タグ別アーカイブ: ダッシュボード

意外なエクセル術 ~グラデーショングラフ~

過去にも数字を魅せるグラフ術の中で紹介していますが、

好評なので、要約版として記事を書きます

Gif1

とてもインパクトがあって数字の持つ意味がそのまま伝わってきそうです

作り方自体は実はそれほど難しくはありません

2つのグラフを重ねることで”透明な部分”と”透明でない部分”を生み出します

エクセルには標準機能で、グラフを重ねる機能があります

下の図の「追加」を押すと、グラフの元データを追加することができます

上の図の画面は、グラフの上で右クリックし「データの選択」をクリックすると表示することができます

組み合わせる2つのグラフは、以下の画像のような感じになります

5

ちなみに左のグラフはドーナツグラフです。20個均等になるようにグラフのパイを作成します

右側のグラフは、下の図のように図形のぬりつぶしを使います

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いかがでしょうか?作成の仕方のイメージはできたでしょうか?

もし、分からないことがあればぜひ、こちらの記事を参照してみてください!

では!また次回

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関数をマスターする11~エクセル数式検証・機能

エクセルダッシュボードでは関数の中に関数を組み込む(ネスト)機会がとても多くなります

つまり、関数の結果を直接的には検証できないことになります

下の画像のようにINDEX関数の中にMATCH関数を使用しているケースなどは典型です

こんな時に”東京”という出力結果が想定した結果でなかった場合には

INDEX関数が悪かったのか?

MATCH関数が悪かったのか?

が分かりません

そんな時に、MATCH関数を書き直すところから検証を行っていたら非効率です

キャプチャ2

そんな時には数式タブにある”数式の検証”機能を使いましょう

この機能では、段階的に数式の内容を表示してくれます

下の画像は検証画面を開いた状態です

ここから黄色の印をつけた「検証」を押してみます

すると、MATCH関数の中味の一部が表示されます

更に、「検証」を押してみます

今度は、完全にMATCH関数の中味が表示されます

そして、もう一度「検証」を押すと完全に数式の中味が表示されます

このように、数式の検証・機能を活用すると段階的に数式の内容を表示してくれるので、数式の検証が行いやすくなります

関数を組み合わせている場合などは、とても便利なのでぜひ活用してください

詳細は動画にて確認できます

次回は特殊フォントついて解説します

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条件付書式1~グラフのように使う~

条件書式はエクセル表などで、ある閾値を超えたら色を変えるなど、セルの値を引き立たせる目的でよく使用されていると思います

実はもっとグラフィックに使う方法があります

今回からの2回で、条件付き書式をグラフィックに使う手法を2つ紹介したいと思います

1.グラフのように活用する

2.アイコンを表示する

今回は1の”グラフのように活用する”を紹介します

1.グラフのように活用する

下のような一連のデータをグラフ機能を使わずに、条件付書式機能を使用してグラフと同じ様な表示にします

➀条件付き書式リボンで”新ルール”をクリック

まずは、条件付書式を設定したい範囲を選択したまま、下の画像の「新しいルール」をクリックします

②ルール設定画面で種類を”データバー”に指定する

設定条件が、”セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定”になっているのを確認します

③負の値と軸を指定する

データバーを指定した後は、負の軸を”セルの中間”に設定します

上の画像の「負の値と軸」をクリックした後、負の軸を”セルの中間”に設定します

セルの中間に設定しない場合には、負の値の位置が様々な位置になってしまいます

③”棒のみ表示”にチェックを入れる

①と②を行った段階では次の画像のようになっています

このままだとグラフっぽくないので、値を非表示にします

上記の画像で「棒のみ表示」のチェックを外すと次の画像のような表示になります

今回の解説は以上です

次回はアイコンを表示する方法について解説します

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条件付き書式2~アイコン表示~

前回は条件付き書式を使ってセルの中にグラフを作成する方法について解説しました

今回はセルの値に応じて、グラフィックなアイコンを表示する方法を解説します

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 17-3.jpg

では1~6まで順に解説していきます!

1.アイコンを表示する範囲を選択しておく

前回と同じ様にまずは、条件付書式を設定する範囲を選択します

2.”新しいルール”を選択する

条件付書式を設定する範囲を選択したら、ホームタブで「条件付書式」のマークをクリックします

次に下の画像のように「新しいルール」をクリックします

3.書式スタイルから”アイコン”を選択する

次に表示された画面では、書式スタイルを「アイコンセット」に指定します

4.アイコンスタイルを指定する

アイコンスタイルは実に色々な種類がありますが、今回は信号を選択します

5.値範囲を設定しま

値によってアイコンの表示を変えれるように、下の画像の値を設定します

上の画像では、0.5以上で緑の信号が表示できるようになります

ちなみに、上の画像の「数値」の箇所に黄色の印を付けておきました

こちらは通常では「%」の表示になっていますので、必ず「数値」に変えておきましょう

6.アイコンのみ表示

5で値を設定したら、下の画像のようになっています

セルの中に値がまだ表示されていますので、下の画像の「アイコンのみ表示」のチェックを外します

これで完成です!

<まとめ>

今回は、条件付書式でアイコンを表示する方法を解説しました

アイコンの種類は信号以外にも様々なものがあります

ぜひ色々と試してみてください!

次回からはカメラ機能について解説していきます

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ABC分析をエクセル力で改善する1

https://analytic-vba.com/%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%bb%e3%83%ab%e5%88%86%e6%9e%90/post-2018/世の中に山とある分析方法の中で、一番多く有効活用されているのはABC分析だと思います

但し、何事にもメリット・デメリットがあります

この講座ではABC分析のメリットを生かしつつ、デメリットを克服し、実践的な活用を目指します

そして、

”この”実践的な活用ができるように手法を改善していく過程を通じて本質的な”エクセル力”を習得することもあわせて狙っていきます

ちなみにこの講座は”ストアカ”で実際に実施した講座のWeb版になります

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受講者の方のフィードバックを基にしてエッセンスが凝縮された講座にしたいと思っています

今回は1点、先行してポイントを1点、解説したいと思います

ABC分析に限らず、他の分析でも同様に”如何に効率よくデータを区分するか”というのが大きなポイントになります

そして、必ず、”どの範囲で区切るか”という試行錯誤が起こります

その試行錯誤が簡単に行えるとと、ても分析作業の効率が飛躍的に向上します

下の例はデータの全体をある指標を基にして上位から区分し、各データにA、B、Cとラベルを付けているところです

詳細は後の回で後述しますが、従来のABC分析の手法だとラベルをつけるのに複数のステップが必要で、データが1つ追加されただけでも最初からやり直しになります(下の例では販売個数10,000のデータが2つ追加されていますが、自動的にランクAのラベルが付いています)

Gif1

この講座では、この試行錯誤を簡単な3つの仕組みを組み合わせるだけで簡単に行えるようにします

そして、最終的には下のようなエクセルダッシュボードを作成します

GIF2

従来のパレード図より、ABCランクの違いが明確に分かるようになり、実践的な情報を提供できるようになります!

それではまた次回

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意外なエク条件条件付き書式をグラフのように活用する

先日、村田諒太チャンプの防衛戦を見ました。

プレッシャーのかかる初防衛戦を見事なKOで飾りました

前途洋々な村田チャンプですが、去年の世界初挑戦した時の判定はひどいものでした

採点表を見て、いかにおかしい採点だったかを分析しようとしたところ、改めてボクシングの採点が分かりにくいということを感じました

ボクシングの採点は10-9、8-10といった形で数字を振り分けるのですが、この振分けの羅列を見てもなかなかピンと来るものがないので、条件付き書式を使い、以下のような形にしました

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条件付き書式のデータバーを活用し、グラフの様な形でラウンド毎の数字の振分けを、1、-1,2、-2という形でデータ化した上で視覚的に分かるようにしています

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ポイントは値がマイナスの時です

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マイナスの時に色を変えておかないと、+との違いが視覚化できません

上記の仕組みはスパークラインの勝敗と同様のものですが、スパークラインよりカスタマイズが効きます

では、ぜひ、データを視覚化するプロセスを楽しんでください

グラフを魅せるエクササイズ_1~合計の表示~

今回から、数回、白黒で作成しても瞬時に分かり易くなるまで、グラフをシンプルにするエクササイズを行います

 

第1回目は積上げグラフの合計を分かり易くします

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上のグラフだと積み上げグラフの合計はそれぞれの年度で左の軸を参照しなくてはなりません

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ですから、積み上げグラフの上に”合計”をデータラベルとして表示し、軸と目盛線は取り除いて表示される情報を最小限にします

 

上のグラフを下のグラフにする為の手順は3つあります

1.合計の値を積み上げグラフに追加する

2.1を散布図(グラフ)に変更する

3.散布図を非表示にし、データラベルだけ表示するようにする

 

1.合計の値を積み上げグラフに追加する

データの元に各データの合計を算出した上で、グラフ上で右クリックし、更に”データの選択”をクリックする

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上の画像における”追加”をクリックし、合計の範囲を追加します

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*ちなみに、系列名もきちんと選択しておきましょう。で楽になります(後述)

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以上の処理にひょりグラフは下のような状態になっているはずです

(合計のデータラベルは表示されていますか?されていなかったらデータラベルを表示させておいてください)

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2.1を散布図(グラフ)に変更する

グラフの上で右クリックして”グラフの種類の変更”をクリックする

更に、下の図のように合計のグラフ種類を変更する

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3.散布図を非表示にし、データラベルだけ表示するようにする

合計の値(データラベル)が表示されたと思います

ここからは3つ、調整を行いましょう

①ラベルの位置は”上”にし、フォントのサイズなどを調整しましょう

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②散布図のマーカーは不必要なので消しましょう

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上手く散布図のマーカーが表示されない、もしくは選択できない場合には

下の▼のボタンを押し、合計(系列)を選択しましょう

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③無駄な情報を削除する

・凡例の合計を削除する

・軸を削除する

・目盛線を削除する

 

下の様になりましたでしょうか?

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では次回は凡例を見やすくするエクササイズを行います

グラフを魅せるエクササイズ_3~最大な値を強調する~

今回は関数を使ってグラフを”動的”にします

GIF1

MAX関数とIF関数、この2つの関数を組み合わせて、最大な値を強調する仕組みを作ります。

ポイントは2つあります。データの工夫とグラフ自体の工夫です

2つのポイントに沿う形で、演習ファイルにあるグラフを変更していきましょう!

1.最大の値を別途、データ追加する

GIF2

上の例で言えば、売上が一番高かった地区(東京、大阪、名古屋)だけ最大値の列に”最大値”を表示するようにします。逆に言えば、最大値でなければ””(空白)が入力されているようにします

最大値の列に入力する数式は以下です

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IF式の中にMAX関数を入れるのですが、MAX関数と売上(C列)と同じなら、C列を、そうでなければ””を出力するようにします

例えば、売上が最大の場合は下のような数式の検証内容になり、

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そうでない場合は以下のような検証結果になります

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2.グラフに最大値を追加、及び重ねる処理をする

まず、上のデータの最大値(D列)をグラフに追加しましょう

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そして、追加された最大値を表示した棒グラフの色を濃くしておいた後に、下のGIFのように”系列”の重なり”を100%にしておきましょう

GIF3

これで最大値を強調するグラフが完成です

それではまた次回!

ExcellentなDashboard作成演習#3 ~ボダン活用 7回目~

前回はこちらから

 

今回は、カメラ機能の詳細を解説した後に、カメラで映すセル範囲の名前作成と各社の画像が位置するセル範囲の名前を作成します。名前を作成する際にも便利な方法がありますので今回紹介します。そして最後に”画像を変更する仕組み”を完成しましょう

 

1.カメラ機能の詳細

画像があるシートで、画像があるセルにカーソルを置き、カメラのアイコンをクリックした後にどこか適当なところをクリックしてください

そうすると画像があるセルが映し出されます。これはあくまで”セルの内容”が映し出されており、画像が映し出されているわけでないことにご注意下さい

GIF6

数式バーに目を向けて頂けくと、”=(セル番号)”となっていることをご確認ください(上のGIFでいうと=$B$7)。この=(セル番号)は後で2で作成する”名前”に変更します

 

カメラ機能で作成された画像は必要に応じてトリミングをして不必要な部分を切り取っておきましょう(塗りつぶし、線なども”なし”にしておきましょう)

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2.名前を簡単に作成する

名前を付けたいセル(画像)に見出しを付けておけば、”選択範囲から名前を作成”により簡単に名前を付けることができます

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これで各社の画像に名前が付きました

次はカメラ機能と連動する”名前”を付けましょう

ここからは5日目2.名前を付けた範囲を間接的に参照するの内容を思い出しましょう

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この時は名前の参照範囲にINDIRECT関数を埋め込み、Bセルに入力される”挨拶”や”Greeting”などの名前により間接的に範囲を参照しました

 

今回も同じように名前が変わる範囲(セル)をINDIRECT関数で参照します

*サンプルの”画像”と区別する為、違った名前にします

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③完成!

①で作成したカメラの画像の数式を変更しましょう!

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変更が終わったらPresentationシートに移動しましょう(コピーでも構いません)

GIF7

大きさを整えたら完成です

では8回目でお会いしましょう!

 

 

ExcellentなDashboard作成演習#3 ~ボダン活用 6回目~

前回はこちらから

前回、INDIRECT関数について理解して頂いたところで、オプションボタンの選択により表示する会社の画像を変える仕組みを全体を解説します!

その前に、エクセルにカメラ機能を設定しておいてください

今回、解説する仕組みは以下のような参照の流れで構成されています

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①オプションボタンから番号(1~3)を出力する(計算シートにて)

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②①の番号をINDEX関数を使用して”会社名”にする

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③名前”画像”がB7の内容を受け取る

*画像の範囲がカメラで出力する範囲です

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④画像に埋め込まれたINDIRECT関数がB7セルの内容(各画像の名前)により、各画像が位置するセルを参照する

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次回は、カメラ機能の詳細を解説した後に、③のカメラで映すセル範囲の名前作成と④の各画像が位置するセル範囲の名前を作成しましょう