タグ別アーカイブ: エクセル

関数をマスターする11~エクセル数式検証・機能

エクセルダッシュボードでは関数の中に関数を組み込む(ネスト)機会がとても多くなります

つまり、関数の結果を直接的には検証できないことになります

下の画像のようにINDEX関数の中にMATCH関数を使用しているケースなどは典型です

こんな時に”東京”という出力結果が想定した結果でなかった場合には

INDEX関数が悪かったのか?

MATCH関数が悪かったのか?

が分かりません

そんな時に、MATCH関数を書き直すところから検証を行っていたら非効率です

キャプチャ2

そんな時には数式タブにある”数式の検証”機能を使いましょう

この機能では、段階的に数式の内容を表示してくれます

下の画像は検証画面を開いた状態です

ここから黄色の印をつけた「検証」を押してみます

すると、MATCH関数の中味の一部が表示されます

更に、「検証」を押してみます

今度は、完全にMATCH関数の中味が表示されます

そして、もう一度「検証」を押すと完全に数式の中味が表示されます

このように、数式の検証・機能を活用すると段階的に数式の内容を表示してくれるので、数式の検証が行いやすくなります

関数を組み合わせている場合などは、とても便利なのでぜひ活用してください

詳細は動画にて確認できます

次回は特殊フォントついて解説します

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イラストのようなフォントを使いこなす

今回は無味乾燥な表にメリハリとパンチを付け加える小技を解説します

下のGIF画像のGoodマークBadマーク、実はイラストでなくてフォント、つまり文字なんです

フォント

こちらは特殊なフォンをエクセルダッシュボードに組み込んでいるのですが、これは下の画像の表から抽出する仕組みになっています

キャプチャ1

数式バーにDDと入っていて、おや?と思われる方もいらっしゃると思いますが

これWingdingsっていう、れっきとしたフォントなんです

どこから引っ張るかというと、”挿入タブ”から記号と特殊文字を選んでください

次の画面が出たら”フォント”のところから選べます

キャプチャ2

どれもとてもキャッチ―なので、無味乾燥な表にメリハリを付けるのにとても便利です

ちなみに下のお天気マークは”Webdings”っていうフォントから引っ張りました!

キャプチャ3

ちなみにWingdingsには2と3もあります

イラストのようなフォント!、一味違う資料作りをするのに、ぜひ活用してください!

次回はタイムラインについて解説します


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RPAとエクセルとの融合の可能性

今日は今、話題のRPAについて思いつくまま書きたいと思う

RPAの仕事をしていて、気づいた点は大きく3つある

1.万能ではない、少なくともAIではないし、ユーザーがシナリオを書けるというのは幻想

良く落ちるし、万能ではない。RPAのデモなんかの時には動画を用意している人も多いのでは・・・

それでもRPAを使うのは、一度タクシーの便利さを知ってしまったしまったと同じこと

落ちると分かっていても、あの面倒くさい処理が少しでも軽減できれば・・・と思うのは

弱い人間の常なのだと思います。

後、AIと勘違いしている人が多い。これは全く勉強不足

更に、よくユーザーが設定できる、というのも幻想。

「我が社ではユーザー主導でRPAを導入・・・」なんていうのは、IT部門とユーザー部門の中間に専門部署が

実はあったりする。後、会社によってITリテラシーも違うし

2.やっぱりエクセルは便利

話しを分かり易くする為に2つ、実際にあった話しをします

ある人がエクセルのデータを消去する仕組みをRPAで作成していました。

どうやってやるかというと””(空白)をセルに埋め込むシナリオを書くのです

当然、シナリオ作成するのに時間もかかるし、実際に処理も何十秒かはかかる

RPAでVBAを動かすなら、シナリオもVBAの記入もすぐだし、処理自体もすぐです。

 

あらゆるRPAのデモを行ったり、見たりしていて気づいたのは、人の心を動かすのは

RPAが人の代わりに行う点ではなく、その処理スピードです

つまり、処理スピードがないとRPAの魅力は半減するのです

 

処理スピードを上げる為にもVBAとの連携を進める必要があります

ちなみに、RPAの魅力の一つは開発も修正もすぐに出来ること。繰返しになってしまうが、

VBAを使えば更に開発スピードを上げることができる

 

話しを基に戻して実際にあった話の2つ目をすると

ある基幹システムからエクセルをアウトプットした後、ファイル名をつけるRPAを作成していたところ

エクセルファイル(保存を有効にする、の制限がかかっている)を保存する処理がどうしても安定しない

そこで、ダウンロードした後(これまたファイル名が変わる)にRPAによりフォルダ内のファイル名を取得し、

VBAでファイルを名前をつけてコピーする処理に変えたところ、相当な進歩を見せた

VBAといってもネットから2行ぐらいコピーしたもの・・・それでも効果は絶大

RPAはVBAを動かすもの・・・と割り切ってもいいくらいの確信を得た

3.RPAの醍醐味は業務改善

これまたエクセルの話し・・・

RPAを動かすには投入データが必要です。私は基本的にはエクセルで作成しています

投入データは当然、RPAでも読み取れるようにシンプルなものしなければなりません

当然、ユーザー(業務側)は悩みます。

 

ああしよう、こうしよう、そういえば、そもそもこれは要らないよね・・・

 

そう、ついついエクセル管理表などはメタボになりやすいのです

RPAがメタボに気づくいい機会になるのです

 

とりとめなく書き連ねましたが、少しでも皆さんのお役にたてば光栄です

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タイムライン&スライサー

ピボットテーブルはエクセルの重要スキルの一つです

この機能を使いこなせば集計は様々な切り口で行えます

但し、集計の切り口を瞬時に切り替えるのは少々面倒です

実はエクセルには”タイムライン”と”スライサー”という機能があり、この2つを使えば、瞬時に集計の切り口を変えられるようになります。そして何よりエクセル画面の見た目がとても楽しいものになります

今回はタイムラインについて解説します

1.タイムライン作成

まずは、下の画像の「タイムライン」のマークをクリックしてください

次にタイムラインを設定する項目を指定します

するとタイムラインがシート上に表示されます

2.集計単位を変える

表示されたタイムラインの右上にあるボタンをクリックしていけば、時間の集計単位を変更できます!

上のGIF画像では、集計単位を年⇒四半期⇒月⇒日と順に集計単位を変更しています

3.デザインをカスタマイズする

自分なりのデザインに変えたいという方は、タイムラインの上にカーソルを置いたままオプションボタンをクリックして下さい(直接タイムライン上からデザインは変えられません)

ここからデザインを変えるには2つ方法があります

➀既存のデザインを選ぶ

タイムラインにカーソルを当てながら、画面上のタイムラインタブを選択するとデザインが選択できるようになっています

下の画像の黄色に印を付けた箇所をクリックすると更に幅広くデザインが選択できるようになります

②既存デザインのカスタマイズ

既存のスタイルを複製してからカスタマイズする方法があります

下の画像のように、自分のイメージに近いデザインのところで「複製」をクリックします

すると変更画面が出てきます

上の画面で変更を行った後は、自分でカスタマイズしたスタイルを選択します

そのままだと、カスタマイズしたスタイルは適用されませんので注意が必要です

、、

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?

3のデザインのカスタマイズ以外は簡単だったと思います

デザインをカスタマイズする場合は、新デザインを設定した後、設定したスタイルを選択し直さなくてはいけないのが少し分かりにくいです

後はスマホ操作のように直感的に操作できるのでとても便利です

タイムラインを使うことで、集計の切り口を変える作業が楽になるだけでなく、何より見た目が楽しくなります。ぜひ積極的に活用してみてください

次回はスライサーについて解説します

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タイムライン&スライサー2

前回はタイムラインを使用して、ピボットテーブルの切り口を時系列で変える方法を解説しました

今回は時間の切り口以外を変える”スライサー”について解説します

スライサーの作成の仕方自体はとても簡単です。ピボットテーブル上にカーソルを置いたまま挿入タブから”スライサー”をクリックし、集計の切り口を選択するだけです

今回はデザインの変え方を中心に解説します

1.並び順を縦から横に変える

スライサーを作成すると、基本的には縦にデータが並びます

この並び方の方向を変えるにはエクセル画面上のタブからの操作が必要です

上の画像の列数を必要な分だけ足します

例えば、上の画像の列数1から3に変えます

すると、横に3列並ぶようになります

並び順の調整自体(上の画像例なら大阪、東京、名古屋に並び変えるなど)は過去記事をご確認下さい

2.ヘッダーの表示そのものを非表示にする

見出しや複数選択、選択リセットなどで構成されるヘッダー部分を非表示にしたいという場合もあります

その時にはエクセル画面上ではなく、スライサーのを右クリックしてから行います

表示された”スライサーの表示設定”をクリックしてください

ヘッダーの表示部分にチェックが入っているので、チェックを外しましょう

すると以下の様にヘッダーの表示がなくなっているはずです

3.色も含めて、デザイン設定自体をカスタマイズする

これはちょっと複雑で3段階の処理になります

➀既存のデザインを複製もしくは新しいデザインを選択する

②立ち上がった画面からデザインをカスタマイズする

③更に設定したデザインを選択する

ここがどうしても抜けやすくなります

ユーザー設定の箇所に新たなデザインが反映されていますので、ここから新たなデザインを選択してください

<まとめ>

今回はスライサーの設定について解説しました

スライサーを使う上で注意点が1点あります

時々、スライサー上に不明なデータが反映されていることがあります

その時には右クリック⇒スライサーの設定をクリックしてから、右下の”データのないアイテムを非表示にする”にチェックを入れましょう

次回は条件付書式でデータをグラフ表示にする方法を解説します

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条件付書式1~グラフのように使う~

条件書式はエクセル表などで、ある閾値を超えたら色を変えるなど、セルの値を引き立たせる目的でよく使用されていると思います

実はもっとグラフィックに使う方法があります

今回からの2回で、条件付き書式をグラフィックに使う手法を2つ紹介したいと思います

1.グラフのように活用する

2.アイコンを表示する

今回は1の”グラフのように活用する”を紹介します

1.グラフのように活用する

下のような一連のデータをグラフ機能を使わずに、条件付書式機能を使用してグラフと同じ様な表示にします

➀条件付き書式リボンで”新ルール”をクリック

まずは、条件付書式を設定したい範囲を選択したまま、下の画像の「新しいルール」をクリックします

②ルール設定画面で種類を”データバー”に指定する

設定条件が、”セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定”になっているのを確認します

③負の値と軸を指定する

データバーを指定した後は、負の軸を”セルの中間”に設定します

上の画像の「負の値と軸」をクリックした後、負の軸を”セルの中間”に設定します

セルの中間に設定しない場合には、負の値の位置が様々な位置になってしまいます

③”棒のみ表示”にチェックを入れる

①と②を行った段階では次の画像のようになっています

このままだとグラフっぽくないので、値を非表示にします

上記の画像で「棒のみ表示」のチェックを外すと次の画像のような表示になります

今回の解説は以上です

次回はアイコンを表示する方法について解説します

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条件付き書式2~アイコン表示~

前回は条件付き書式を使ってセルの中にグラフを作成する方法について解説しました

今回はセルの値に応じて、グラフィックなアイコンを表示する方法を解説します

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 17-3.jpg

では1~6まで順に解説していきます!

1.アイコンを表示する範囲を選択しておく

前回と同じ様にまずは、条件付書式を設定する範囲を選択します

2.”新しいルール”を選択する

条件付書式を設定する範囲を選択したら、ホームタブで「条件付書式」のマークをクリックします

次に下の画像のように「新しいルール」をクリックします

3.書式スタイルから”アイコン”を選択する

次に表示された画面では、書式スタイルを「アイコンセット」に指定します

4.アイコンスタイルを指定する

アイコンスタイルは実に色々な種類がありますが、今回は信号を選択します

5.値範囲を設定しま

値によってアイコンの表示を変えれるように、下の画像の値を設定します

上の画像では、0.5以上で緑の信号が表示できるようになります

ちなみに、上の画像の「数値」の箇所に黄色の印を付けておきました

こちらは通常では「%」の表示になっていますので、必ず「数値」に変えておきましょう

6.アイコンのみ表示

5で値を設定したら、下の画像のようになっています

セルの中に値がまだ表示されていますので、下の画像の「アイコンのみ表示」のチェックを外します

これで完成です!

<まとめ>

今回は、条件付書式でアイコンを表示する方法を解説しました

アイコンの種類は信号以外にも様々なものがあります

ぜひ色々と試してみてください!

次回からはカメラ機能について解説していきます

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ABC分析をエクセル力で改善する9

今回は今まで解説してきた内容を基にしてダッシュボードを作成しましょう

これまで解説してきた内容は大きく分けて2つです。
①ABCランクの区分を自由自在に設定する

ABC分析をエクセル力で改善する3

Gif1

②ABCランクの質と量が見やすいグラフを作成する

ABC分析をエクセル力で改善する6

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今回は上の2つの内容をダッシュボードで示せるようにしましょう(右半分は今回は割愛します)

29

 

1.ランク設定の内容を分かり易くする

ABCランクの設定条件を示しつつ(下の画像の上の枠)、詳細が見たくなったら直接、該当シートに飛べるようにします(下の画像の下の枠)

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(下の画像の上の枠)

ABCランクを設定したシートからテキストボックスを使って参照します

(セルの参照はテキストボックスの中でなく数式バーでおこなってください)

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ABC設定のシートではダッシュボードで参照できるようにTEXT関数を使ってデータを成形してあります

(TEXT関数を使わないと , も含めてうまく表示できません)

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(下の画像の下の枠)

挿入タブからリンクをクリックし該当のシート、セルを指定してください

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2.ピボットテーブルでABCランクの量と質を表示する

ぜひ以下の記事(特集)を参照してください。ピボットテーブルの見た目を変えるテクニックを紹介しています

ピボットテーブルの役割を変えよう

3.グラフを配置する

ABC、各グラフの位置が分かり易いように凡例の位置を上にして文字を大きくしましょう

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以上です、また次回お会いしましょう!

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ABC分析をエクセル力で改善する8

前回は双方向グラフ作成についての解説をしました

つまり、以下の3つのプロセスで作成を行えます

①第二軸を作成する

②両軸の範囲を揃える(-100%~100%)

③軸を反転する

今回はサンプルの”ABC分析・双方向グラフ”シートのようにピボットテーブルをデータ元にして実際に作成してみましょう

ちなみにピボットテーブルのデータ元は”Data”シートになります

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1.ピボットテーブルを作成したらピボットグラフを作成しましょう!

ピボットテーブルをデータ元としてグラフを作成しましょう!

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データの指定の仕方は普通のグラフを一緒です(詳細

ただ、グラフではなく”ピボットグラフ”をクリックしましょう!

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棒グラフを指定したら、分析タブからフィールドボタンを押して見栄えを変え、普通のグラフのようにしましょう!

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2.第二軸を指定する

商品数を表すグラフ上で右クリックして第二軸を指定しましょう!

これは前回通りです

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3.両軸の範囲を揃える(-100%~100%)

上下、双方向に伸びるグラフを同じ基準で作成しましょう

それぞれ軸の上で右クリックし、軸の書式設定で最小値と最大値を指定しましょう

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24]

 

4.第二軸を反転させしましょう

3と同じく軸の上で右クリックして「軸を反転する」にチェックを入れましょう

Gif11

5.軸を非表示にする

最後に軸を非表示にしてグラフの体裁を整えましょう!

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今回は以上です

次回は最終回です。ダッシュボード化について解説します

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ABC分析をエクセル力で改善する7

前回の最後に予告したように、今回は、ABC分析のランク付けが量と質、双方の観点からどのようになっているのかが分かり易いグラフを作成します

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最初に、今回のグラフ作成にあたっての最大のポイントを解説します

下のGIFの右下に注目してください

Gif11

軸を反転させているのです!

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今回は反転に関して、追加で2つポイントを解説して終了します

1.第二軸を設定する

まずは棒グラフを作成します

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下の画像のように第二軸を指定します

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2.軸の範囲を第一軸と第二軸で揃える

第一軸、第二軸ともに-100%~100%で揃えましょう!

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今回は以上です!

次回からダッシュボード作成も絡めて実際にサンプルデータを使用してグラフを作成しましょう!
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