タグ別アーカイブ: エクセル

ピボットテーブル裏技

ピボットテーブルは数字の集計には欠かせない存在です

簡単な操作で、様々な切り口で数字を集計できます

でも、ピボットテーブルをそのまま資料にはできないと思っている方も多くいらっしゃると思います

なぜなら、以下の画像のように不要な表示がついてしまい、しかも表示を自由に変更できないからです

特に、合計・・・ってつくのが見栄えが悪いので、ピボットテーブルでせっかく作った表を手動で移し替えたりしたりしていると思います

ところが、ピボットテーブルの機能を使いこなせばここまで体裁が変わります

今回は、一つだけ、ピボットテーブルをそのまま資料として活用するための裏技を紹介します

例えば、上の事例で言えば、”合計/売上金額”という文字の”合計”部分を変えようとすると、こんなメッセージが出てエラーになってしまいます

こんな時は、”空白”を売上金額の文字の後に入れましょう!

実はそれだけで、自由自在にピボットテーブルの表示を変えれるんです

<まとめ>

いかがでしたか?ピボットテーブルはきちんと使い方を知っていれば、そのまま体裁のよい表になるんです

ピボットテーブルを集計するだけでなく、そのまま資料として使えればとても合理的ですよね!!

もっと、裏技の詳細を知りたい方はこちらから参照できます

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フォルダから複数ファイルデータを一括取得~初級講座4回目

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回はエクセルファイルからデータを取得しました

今回はフォルダにある複数ファイルから一括でデータを取得します。

フォルダ内データ一括取得

この機能はPower Queryの機能の中でも一押しの機能のひとつです

何故なら、複数ファイルに分散しているデータを一括で処理しようとしたら、通常はガッツのある人の手が必要となるからです。

その一括処理の内容はとても面倒くさく、ミスも起こり易いです

ところが、今回紹介するPower Queryのある機能を使うと、フォルダにファイルを入れておきさえすれば、全て一括で取得してくれるのです!

記事を最後まで読む時間が無い、という方はぜひこちら↓の動画をご覧ください

ちなみに、動画内で使用しているサンプルファイルは下からダウンロードできます

本題に入る前に、今回の解説に使用するデータを紹介します

今回の解説に使用するフォルダ(Data)の中には、3つファイルが入っています

営業の部署 にて、営業担当者毎に販売内容をフォルダ内に入れていく想定です

ファイルに書き込まれている内容(シート:Data)は次のような項目です

ちなみにDataシート以外にもメモというシートがあります

では、本格的な内容の解説に入りたいと思います

解説は 「1.取得元のフォルダを指定する」と「2.ファイルの中で取得するシートを指定する」の2つに分けて行います

1.取得元のフォルダを指定する

今回もデータタブの操作から処理を開始します

➀フォルダから取得を指定します(下の図参照)

➁実際に使用するフォルダを指定します

今回の解説で使用するのは「Data」フォルダーです

③指定するフォルダ名を確認 ⇒「OK」を押すとフォルダの指定は終了です

フォルダの指定が終了した後は、1~3回目の解説では出てこなかった画面が登場します

2.ファイルの中で取得するシートを指定する

➀フォルダに入っているファイル名が表示されます

下の図の中に「結合」のボタンが見えますでしょうか?

一番下に4つのボタンが見えますが、一番左のボタンです

このボタンについては次の➁の解説で操作します

➁ボタン右横の▼マークを押し、「データの結合と変換」を押します

この時、フォルダ内のファイルが1つでも開いていると、データの結合と変換がうまくいかないので注意が必要です

「データの結合と変換」をクリックした後は、また更に新たな画面が開きます

③取得するシートを指定します

新たに開いた画面(下の図参照)の左側に、ファイルに含まれるシート名(Data、メモ)が表示されるので、Dataシートを選択します

Dataシートを選択したら、OKボタンを押します

そうすると、Power Queryエディターが開きます

④Power Queryエディター画面で読込処理を行う

Power Queryエディター画面には複数ファイルの情報が一括表示されます

まず、設定されるクエリの名前を「一括データ」に変更しましょう!

次にPower Queryエディター画面左上で「閉じて読み込む」ボタンをクリックします

これでフォルダ内のデータが一括で読み込まれます

ファイル別に分かれていた注文NOも1~6まで一括で表示されています

さて、ここからがこのフォルダ一括読込機能の最大の醍醐味です

フォルダ内にもう一つ、ファイルを追加します

通常は、これまで行ってきた1、2の作業を行う必要がありそうですよね

ところが、ワンクリックで追加ファイルを一括で読み込むことができます

エクセルシートの右に”一括処理”という前回作成したクエリがあります

こちらのクエリの上にカーソルを置き、右クリックします

そうすると最新の情報に更新できるようになります

更新処理を行うと、フォルダ内に新規追加したファイル内の注文NO:78が下の図のようにシート上に反映されています

<まとめ>

この機能はこれまでのエクセル処理の常識を覆す内容です

今までは私もそうでしたが、フォルダ内にある複数ファイルのデータを一括で取得しようとしたらVBAのコードを書いていました

しかも、そのVBAコードはVBA初心者が書ける内容ではないです

2-②「データの結合と変換のクリック時」でも説明しましたが、フォルダ内のファイルが一つでも開いているとうまく行かない点だけは注意が必要です

後はPower Queryの画面操作に慣れてくれば、とても簡単な処理だと思います

ぜひ、職場で有効活用してみてください!

次回は読込先の変更について解説します!

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読込先の変更~初級講座5回目~

こんにちは、Excellent仕事術ガッツ鶴岡です

前回はフォルダ内にある複数ファイルのデータを一括で取得してシートに読込ました

ところで、このデータを読み込む作業をする時に、読込場所を自由に指定できたらどうでしょう?

とても便利ですよね

エクセル作業をする上で、大量のデータをミスなく移動させるのはガッツが必要です

元々、エクセルは表計算ソフトです

大量のデータを扱うのには、本来は不向きなのです

ところが、Power Queryの登場により大量のデータも無理なく扱えるようになりました

今回はPower Queryの機能を使用してデータの読み込み先を、自由自在に変更する方法を紹介します。

加えて、Power Query独自の読込手法も紹介します

ところで、

エクセルのセルの中には何が入っているでしょうか?

エクセルのセルに値が入っていると、セルの中にデータが蓄積されていると思いがちです

実はセルに表示されている値は、他の場所に蓄積されているデータが表示されているだけです

しかも、表示するのはとてもPCに負担をかけるので、エクセルの行が増えると、ファイルが重くなります

今回、紹介する読込先の変更手法では、このファイルが重くなる問題を回避する方法も、あわせて紹介しちゃいます

<今回のポイント>

!クエリの操作

今回の読込先の変更は、クエリ上から右クリックするところから行います

右クリックを実行すると、次の画像の「読み込み先…」から読込先の変更が行えます

もし、このクエリが画面上に見えていない場合には、画面の上のデータタブから 「クエリと接続」をクリックしてください

クエリと接続

今回解説に使用するデータ

今回、解説に使用するデータは、下の画像のように”12行”を別ファイルから読みこんであるデータです

解説に使用するデータを確認したところで、早速、解説を始めましょう!

既に表示してあるデータを非表示にする ⇒ 接続の作成のみ

➀クエリ上で読み込み先を選択

前述のように、クエリ上で右クリックをすると、”読み込み先”を選択できます

右クリック後の画面

➁「接続の作成のみ」の選択

①の読込先選択を行うと「データのインポート」という画面が開きます

データのインポート画面(下の図参照)にて「接続の作成のみ」を選択してOKを押します

データのインポート画面

次に、下の図のようにメッセージボックスが開きますので、OKを押して処理を進めてください

するとシート上からデータの表示が消えます

クエリの表示も下記の画像のように、接続専用と表示されます

接続専用クエリー

非表示になったデータの読込先の指定

➀クエリ上で”読み込み先”をクリック

再び、データのインポート画面を立ち上げます

データのインポート画面

➁テーブルの選択

①で開いたデータのインポート画面上でテーブルを選択します

すると、データの読込先を「既存のシート」上か「新規ワークシート上」かを選択できるようになります

③既存のワークシートを選択

「既存のワークシート」を選択した場合は、データを読み込むセル位置を指定できます

既存のワークシート選択・セル位置指定

セル位置を指定してOKボタンを押すと、データのインポート画面で指定したセル位置にデータが再び表示されます

④新規のワークシートを選択

では、新規のワークシートを選択するとどうなるでしょうか?

新規ワークシート選択

新規のワークシートが作成され、新規のワークシート上にデータが読みこまれます

ピボットテーブルへの変更

読込先の変更により、「ピボットテーブル」への変更も行えます

前述の「データのインポート」画面でピボットテーブルへの変更を行いますが、「ピボットテーブル レポート」という名称になっています

<まとめ>

 今回は、クエリの「接続の作成のみ」を通じて、データの読込先の変更を行いました

 このエクセルシート上に「データを表示しない」選択が行える点は、Power Queryの特徴の一つと言って過言でないでしょう!

 データのシート移動についても、ⅰ)読込先を「接続の作成のみ」へ変更、ⅱ)移動先のシートを指定、の2つの処理を通じて行うことができます!

エクセルはデータが増えるとファイルが重くなりがちです

 エクセルで大量なデータを使用する上で、この「接続の作成のみ」を選択できるのは、Power Queryを使用する大きなメリットです

 次回から中級編を始めますが、この「接続の作成のみ」は中級編ではどんどん活用していきます

 中級編では、作成したクエリーを複数組合わせて、有効活用する方法も紹介します

 この複数のクエリー複数組合わせた時に「接続の作成のみ」が威力を発揮します

ぜひ、今回の内容は復習しておきましょう!

また、

中級編では「グループ化による集計」についても解説をしていますので、こちらもぜひチャレンジしてみてください!

記事を最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました!

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エクセル上の配色について

先日、仕事の関係で塗り絵のようなエクセルシートを見る機会がありました

確かに、エクセルのシートは行と列の位置で表現されています.そこに色を加えることによって、データの表現方法を加えることができる点は素晴らしいと思う

但し、人によっては情報が多すぎて混乱する場合もあるだろうし、色の統一ルールなど、メンテナンスも大変だと思います

うまく使用しないと業務に混乱を招きかねないです

色使いの是非は別として、混乱を招かない為の便利機能を2点、今回は紹介したいと思います

1.配色(ページレイアウト)

この機能を使うにあたっての基本的な考え方は、色種類をシンプルに使いましょうということです

ちなみに、ここでいう色種類とは

 ①赤系統と黒系統⇒これは別種類

 ②濃い赤、薄い赤⇒これは同種類

ということです

色の種類をたくさん使うと、情報が多すぎてみた人は混乱しやすくなります。

この配色機能では、色種類をシンプルに組み合わせた、色種類パターンが複数、事前に登録されています

配色機能の中では、下の画像のように様々な色種類パターンを選べます

興味のある方は様々なパターンを選んでみて、実際に各セルでどんな色が選べるようになっているか、試してみましょう

ちなみに、オレンジという敗色を選ぶとこんな感じです

2.カラーモデル

色って3要素から出来きているのをご存知ですか?

興味のある方は適当なセルで以下をクリックしてみてください

その後、出てくる画面でユーザー設定をクリックしましょう

この画面で分かることは、色には赤、緑、青,3要素の組み合わせから構成されるカラーモデルがあり、それぞれの要素は定量化できるということです

この定量化する仕組みを使えば、色のメンテナンスが人によって違うということはなくなります

例えば、条件付き書式設定でもこの3要素のカラーモデルは活用できます

この3要素を明確に定量化して定義しておけば、複数人で色をメンテナンスする時にも、人によっては濃い赤、薄い赤などの色表現の違いが起こらなくなります

<まとめ>

先日、Power Pointの使いかたについて講義を受ける機会がありましたが、1の配色機能、並びに同機能の考え方は紹介されていました。このブログでも同機能については別記事で詳しく紹介しているので、興味のある方は覗いてみてください

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Power Queryって何??パワークエリの使用メリット

今回は今までと違う側面からPower Queryを使用するメリットを解説していきたいと思っています

言うまでもなくエクセルは便利なツールです

但し、問題点が一つあります

”他人の作成したエクセルファイルはとても分かりにくいのです”

コメントが無い記録マクロ・・・ネストの中にネストを繰り返したIF関数・・・

などなど例を上げたらきりがありません

一方、Power Queryでは、Power Queryエディターを開けると、作成されたクエリ(出力内容)の中味と、出力されるまでの履歴が、とても簡単に分かるようになっています

今回は以下のテーマを題材にしてPower Queryのクエリの中味と履歴を把握する方法を解説していきます

<今回のテーマ>

・元データ:2016年と2017年の自動車販売データ(テーブル名:販売データ)

・元データをPower Queryにて年度別に合計金額を出します

・Power Queryの出力データ:年度別・合計金額

1.適用したステップの確認

テーマで紹介した販売データから年度別の販売金額を出力するまでの履歴をPower Queryエディターの右側、<適用したステップの確認>で確認することができます

2.ステップの中味の確認

各ステップ毎の詳細な中身は2つの方で確認できます

➀数式バーを確認する

今回の例で言えばソースをクリックすると、ソース元のテーブルが何かを確認することができます

②ステップ自体の中味の確認

各ステップの中味を確認するには下の画像の黄色の部分をクリックします

すると上の画像の例で言えば、グループ化した時の画面が出てきます

<まとめ>

Power Queryを使ったことの無い人には少し分かりにくい内容だとは思いますが、通常のエクセルの機能とは違い、中身と履歴が簡単に分かるというのは理解して頂けたのではないかと思います。更に分かり易くする為には各ステップの名前(通常は自働設定される)を分かり易く変更したりする方法も可能ですので、ぜひトライしてみてください

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Power Queryって何???連番作成

前回、Power Queryとは
”本来、表計算ソフトであるエクセルにAccessのデータベース管理機能を加えたもの”
という説明をしました

今回は、Power Queryの数ある機能の中で、Accessと同じように使える機能を一つだけ紹介します

Accessで使える機能の一つがテーブル作成で使用するオートナンバー機能です

この機能に代わる機能がPower Queryにもあります

Power Queryエディターを起動したら、列の追加タブをクリックしてください

するとインデックスというリボンが見えるはずです

0からでも1からでもいいので、どれかをクリックしてみてください

するとインデックスという列が出来ています

これがAccessのオートナンバーの替わりに活用できます

最後に

短い内容でしたが、いかがでしたでしょうか?

個人的にはエクセルでここまでできるようになったことに感慨深いです

ちなみにインデックス列は最終列に追加されるので、最初に持ってくるようにしましょう!(列名を変えるのを忘れずに!)

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Power Queryって???合計を計算する

前回はPower Queryを使って区切り文字によりデータを分割する方法を紹介しました。今回はPower Query上で合計などを計算する方法を紹介します

<使用するデータ>

・年度別売上データ

<前提操作>

➀データタブから”テーブルまたは範囲から”クエリを作成するを選択します

②”テーブルの先頭行を見出しにする”にチェックを入れたままOKを押す

③Power Queryを立ち上げおく

1.合計値をグループ別(年度別)に算出する

➀売上金額の列にカーソルを置いたままグループ化をクリックする

②以下の画面のように各項目を設定する

③年度別に合計金額が算出されているのを確認する

④エクセルシートにクエリを読み込む

2.四則演算をする

➀カスタム列を追加する

売上金額の列にカーソルを置いたまま列の追加タブから”カスタム列”をクリックする

②計算したい列を追加する

事前に列名を”千円単位”に変えておく

③割り算(/1000)をする

④正しく値が算出されていることを確認する

<まとめ>

1.2.の事例ともに直感的に操作できている印象を持たれたのでしょうか?特に1についてはピボットテーブルの内容をより簡単に使えている印象です。エクセルが苦手な方でも抵抗なく活用できるのでないでしょうか?ぜひ有効活用してみてください

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ダッシュボードコンセプト~デザインルール~

数字こそ見た目です!

人間は元来、数字が苦手です

ですので、最初の見た目が読み手に大きな影響を与えます

今回は、見た目を上げるための4つのルールを解説します

この4つのルールを意識して、「見た目のいい」ダッシュボードを作成していきましょう!

MVCモデル

 MVCモデル(コントローラー、モデル、ビュー)とは、シンプルに解説すると、

ダッシュボート用のシートは①生データ、及び生データの②作業シート、③ダッシュボード、という風に、目的別に分けて作成しましょう

という事になります

 ダッシュボードには、計算内容や不要なデータなどが標示されないように、シートは分けて管理しましょう!

コントラスト

ダッシュボードを構成する主な要素は色/Color、線/Border、図/Shape、この3つになります

この3つの要素をうまく活用してメリハリの効いたダッシュボードを作成しましょう

キャプチャ

例えば、上の画像の一番左の画像では、全く異なる3色を使ってメリハリを付けています

 一番右の画像は、弾丸チャートというグラフなのですが、グラフの形を3つに変えることで「実績、前年実績、予算」という違う性質の値を明確に区分して表示しています

繰返し

同じフォーマットを繰り返すと、ダッシュボードを見る人が一目で”内容”を理解し易くなります

下はワッフルチャートですが、4つワッフルチャートを組み合わせて構成しています

1つ目のワッフルチャートの見方を理解しさえすれば、後の3つはすぐに頭に入ります

GIF1

近接&整列

同じ意味合いを持つものは近くに位置して、意味合いを明確に区別しましょう

3

そして、規則性を持って並べることで全体の構造が一目で分かるようにしましょう

4

では以上、4つのルールを意識してダッシュボードのデザインを楽しんでいきましょう!

ではまた次回

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ダッシュボードコンセプト2回目~作成STEP~

今回はスマホのようなダッシュボードの作成事例を基にして、ダッシュボード作成の5STEPについて紹介します

スマホ.gif

構想

ダッシュボードを作成する時には、まずは「ダッシュボードの利用者像」を思い浮かべましょう!

 冒頭のスマホのようなダッシュボードの場合は、現場の販売担当者から経営者まで含めて、色々な人が色々な角度から見ることを想定しました

商品データを個別に見たい人・・・、月別の販売概要だけ抑えたい人・・・様々なニーズに合わせる為に、スライサーやスクロールバーを作成しました

次に、「ダッシュボード内で表現する指標」と「データの入手元」を構想しましょう

このスマホのようなダッシュボードでは、ダッシュボードの上に分数の形で

<標示されている商品の位置>/<全体の表示対象数>

を示して全体の位置感を出せるようにしました

データ

 ①どのようなデータをどこから取得するのか、そして②どのようにデータ更新を行うかについては毎月、もしくは毎週の更新を意識して設定しましょう

 ダッシュボードを作成する為に、データの取得や更新に過度に時間を使ってしまうとあまり意味のないものになってしまいますので、データ取得、更新については慎重な設定が必要です

下書き

ダッシュボードを作成する前に、下書きを作成してみましょう

シンプルで、意味合いがあり、美しくする為には、必要なパーツと配置の構成案が必須です

ざっくりと、グラフや表などのコンテンツ案と配置案を下書きしてみましょう!

計算

 説明が後付けになりましたが、生データを収納するシートとデータをダッシュボードの表示にできるように計算を行うシートは、ダッシュボードとは分けて作成しておきましょう

下の図では左側は計算シート、右側はデータのシートとなっています

INDEX関数1

ダッシュボード

1から4を経てやっと最後にダッシュボードです

4で見せた”データ”と”計算”は下記のような形でダッシュボードになります

GIF2

計算シートで作成したパーツが、ダッシュボード内に配置されています

ダッシュボードの作成にあたっては上記の1から5まで、細かな作業が必要ですが、”神は細部に宿る”です

細部にこだわり、積み上げてこそいいものが出来ます!

ではまた次回よろしくお願いします

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Power Queryって???区切り文字による分割

前回

”本来は表計算ソフトであるエクセルにAccessのデータベース管理機能を加えたもの” として、代表的な機能を組み合わせて活用例(結合やピボット解除、マージ等)を紹介しました

今回はもう少し細かい特徴も紹介したいと思います

今回、紹介するPower Queryの特徴は関数を不要にする機能です

Power Queryはスマホのように直感的に操作できます。直感的に操作して関数を不要にする事例を1つ紹介します

<区切り文字でデータを分割する>

もし、次の様なデータを”-”で区切る場合には通常なら”区切り位置”の機能を使うと思います

ところが、データを都度、追加していく場合には複数の処理が必要な”区切り位置”機能を使うのが面倒なので、関数を使うことになります

上の画像だと3つの種類の関数を使っています

とても、作成が面倒ですし、管理も大変です

ところが、Power Queryだと実に簡単に区切り処理ができます

下のGIFはPower Queryでの処理です

テーブル更新するだけで、区切りが行われています

実は事前にテーブルへ区切り処理を埋め込んであります

➀テーブル上にカーソルを置いてPower Qeryエディターを起動する

②Power Queryエディタ上で変換タブから”列の分割”を指定して読込処理を行う

実はこれだけです

とても直感的だと思います

<最後に>

今回は関数を置き換える例としては、特殊な事例だったと思います(FIND関数を知っている人もそもそも少ないと思います)

もっと標準的な機能としてはPower Queryエディタ上にこんな機能があります

指定した列を四則演算するものです

これを使えば関数を使用する必要性はあまりありません

ちなみに行の合計はテーブル自体で行うことが可能です(過去記事

ぜひ活用してみてください

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