には以下の様な表示になります

2.マクロとグラフ・データ元の連動

1のマクロの中の記述にて[REGION]という見慣れない文字が出てきましたが、これはマクロと連動するグラフ・データ元の一部範囲の名前です

マクロでREGIONで名前管理された範囲の値(東京、大阪、名古屋)を書き換えるようになっています

下の画像で言えば黄色のハイライトが付いた”大阪”のセルのところです

更にHLOOKUP関数を使い、M4セル(名前)の値が書き換えられたら、上の画像の赤い矢印で示された値が左から参照されて表示されるようになっています

つまり、マクロを通じて➀名前の書換(地域指定)⇒②表の左から名前を通じて該当する値を参照⇒③グラフの元・データとして表示(下の画像の黄色の部分)するような仕組みになっています

3.条件付き書式により、見出し(東京、大阪、名古屋)の色を変える

2で出て来た名前(REGION)と連動して該当の見出しの色が変わるように条件付き書式のルールを設定します

***********************************

今回はポイントだけの説明になってしまいましたが、なかなか斬新な内容だったのではないかと思います

今回紹介した3つのポイントについては、連動型グラフに限らず、他の使い道も色々とあるのではないかと思います

ぜひ、自分なりの楽しい使い方を開発してみてください

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この1年で見られた記事

平成もとうとうおわり。そして10連休の初日。細々と続けてきたblog記事の振り返りをしたいと思います。これからはPower Queryの時代ですね

●この1年で見られた記事

1.スピードメーターグラフを作成しよう

見る人に”数字のインパクト”を与えるという点では最高のグラフだと思います

そして、作成する側としては”どうやって作成するのだろう?”という好奇心もそそるものがあると思います

作成の仕方自体はとてもシンプルです

下の円グラフのグレーの部分の色を透明にしたら”黄色の針”が残ります。

この針を動かす仕組みを作成していきます

記事はこちらから⇒スピードメーターグラフを作成しよう

2.Pivot&Table

エクセルのピボットテーブルとテーブルを使いこなせば、データの活用の仕方が格段に進化します

もし、日常的に行数が多い表のある列に対して、2行目から最終行まで同じ数式を打ち込んでいる人がいたらぜひテーブル機能を使ってください。1行分だけ数式を打ち込めば全ての行に数式が反映されます

ピボットテーブルについては、使い方自体の提案をしています。

従来のピボットテーブルはあくまでデータを集計する為に使われていると思いますが、実はピボットテーブルそのものをビジュアル化することができます。

もし、ピボットテーブルで集計したデータを表に打ち込んで前期比などを計算している人がいたら、ぜひブログ記事を見てみてください。そのままピボットテーブル上で前期比を計算しつつ、プレゼン用の表にする方法を解説しています

記事はこちらから⇒Pivot&Table

3.エクセルダッシュボード

あまり日本では馴染みがないと思いますが、海外ではVBAと同じくらい講座があります。

エクセルダッシュボードとは何かというと、一言で言えば、飛行機のコクピットのように一目で組織の目標達成に必要なデータを把握できるようにするものです

詳細は各ブログ記事を参照して頂くとして、ここではダッシュボード関連記事の中でもアクセス数の多かったものを紹介します

➀スマホのようなダッシュボード

最終行を探す旅を続けさせるような資料ではなく、見たいデータのみを切り分けて表示できるようにしたダッシュボードです⇒ブログ記事

②オプションボタンを活用したダッシュボード

オプションボタンを活用して、”今、何を説明しているのか?”を明確にして聞き手を迷わせないダッシュボードです⇒ブログ記事

下のGIFでは3社の経営指標をオプションボタンの指定により、入れ替わり表示しています

●これから書きたい記事

エクセルを軸としたAccessとの連携、もしくはRPAとの連携については物凄い可能性を感じています

特に連携技術の一つとしてPower Queryについては特に注目しています

(一部は日記として記事を書いています⇒ブログ記事

関数やVBAについてあまり知らないユーザーでも、Power Queryで業務を大幅に改善できる可能性を秘めています

こちらについては今現在、記事を準備しているところです

後、スピードメーターグラフについては、デザイン性の高いグラフの作成の仕方についても解説記事を書こうと思っています(テンプレートはこちらからダウンロードできます⇒ブログ記事

以上、長文になりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました

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RPA導入日記~便利技~

 今回はRPAを作成してきて、”これは便利だ、助かった”という技を2つだけですが紹介したいと思います。

 尚、内容はUipathでの内容に限られる点と、あくまで私個人の感想である点については予めご了承いただきたいです

1.条件分岐XxBOOLEAN型変数(フラグ)x条件分岐

RPAの場合、他の言語以上に分岐処理や繰り返し処理をどう行うかが重要だと考えています

特にBOOLEAN型の変数を使う機会は多いと思います

条件の発生と処理自体の分岐がシナリオ上、遠く離れていたり、並行処理を行う必要あったりするとき、もしくはAND条件やOR条件が絡む時にこの型の変数を条件分岐処理や繰り返し処理と組み合わせて使うととても便利です

➀まずフラグを設定する

②分岐処理の中でフラグの値を変える

③更にはフラグの値によって処理を変える

2.リトライスコープ

RPAが扱う業務は本来定型です。ところが、アプリケーションによってはパフォーマンスなどの要因により、以下のような、そうでないケース(定形的でない)もあります

・RPAでOKボタンをクリックしても、クリックできていない時がある

・保存などの処理を行った時に”処理しますか?”などの確認メッセージが1つだけ出てくるときもあれば、複数出てくる時もある

上記のような場合への対応策として繰り返し処理を入れたりすると、無限ループに陥るケースがあります

Uipathでは繰り返し処理以外の対応策として、リトライスコープという便利なアクティビティを用意しています

リトライスコープは条件通りの状態になるまで、”ある指定した操作”を”指定した回数”行います

ですから、指定した回数の操作を行ったら、処理を終了するので無限ループに陥ることはありません

このアクティビティはエラー対策としてとても便利なので、ぜひ有効活用してください

本来であれば”セレクター関連”もぜひ紹介しておきたかったところですが、それはまた別の機会にしたいと思います

また次回をお楽しみに!

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グラフを効率的に作成する1

グラフはエクセルダッシュボード内でとても重要な役割を果たします

一目でデータの意味を伝えるのに、グラフはとても重要なコンテンツです

このパートではグラフの効率的な作成の仕方を学びます

デザインをカスタマイズするなどの効果的な作成の仕方については、ぜひ数字を魅せるグラフ術を参照ください

尚、棒グラフの作成の仕方や折れ線グラフの作り方などの、グラフの作り方そのものは説明しません

今回は手っ取り早くグラフ作成を効率化する方法を3つ紹介します

Alt+F1のショートカットキー活用

グラフ作成元のデータの上にカーソルを置きAlt+F1を押しましょう!

すると、下のGIF画像のように高速でグラフが作成されます

GIF2.gif

標準のグラフ種類を登録設定しよう

 前述のAlt+F1のショートカットキーの解説を見て、「グラフ種類はどうするの?」と疑問に思った方もいらっしゃると思います

棒グラフや折れ線グラフ、これらのグラフ種類の選択はとても重要なことです

もし、同じようなグラフを何度も作成する時には「標準グラフ」というものを登録設定することができます

この標準グラフを一度設定すれば、Alt+F1のショートカットキーを押すと標準グラフで設定したグラフ種類になります

登録の仕方はまず、一度作成したグラフにカーソルを置いて右クリックして”グラフ種類の変更”を表示します

それをクリックした後に、下に画像のように登録設定したいグラフ種類の上で右クリックを押しましょう

そうすると、画像の黄色の箇所のように「標準グラフに設定」が表示されますので、こちらをクリックします

8

次からAlt+F1ショートカットキーを押すと、標準グラフに設定したグラフ種類になります

縦横の比率を固定のまま大きさを調整

ダッシュボード上でグラフの大きさを変える必要がある時があります。

そんな時はShiftキーを押しながらグラフの隅をクリックして調整しよう

GIF3

今回は以上です

次回はもっと本格的な内容を解説します

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グラフを効率的に作成する2

今回とこの次の回はグラフを効率的に作成する為に、”データの選択”機能の使いこなし方を学びましょう

以下のようなグラフも、”データの選択”機能を使いこなすことで作成することができます

speedメーター

「データの選択・機能」はグラフ上で右クリックすると、下の画像のように表示されます

9

今回は3つの「データの選択・機能」の主要3機能の内、行/列の切り替えについて解説します

11

 例えば、次の画像のようなグラフを作成したものの、行列の配置が当初の意図と違った場合にはこの行/列の切り替え機能を活用します

13
,

行列の切り替えは、下のGIF画像の「行/列の切り替え」を押すと行えます

GIF4

グラフにしてみたら、当初思うようなグラフになっていないことはよくあります

そんな時は迷わず行列を切り替えてみましょう!

詳細はまた次回解説します

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ソルバーによるシミュレーション~設定~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

さて、あなたの周りで数字に強いと言わている人はどんな人でしょうか?

「数字が頭に入っている」

「計算が早い」

この数字が強い人の定義には、様々な意見があります

 一つだけ確実に言える事は、組織の目標達成に向けたシミュレーションができている人は最強に「数字に強い人」です

「目標達成には商品Aを最低でも○○円以上販売することが条件」

「仮に利益率が□□%以下だとした場合には・・・」

 しかも、前提条件や制約条件を「数字」をまじえて言われると凄い説得力があります

 実は、エクセルにはソルバーという強烈なシミュレーションマシンがあるのをご存知でしょうか?

意外とあまり知られていないようですが、ソルバーはとても便利なんです。

 ソルバーを使いこなせば、プレゼンや会議中に、その場で複雑なシミュレーションを実施することができます

そして、その活用機会も、給与昇給額、商品別必要生産数など様々な分野であります!

しかも操作はとても簡単なんです!

ぜひ、ソルバーを使いこなして「数字が強い」人と言われるようになりましょう!

 これから、実際にソルバーを使用してどの程度のシミュレーションができるのかを見て頂きます

 ソルバーはマクロでも動かすことができます

「実演」は、マクロで行います

実演する、シミュレーションの内容は次の通りです

①今期の売上総利益が「675」⇒来期は「1000」にしたい

②部門がA、B、Cの3部門があり、それぞれ利益率違う

「利益率が一番高いA部門」の売上増加率は「?」%必要か?

シミュレーション実施前のエクセル画面

では目標の「1000」を上の画面の左上①に設定し、「目標・売上総利益」ボタンを押してソルバーを実行します

 上のGIFでは見えていませんが、マクロを実行した後にソルバーが起動しています

 しばらく計算に時間を要しますが、計算が終わった後はスピードメーターの針が振れているのが分かると思います

 上の例では何も制約条件を設けていませんが、実際にはA部門の増加率は”50%まで”、などの条件を追加できます。

では、本格的なソルバーの解説に入ります!

今回は、まずソルバーをご自身のエクセルで活用できるようにしましょう!

 通常のエクセル画面では、ソルバーは使用できるようになっていませんので設定が必要になります

 ソルバーの設定は、次のショートカットキーを押すところから開始になります!

  “Altキー+TI”

このショートカットキーを押せば次の画面が出てきます(ちなみにIはアルファベットのIです)

*他にはファイルタブからオプションを選択してから設定する方法もあります)

ソルバー設定

ソルバーアドインにチェックを入れてOKボタンを押しましょう

そうすれば、データタブの下から”ソルバー”が選べるようになっています

では、次回はソルバーを使って簡単なシミュレーションを行ってみましょう

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