タグ別アーカイブ: エクセル分析

エクセルで弾丸チャートを作成しよう 6回目

前回では弾丸チャートの前期実績のグラフを誤差範囲を使用して作成しました

今回は、予算を以下の画像の横棒の形にしてグラフ自体を完成させます!

キャプチャ29

なぜ、こんな横棒の形になるのか?

答えを最初に言うと、折れ線グラフの棒の形のマーカーの種類と大きさを変えることでこんな形になります!

キャプチャ30

加えて解説を加えると、折れ線グラフの折れ線を見えなくするのです!

<今回行うこと>

1.予算を折れ線グラフに変える

2.折れ線グラフのマーカー種類、大きさを変える

3.凡例を修正する

では、早速1と2、そして3と順に行いましょう!

1.予算を折れ線グラフに変える

グラフを右クリックして”グラフの変更”画面を呼び出してください

キャプチャ31

予算を折れ線グラフに変えましょう!

2.折れ線グラフのマーカー種類、大きさを変える

折れ線グラフを右クリックして、マーカーの変更が面を呼び出してください(書式設定を指定)

キャプチャ32

種類を横棒にして、サイズを大きくすれば、上の画像の左側のグラフの形になります

キャプチャ33

次に折れ線グラフの線を”線なし”に指定しましょう

線が消えると一見グラフ自体は完成に見えますが、凡例が正しく表示されていません

キャプチャ33

キャプチャ34

これは、前年がグラフを消しており、予算は棒グラフにしてあるので、マーカーの形を示しているのです

3.凡例を修正する

実は3回目で、作成した棒グラフをコピーしておいてください

とお願いしました

キャプチャ36

これは、凡例だけ切り取って、今回作成したグラフの凡例として貼り付けたいからです

Snipping toolなどで切り取って、貼り付けましょう!

キャプチャ35

これで終了です

<まとめ>

今回、予算のグラフの形を変えたので、グラフ自体は完成です。次回はこれまでのおさらいをしましょう!

ではまた次回
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VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#4-1

【問題】

昨日の続きです。IF関数とIFERROR関数を組み合わせて次の条件で注文を3つに分類してください

1.会員住所=東京 且つ 注文商品=日本酒

2.会員住所=神奈川 且つ 注文商品=ウィスキー

3.その他、上記以外

キャプチャ#4_3

【回答】

複合キーを作るところまでは前回と一緒です

キャプチャ#4_1

そこからVLOOKUP関数の参照用に複合キーを検索値とした番号(1,2)の対応表を作成します

キャプチャ#4_2

既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、表にない複合キーの時にはエラーになってしまいます。

そこで”エラー”が出る点をうまく利用します

IFERROR関数ならば=IFERROR(関数、左記関数がエラーの場合の値)と指定できるので、エラーの場合は”3”と出力するようにします

IFERROR関数はとても便利なので有効活用しましょう!

 

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#4

【問題】

分類の問題です。IF関数のみで以下の条件で注文を3つに分類してください

1.会員住所=東京 且つ 注文商品=日本酒

2.会員住所=神奈川 且つ 注文商品=ウィスキー

3.その他、上記以外

*但し、IF関数の中に組み入れる(ネストする)IF関数は1つまでとします

【回答】

複雑そうな問題に見えますが、いきなり解決しようとせず、新たに列を挿入してそこに何を入れるかを考えましょう

答えは”&”を活用して住所と注文商品を組み合わせた複合キーを作成するのです

そして、複合キーをIF関数で分類していくのです

(複合キー)

キャプチャ#4_1

(IF関数による分類)

キャプチャ#4_2

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#3

【問題】

OR条件による抽出の問題です。”IF関数のみを使用し”、会員の住所が”東京”か(OR)、注文商品が”日本酒”か?いずれかの条件に当てはまる”注文番号”の個数をカウント、及び、抽出してください*最後はテーブル機能を活用してください

キャプチャ#3_1

【回答】

IF関数による0か1の判定及び小計列を有効活用します

1.IF関数で東京、もしくは日本酒の場合は1を出力するようにする

2.1で出力する価を小計する列を作成する

3.2で小計した値を1以上か?、もしくはそうでないか?を判定する

加えてテーブル機能により、列の集計を行います。

以下、詳細を解説します

・1について

キャプチャ#3_2

住所(C列)、注文商品(D列)の横に列を挿入し、IF関数で条件に該当するならば、”1”をそうでなければ”0”を出力するようにする

・2について

キャプチャ#3_3

1で出力する価をG列で小計しておく

・3について

キャプチャ#3_4

G列で小計した値が1以上であれば、”1”を、そうでなければ”0”を出力するようにします。この出力された1を集計(1を合計)、もしくは1の注文番号をフィルターで抽出すればそのまま”回答”になります

ここからはテーブル機能について説明します

テーブル機能はエクセルでデータを管理するのに、”痒いところ”に手を届くほどまで”データを扱いやすく”してくれる機能です

まず、管理したいデータのどこかのセルにカーソルを置き、Ctrl + Tを押します

#1GIF_2

次に、

デザインタブで、集計行にチェックを入れてください

キャプチャ#3_5

すると列の下に▼マークのボタンが出てくるので”合計”を選択します

#1GIF_3

ここではテーブル機能を紹介しきれませんが、とにかく便利な機能なので皆さん研究してみてください

サンプルで確認したい方は以下↓からダウンロードできます

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#2

 

【問題】

IF関数を使用して、重複している会員NOからユニーク(重複していない)な会員番号の個数と会員番号を抽出する

*会員番号の個数はステータスバー(エクセル画面の下)で確認するものとする

キャプチャ#2_4

キャプチャ#2_5

 

【回答】

”値が重複している”、ということは値を昇順、もしくは降順で並べ替えると重複している価は”塊”で現れます。この性質を活かして3つのステップで重複しない値を”カウント”、”抽出”します

1.会員NOを並べ替え

2.IF関数を使用し、1行上と”一致していない”場合は1を出力する(逆に1値している場合は0を出力する)

3.IF関数を入力した列にカーソルを置く(ステータスバーでカウント)、フィルターで1のみを抽出(抽出)

*1の合計は自働的に該当する値の個数になります

キャプチャ#2_1

ちなみに下の画像のように合計がエクセル画面下に表示されない時には右クリックして合計にチェックを入れましょう

キャプチャ#2_2

キャプチャ#2_3

サンプルファイルで実際に確認したい人は以下↓をダウンロードしてください

 

VLOOKUP関数とIF関数だけを使い倒す#1

【問題】

使用金額に応じて注文のランク付けをしたいが、VLOOKUP関数だけを使用し、ランク表に応じて自由自在に可変できるようにしておきたい
#1GIF
【正解】

ランクの列にVLOOKUP関数を参照方法を1にして入力しておく

VLOOKUP関数の参照方法には実は2つあります

キャプチャ#1_1

上記のようにエクセルのヘルプにも記述されています

参照方法を0でなく1にした場合には、検索値が一致するものでなく、検索値に一致するか、一致しないもので、検索値より小さく、且つ、用意された設定値の中で最大なものを検索してくれます

キャプチャ#1_2

例えば上記の表において5,000の場合はどうなるかというと、一致するものはありません。ですから、5,000より小さい値、0のランクDが該当します

この”1”を使う時のコツ、注意点をそれぞれ説明します

VLOOKUP関数の参照範囲はK:Lなどのように行番号を入れないようにしましょう。そうすれば参照表の行数が増えても漏れなく対応できます

後、上記の表でいえば、金額の列は昇順にしておきましょう。そうでないと正確に検索してくれません

サンプルで確認したい人は以下↓をダウンロードして下さい

ではまた#2でお会いしましょう

 

ExcellentなDashboard作成演習#1 ~スマホ編 3回目~

1回目の記事はこちらから

2回目の記事はこちらから

今回は表示行を変えていく仕組みを説明します

#1 3回目GIF1

事前に演習用ファイルとサンプルファイルをダウンロードしておいて下さい

こちらはINDEX関数(参照範囲から指定した位置の値を抽出する)とMATCH関数(参照範囲から指定した値の位置を抽出する)を組み合わせることで動きます

#1 3回目GIF2INDEX関数

#1 3回目GIF3MATCH関数

ポイントは大きくわけて2つあります

1つ目はNoを可変にしつつ、且つ、連続的に値を抽出する仕組みです

ブログ記事画像3

#1 3回目ずらし表示2

青、赤、緑。それぞれの範囲で同じ距離(順番)の数字を拾い出していけば自動的に連続的に値を抽出したことにます(距離を可変にすれば、同様に値も全体的に可変になる)

2つめはMATCH関数を使ってNoを位置情報に変換して値を抽出する仕組みです

ブログ記事画像2

上の図を実際の画面で置き換えると以下のようになります

111803左の表から同じNOに紐づく情報を取り出してきます

それでは、YOUTUBE動画を確認してください

以下、YOUTUBE動画の補足になります

動画の最後(INDEX関数とMAX関数を組み合わせる部分)で絶対固定($2つ)、行固定($1つ)の部分が分かりずらいと思いますので以下を参照して下さい

キャプチャやり直し

今回のINDEX関数の使い方は同じ列内(地域内、製品内など)のみですが、下記の画像のように列の範囲(売上か利益か)も指定して使うことができます(画像の”L7″)の部分)

キャプチャ3

動画の中でINDEX関数の中にMATCH関数を使用していますが、こういったケースでは”数式の中”に入れ込んだ関数が正しく機能しているかを確かめる為に”数式タブ”から”数式の検証”をクリックして検証しましょう

画像9

検証ボタンをおしていくと関数の値を検証することができます

ブログ記事画像10

詳細はここをクリック

最後に、演習用のファイルについて説明します

演習用のファイルはリストが組み込まれているので、値を選択することで関数が正しく入力されているか確かめることができます(注意:STEP2以降のみ有効)

画像7

画像8

それでは次回から本格的な制作に入っていきます!

 

スマホのように魅せるエクセルダッシュボード

数字を見るのは苦痛です・・・

という方は多いと思います。

ましてや会議で虫メガネを使わないと読めないような小さい文字が詰まった資料を見せられるのはとにかく苦痛です

その点、このダッシュボードはスクロールバーで表示内容を表示のボリュームを一定に保ったまま、変えていていけるので便利です!

動画を見て頂くと分かると思いますが、スクロールさせるだけでなく表示内容(販売月)も変えていけます。

全く同じ通りにダッシュボードを作成して仕事で使用したら上司に怒られそうですが、大事なのは”直感的に数字を分かり易く示す”ということです

例えば、右上は表示されていないものも含め、最終的に表示されるのは何行あり、今現在表示されているのはどの辺なのかを”一目”で分かるようになっています

電話でも”用件は3つ”です、と最初に言われると時間を調整しながら会話をしやすくできます

後、重要なのはこれらが全てエクセルの基礎的な技術で完成できることです

たかがエクセル、されどエクセル、エクセルだけでも様々な工夫ができます

そんな工夫が詰まった”エクセルダッシュボード術”を今後も紹介、解説していきます