タグ別アーカイブ: エクセル

フォームコントロール

エクセルダッシュボードの魅力の一つに、画面を固定したまま、表示内容を切り替えられる点が挙げられます

その表示内容を変える手法の一つが、今回紹介するフォームコントロールです

 例えば下のスマホのようなダッシュボードですが、スクロールバーを動かすと、表示する行が変動していきます

今回は、このフォームコントロールについて解説していきます!

ちなみに、今回はスクロールバーに絞っての解説です

スクロールバーを動かして、出力される値を変動させるところまでを行いましょう

1.準備

フォームコントロールを設定するには、実は準備が必要です

自身のエクセルに”開発タブ”はありますでしょうか?

もし、表示されていなければ以下の画面で追加をお願いします

以下の画面は、ファイルタブ ⇒ オプションで表示できます


2.スクロールバーをシート内にドラッグ

開発タブが設定されたら、”挿入”をクリックしましょう!


次に、表示されたボタンの中から、スクロールバーを選択し、シート内にドラッグしましょう!

スクロールバーの①向き、②大きさ、を意図した通りに設定するには、コツがあります

エクセルシート内で、意図した向き、大きさになるように、カーソルを動かしましょう!

そうすれば、うまく設定できます。

3.出力する値を設定する

今度は、設定したスクロールバーの上で右クリックします

すると、”コントロールの書式設定”が表示されます

コントロールの書式設定をクリックすると次のように表示されます

色々と項目が表示されましたが、一番重要なのは、下にある”リンクするセル”です

”リンクするセル”の右にある、↑をクリックしてください

すると、出力される値の位置を指定できるようになります

そして、スクロールバーを動かすと、セルE6に出力される値も変動します

<まとめ>

フォームコントロールを覚えると直感的な操作で、表示内容を変えられるようになります。

実際にフォームコントロールを使う場面では、出力される値と関数などを連動させて表示内容を変えていきます。

 後、フォームコントロールから出力される値の①範囲、②増分(棒の上、下を押した時の増加幅)の設定については、3のコントロール書式設定で詳細に設定できます

ご自身で、色々と設定値を変えてみて、動き方の違いを体感してみてください!

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ExcellentなDashboard作成演習#1 ~スマホ編 2回目~

前回の記事はこちらから

今回は全体構成について説明します

まずは概要を約50秒の動画でご確認ください

一番重要なのは、各シート共通のキーNOを基にして各データを紐づけることです。

それには、事前にピボットテーブルのシートにNOを振っておき、INDEX関数*1とMATCH関数*2を組み合わせてデータを拾い出す仕組みが必要です

INDEX関数1

具体的な解説は3回目で行います。

この回の残りでは、最低限必要な基本設定を行います

kaihatsutabu

まず、スクロールバーを挿入するのに必要な設定を行います

デフォルトではスクロールバーを挿入するのに必要な”開発タブ”は表示されていませんので以下の一連の動作を通じて設定します

”ファイルタブ”をクリックする⇒”オプション”をクリックします⇒”リボンのユーザー設定”をクリックします⇒画面右下にある”開発タブ”にチェックを入れる

開発タブ2

これでスクロールバーを設定する準備が出来ました

次に計算シートの内容をダッシュボードに映す為に”カメラ”の設定を行います

先ほどと同じようにファイルタブから”オプション”を押すと、”リボンのユーザー設定”の下に”クイックアクセスツールバー”が表示されいるのでそこをクリックします

クイックアクセスツールバー

すると、クイックアクセスツールバーをカスタマイズする画面が出てくるので”リボンにないコマンド”を選択します

ribonninaikomando

そして、下にスクロールすると”カメラ”のマークがあるので、追加を押すとカメラがクイックアクセスツールバーに表示されるようになります

kameranotsuika

最後にカメラ設定を一連の動きでみましょう

カメラ2

 

こんな感じです

クイックアクセスツールバーカメラ 

ではまた次回!

 

 

エクセルダッシュボード作成演習 ~#1_スマホ編 1回目~

今回から6回に分けてスマホのようなダッシュボードを作成していきます。今回が1回目になります

1回目はどんなダッシュボードを作成するかについて解説します

皆さん、細かい数字が上から下まで詰め込まれた資料を見て”見る気が失せた”経験はないですか?

多い画像

誰でも、いきなり大きい情報は頭に入らないものなのです

数字は見た目が重要です

少しデータが大きいかな?と感じたら、データを区切って見た目を変える工夫をしていきましょう!

このダッシュボードでは大小2つの切り口でデータを見やすい単位に区切って魅せます!

まずは大きい切り口から、説明します

演習に使う商品の販売データは全部で297行あります。これを販売月でフィルタリングして表示できるようにします

GIF1

上のGIFでは単月で選択していますが、複数月を組み合わせることもできます。

必要な技術としては高度な技術は必要なく、ピボットテーブルでスライサーを作成するだけです

GIF4

次に小さい切り口です

常に表示行を10行以内にします。尚且つ、スクロールバーを使用して表示行を変化させていきます

GIF2

この仕組みも作成するのに高度な技術は必要ありません。

INDEX関数(選択範囲から指定した位置の値を抽出する)とMATCH関数(選択範囲から該当する値の位置を抽出する)を組み合わせるだけです

ブログ記事画像3

尚且つ、上記に加えて表示すべき行数が”どの位”あり、今、”どの辺”を示しているかを瞬時に分かるようにします

GIF3

これも基礎的な演算式と条件付き書式の機能を使用するだけです

GIF4

演習を進めやすいように下記のような作成用のデータやサンプルもダウンロードできるように用意してあります

 

尚、ダッシュボードの全体的な動きを見たい方は下記の動画をご確認ください

では、またお会いしましょう!

 

Excellentな仕事術 ~目標達成シート~

とにかく数値こそ見た目です。

何故そう思うかというと、人間は元々は数字に対して苦手意識があります

資料を眺めているようで実は頭に入っていない、そんなケースも多いのかと思います

このダッシュボードでは、ゾーンを5つに分けた上で数値の意味合いを見えるかできるように工夫しています
https://youtu.be/JQD00-HgOtI
一見、グラフ上の矢印はエクセルでは実現できなさそうに思えますが実は簡単にできます

手順は散布図を追加
データ追加
→ 軸を第二軸に変える(積み上げグラフと重ならないようにする)* → そしてマーカーに事前に用意したオブジェクトをショートカットキーを使ってコピーするだけです

*/軸をそのままにしておくと表示は10%としたいのに100%の上に積み上げられたりします

実はグラフの形は思うように変えられるのです(以下のような方法もあります)
キャプチャ

動画の中でVLOOKUP関数を曖昧検索させる方法が出てきますが、これはVLOOKUP関数の4つの引数の最後(検索方法)を完全一致の”0”でなく”1”に指定することで実現できます(https://youtu.be/j1hm6V9y0eA)

このVLOOKUP関数の使い方を覚えておくと、ランク付け(50~75まではBランクにするなど)などが一瞬で出来るのでとても便利です

ExcellentなDashboard仕事術 ~オプションボタン~

資料を見ていて、最終行が現れるのはいつなんだろう???

と思うときってありませんか?

オプションボタンやスクロールバーを使えば、シンプルに資料がまとまります

作成するのに特別な技術は必要ありません

画像1

3つのオプションボタンを開発タブから挿入すると、どのオプションボタンが押されたかにより、1~3までの値を出力できるようになります

画像2

そして1~3の値に対応して表示する値を変化するように関数をセットするのです

こんな具合です

画像4

上記の画像で”カカクコム”と入力されているセルは以下のINDEX関数を通じ、データが3つ打ち込んであるシートから1~3の順番に応じてデータを抽出するのです(B2セルには1~3の値が入ります)

=INDEX(DATA!B2:B4,計算シート$B$2)

画像5

以上が簡単な仕組みの概要ですが、詳細を知りたい方の為に後日、講座もUPする予定です

 

魅せるエクセルグラフ ~文字グラフ~

資料を作る時に、グラフを配置する場所がなくてこまった・・・ということはありませんか?

また資料を白黒で印刷するので、どの色のグラフが”どれ”を表すのか分かりにくくて困ったことはありませんか?

そんな時にこのグラフがとても有効です

仕組みは単純です

REPT関数を使って指定した文字を繰り返し標示するだけです

文字グラフ2

但し、一定数を超えるとエラーが出るので、表示する回数は割り算で調整しましょう

使用する文字は”分かり易い”文字をせっかくなので選びましょう!

画像の例では”男女”でグラフ化する文字を分けています

文字化グラフ3

”ここでは”Webdingns”をフォントして使っていますが、”Wingdings”などもなかなか面白い文字がそろっていますのでぜひ覗いてみてください

*注意/Webdingsフォントを適用する範囲は文字を選ぶ時にだけでなく、文字を挿入する範囲にも適用しなくてはなりません。後、Webdingsフォントを適用した範囲で数式を直接打ち込む際には、セルではなく”数式バー”で入力してください(セルのなかだと、全て記号などに置き換わっていてわけがわからなくなります)

 

 

魅せるエクセルグラフ ~ワッフルチャート~

今回はちょっと、グラフ機能を使わない”ワッフルチャート”を紹介します

利益率など”割合い”を単純に比較する場合は円グラフよりも分かり易いです

そして、何よりインパクトがあります

仕組みは至ってシンプルです。

条件付き書式機能で、”ある値”以上のセルの色を変えるように設定します

条件付き書式1

ただそれだけなのですが、事前にワッフルの中(セル範囲)を1~100%の範囲の数値を均等に埋めておくのが”コツ”です

ちなみに、罫線の引き方にアクセントをつけると立体的に見えてきます!ワッフルチャート2

上と左は”薄く”、下と右は”濃く”しておくのです。それだけの工夫で全体の雰囲気が随分変わります

興味がある方はテンプレートがダウンロード出来るので、実際に操作をしてみてください!

 

 

スマホのように魅せるエクセルダッシュボード

数字を見るのは苦痛です・・・

という方は多いと思います。

ましてや会議で虫メガネを使わないと読めないような小さい文字が詰まった資料を見せられるのはとにかく苦痛です

その点、このダッシュボードはスクロールバーで表示内容を表示のボリュームを一定に保ったまま、変えていていけるので便利です!

動画を見て頂くと分かると思いますが、スクロールさせるだけでなく表示内容(販売月)も変えていけます。

全く同じ通りにダッシュボードを作成して仕事で使用したら上司に怒られそうですが、大事なのは”直感的に数字を分かり易く示す”ということです

例えば、右上は表示されていないものも含め、最終的に表示されるのは何行あり、今現在表示されているのはどの辺なのかを”一目”で分かるようになっています

電話でも”用件は3つ”です、と最初に言われると時間を調整しながら会話をしやすくできます

後、重要なのはこれらが全てエクセルの基礎的な技術で完成できることです

たかがエクセル、されどエクセル、エクセルだけでも様々な工夫ができます

そんな工夫が詰まった”エクセルダッシュボード術”を今後も紹介、解説していきます

 

 

 

 

 

白黒の印刷資料で魅せるグラフを作るには?第一回_1/2

会議に備えて、カラフルなグラフを入れた資料を作成したのに、いざ、会議で配られた資料は白黒だった・・・なんて経験はありませんか?fe9d93c78fb3d404f2b248b6bece81f5_s

手間暇かけて色を5色使い分けても白黒で印刷をされてしまうと、データの違いが分からなくなったりします

元々、グラフを白黒で印刷する時にはちょっとした工夫が必要なのです

今回を含め、2回に分けて白黒の印刷でも”違い”を示せるグラフ術を解説していきます

まず最初に色の使い方について解説します

グラフ白黒1

上の例だと、白黒だと商品毎の違いが示せなくなってしまいます

こんな時にはグラフのどこかをクリックした後にエクセル画面上の”デザイン”、”色の変更”を選びましょう!

色の偏向

色の変更の中から”モノクロ”というは配色を選ぶことができます

モノクロ画像

すると色の違いによらず、色の濃淡の違いでデータの違いを示すことができるように自動的に配色がされています

グラフ2

グラフ1つ1つをクリックしながら、色を変更するよりとても効率的です

ぜひ、活用してみてください!